Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 全般
同性愛・LGBTQ

キリスト教的道徳観の押し付けや非難ではなく 教会は「性」の問題に聖書的な応答を

2024年10月8日16時36分
  • ツイート
印刷
関連タグ:第4回ローザンヌ世界宣教会議ローザンヌ運動英国国教会福音主義(福音派)同性愛LGBTQ
キリスト教的道徳観の押し付けや非難ではなく 教会は「性」の問題に聖書的な応答を+
第4回ローザンヌ世界宣教会議で講演する英国国教会の司祭であるボーン・ロバーツ氏=9月23日、韓国・仁川(インチョン)で(写真:ローザンヌ運動)

9月22日から28日にかけ、韓国・仁川(インチョン)で開催された第4回ローザンヌ世界宣教会議で、英国国教会の司祭であるボーン・ロバーツ氏が講演した。

ロバーツ氏は、英国国教会の中でも福音主義的な立場を取るセントエベス教会(オックスフォード教区)の牧師を25年以上務めている。また、米国を中心とする福音派指導者が、性的指向などの問題について2017年に発表した「ナッシュビル宣言」にも初期署名者の一人として名を連ねている。

2日目の23日に講演したロバーツ氏は、1960年代に起こった「性の革命」が今や世界中で「勝利」を収めているような状況の中、キリスト者は沈黙してはならないと訴えた。その一方で、キリスト教的道徳観の押し付けや、他者を非難することに解決はないとも語った。

ロバーツ氏は、福音派を中心に世界200以上の国・地域から集まったキリスト教指導者約5千人を前に、性の革命は「私たちの文化における家族生活にほぼ完全な崩壊」をもたらし、家族や子どもたちに「壊滅的な影響」を与えていると語った。

「皮肉なことに、性の革命は、それが最も推進しようとしていた自己実現さえももたらしていません。若い世代を見てください。彼らは、孤立し、混乱し、不安を抱えた世代です。私が学生だった時代には、自分が何を勉強するかを決める必要がありました。しかし、今の若者たちは、自分の性別や性的指向をどうするかを決めるよう求められているのです」

キリスト教的道徳観の押し付けや非難ではなく 教会は「性」の問題に聖書的な応答を
講演するロバーツ氏(写真:同上)

その上で、この問題に対する答えは、キリスト教的道徳観の押し付けや、他者を非難することにあるのではなく、謙虚さと思いやりをもってキリストの愛を世界に提供することにあると語った。また、同性に引かれる経験をしたことがあると明かしたロバーツ氏は、キリストの愛によって変えられたことを回想し、次のように話した。

「保守派の人々は、悔い改めや聖性を重んじる傾向があります。しかし私たちは、キリストが私たちの元に来られて、与えてくださった素晴らしい関係よりも、道徳的な規則に重点を置き過ぎることが多過ぎるのです」

「私は突然、キリスト教的道徳観に心を奪われ、興奮したわけではありません。私が心を奪われ、興奮したのはキリストです。私はキリストを愛しました。そして、キリストを愛しているからこそ、キリストのために生きたいと思ったのです。ですから、私たちはキリスト教的道徳観を第一に世界に提供する必要があるのではなく、聖書の物語、つまり愛の物語を提供する必要があるのです」

「兄弟姉妹の皆さん、道徳を説くだけではいけません。もちろん、説教で非難を言うだけでもいけません。キリストの御名の栄光のために、キリストを説き、キリストを生きましょう」

講演の後半には、異なる信念や慣習を持つ人々との関わり方を意識するよう求めた。

「そのような人々は西欧だけ、非西欧だけにいるわけではありません。この会議にもいます。皆さんの国にもいます。皆さんの教会にもいます。そして、あまりにも多くの人々が、拒絶されることを恐れ、自分たちが感じている苦悩について率直に話すことができないと感じているのです」

「兄弟姉妹の皆さん、教会でこれらの問題について語る際は常に、あなたが話題にしている人々がその場にいることを忘れないでください。あなたが話すときの口調や態度は、正直に心を開いて話すように相手を促すものでしょうか。それとも、恥や罪悪感の温床となるだけの秘密で孤独な立場へと相手を追い込むものでしょうか」

性の革命の影響が至る所で見られる中、ロバーツ氏は、キリスト者が安住できる場所は世界のどこにもないだろうと語った。そして、全ての教会が、変化に対応する準備を整えることが急務だとした。

「私たちの教会は、何としても沈黙を破る必要があります。私たちには、共有すべき良き知らせがあるのです」

キリスト教的道徳観の押し付けや非難ではなく 教会は「性」の問題に聖書的な応答を
福音派を中心に世界200以上の国・地域から約5千人のキリスト教指導者が参加して開かれた第4回ローザンヌ世界宣教会議の様子=9月22日(写真:同上)

その上で、性の革命がより進む西欧で、聖書に忠実であり続けようとしているキリスト者のために、非西欧のキリスト者が祈るよう促した。また同じく、非西欧のキリスト者が聖書に忠実であり続けることができるように、西欧のキリスト者が祈るように呼びかけた。

ロバーツ氏はまた、妥協という誘惑に屈しないよう教会に警鐘を鳴らした。世の中に迎合する修正主義的な教会は「衰退末期にある」と警告し、そのような「適応」は宣教的に非効率であるばかりでなく、神学的整合性も欠いているとした。

第4回ローザンヌ世界宣教会議は、米大衆伝道者の故ビリー・グラハム氏の呼びかけで生まれた福音派の世界宣教ネットワーク「ローザンヌ運動」の4回目の世界大会。1974年にスイス・ローザンヌで第1回大会が開かれたことで、この呼称が付けられた。今大会は、2010年に南アフリカ・ケープタウンで開かれた第3回大会以来14年ぶりの大会で、ローザンヌ運動誕生50周年の記念の大会でもあった。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:第4回ローザンヌ世界宣教会議ローザンヌ運動英国国教会福音主義(福音派)同性愛LGBTQ
  • ツイート

関連記事

  • ローザンヌ運動、「ソウル宣言」の同性愛に関する一部表現を修正

  • 英国の著名福音派伝道者、同性カップルの祝福認めた英国国教会を脱退

  • 英国国教会、同性カップルの祝福をさらに進める動き 総会で動議可決も懸念の声根深く

  • 米プロテスタント牧師の大半が同性婚に反対、主流派でも同性婚への支持が失速

  • アフリカン・メソジスト監督教会、総会で同性婚禁止を再確認

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.