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南部バプテスト派出身初の米大統領、日曜学校で長年奉仕 ジミー・カーター氏の信仰

2025年1月3日20時55分
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関連タグ:ジミー・カーター南部バプテスト連盟(SBC)ジョー・バイデンドナルド・トランプビリー・グラハム米国
南部バプテスト派出身初の米大統領、日曜学校で長年奉仕 ジミー・カーター氏の信仰+
歴代最高齢の米大統領経験者として、100歳で亡くなったジミー・カーター氏(写真:バプテスト・プレスのフェイスブックより)

米国のジミー・カーター元大統領が昨年12月29日、死去した。100歳で、歴代最高齢の大統領経験者だった。

カーター氏は南部ジョージア州プレーンズの自宅で、日曜日だったこの日の午後、家族に見守られながら安らかに亡くなった。遺された家族には、4人の子ども、11人の孫、14人のひ孫がいる。妻のロザリンさんは2023年11月に96歳で亡くなっていた。

1924年にプレーンズで生まれたカーター氏は、海軍兵学校を卒業後、海軍の潜水艦隊に入隊。退役後は家業のピーナッツ栽培に従事した。人種差別に反対し、公民権運動を支持したカーター氏はその後、民主党の活動家となり、政治の世界に入った。

大統領就任前はジョージア州知事を務め、人種と男女の平等を主張した。1977年、第39代大統領に就任。南部バプテスト派(米最大の保守派プロテスタント教派)出身初の大統領で、自身の信仰について、他の大統領よりもよりオープンに語った。しかし、次の大統領選で、共和党のロナルド・レーガン氏に敗れ、4年1期でホワイトハウスを去った。

退任後、平和と民主主義の推進を目的とした非営利団体「カーターセンター」を設立。その活動が認められ、2002年にはノーベル平和賞を受賞した。

間もなく退任するジョー・バイデン大統領は、X(旧ツイッター)への投稿(英語)で次のように述べた。

「カーター氏を見ると、われわれの時代だけでなく、全ての時代を代表する人物の姿が見えてくる。それは、われわれが決して失ってはならない最も基本的な人間の価値観を体現した人物だ。彼のような人物は二度と現れないかもしれないが、われわれ全員がもう少しカーター氏のようになれるよう努力するのは良いことだ」

ホワイトハウスを去った後、カーター氏とロザリンさんは、貧困層への住宅支援を行うキリスト教慈善団体「ハビタット・フォー・ヒューマニティー」で数十年間ボランティア活動を行った。同団体のジョナサン・レックフォード最高責任者(CEO)は声明(英語)で、カーター夫妻が「信じられないほどの影響」を与えたと語った。

「カーター氏の死去に深い悲しみを覚え、カーター家のために祈りをささげます」

南部バプテスト派出身初の米大統領、日曜学校で長年奉仕 ジミー・カーター氏の信仰
ハビタット・フォー・ヒューマニティーで活動するカーター氏(写真:同団体のホームページより)

「カーター夫妻は40年以上前にジョージア州南西部の自宅近くでハビタット・フォー・ヒューマニティーのボランティア活動を始めました。すると直ちに、適切で手頃な住宅の必要性に対し、世界的な注目が集まるようになりました」

「私たちは、カーター夫妻がハビタット・フォー・ヒューマニティー、また、彼らの輝かしい模範から恩恵を受けた家庭に対する、その信じられないほどの影響に感謝しています。カーター夫妻は、ハビタット・フォー・ヒューマニティーの名が世に知られるようにしました。彼らの遺産は、私たちが支援する世界中の全ての家庭の中に生き続けています」

カーター氏はその生涯で30冊以上の著書を執筆した。その中には、『アブラハムの血筋―中東への洞察』『生きた信仰』『強さの源―生きた信仰のための聖書の黙想』『危機に瀕した私たちの価値観―米国の道徳的危機』『NIV(新国際訳聖書)ライフバイブルからの教訓―ジミー・カーターとの個人的な考察』『行動への呼びかけ―女性、宗教、暴力、権力』『信仰―全ての人のための旅』(いずれも英語)など、信仰と道徳を主題とした著書が多数含まれている。

ドナルド・トランプ次期大統領は、自身のSNS「トゥルースソーシャル」への投稿(英語)で、「私は哲学的にも政治的にも彼と全く意見が合わなかったが、彼がわが国とその理念を心から愛し、尊重していたことは理解していた」と述べた。

「彼は米国をより良い場所にするために懸命に働いた。そのことに対して、私は彼に最大限の敬意を払っている。彼は本当に良い人で、もちろん(その死は)とても惜しまれることだろう。また、大統領執務室を去った後も、他のほとんどの大統領よりもはるかに大きな影響力を持っていた。(妻の)メラニアと私から、彼の素晴らしいご遺族に心からお悔やみ申し上げる」

公民権運動家で南部バプテスト派の牧師でもあるジェシー・ジャクソン氏が設立した非営利団体「レインボー・プッシュ連合」は、フェイスブックへの投稿(英語)で、カーター氏が「絶望のあるところに希望を、無関心なところに愛を与え、数え切れないほどの人々の人生に影響を与えた」と述べた。

「カーター氏は信仰を貫き、謙虚さ、奉仕、愛こそが変化をもたらす最も強力な力であることを証明した」

南部バプテスト派出身初の米大統領、日曜学校で長年奉仕 ジミー・カーター氏の信仰
ジャクソン氏(左)と抱き合うカーター氏(右)(写真:レインボー・プッシュ連合のフェイスブックより)

カーター氏は1979年、当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世を、歴代大統領として初めてホワイトハウスに迎え入れた。また、地元プレーンズのマラナタ・バプテスト教会で長年にわたり日曜学校を指導し、がんに罹患する2015年まで子どもたちを教え続けた。

2000年には南部バプテスト派との決別を表明するが、その理由の一つは同派が女性の牧師任命を拒否していたことだった。

「妻は夫に従うべきだと彼らが引用している聖句はよく知っています」。カーター氏は当時そう言い、次のように語っていた。

「私の意見では、これは聖書が示す意味を歪曲しています。私は個人的に、聖書は神の目に全ての人は平等であると言っていると感じています。私は個人的に、女性は教会でキリストに仕える上で完全に平等な役割を果たすべきだと感じています」

南部バプテスト派出身初の米大統領、日曜学校で長年奉仕 ジミー・カーター氏の信仰
マラナタ・バプテスト教会で話すカーター氏(写真:同教会のフェイスブックより)

カーター氏は、大衆伝道者の故ビリー・グラハム氏と親しい関係にあり、その伝道活動を助け、時にはゲストとして講演も行った。

ビリー・グラハム伝道協会(BGEA)は、カーター氏の死去を受けて声明(英語)を発表し、その「神への強い信仰」を称賛した。

1960年代後半、グラハム氏はジョージア州で人種の異なる人々が参加する福音映画を用いた伝道集会を計画していたが、その先頭に立ってくれる人物を必要としていた。その役割を引き受けたのが、カーター氏だった。

グラハム氏は後に、カーター氏は「(伝道集会の)責任者を務める勇気を持った唯一の人物だった」と話している。

カーター氏の指導の下、その翌年には地元の劇場で伝道集会が開かれ、さまざまな人種の人々が並んで座り、共に福音映画を鑑賞した。そして、何百人もの人がキリストに対する決心をし、ひざまずいて祈った。

カーター氏は1994年、同州アトランタで開かれたグラハム氏の伝道集会で、この時の体験について語った。

南部バプテスト派出身初の米大統領、日曜学校で長年奉仕 ジミー・カーター氏の信仰
グラハム氏(右端)が1973年にアトランタで開いた伝道集会に参加するカーター氏(右から2番目)と妻のロザリンさん(同3番目)。カーター氏はこの集会で名誉会長を務めた。(写真:BGEA)

「(同州の)主要な教会に行ったとき、どこも私たちを中に入れてくれませんでした。それで私たちは廃校になった校舎の地下に行き、そこで人種的に隔たりのない計画会議を開いたのです」

グラハム氏の息子で、現在BGEAの総裁を務めるフランクリン・グラハム氏は、カーター氏と父親は「親密な関係にあった」と述べ、2007年に行われたビリー・グラハム図書館の開館式にカーター氏が出席したことは「光栄なことだった」と話した。

その上で、「彼の家族は皆さんの祈りに感謝することを私は知っています」と述べ、遺されたカーター氏の家族のために祈るよう呼びかけた。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ジミー・カーター南部バプテスト連盟(SBC)ジョー・バイデンドナルド・トランプビリー・グラハム米国
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