Skip to main content
2025年10月16日18時52分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
古代東方大秦景教旅行写真記

古代東方大秦景教旅行写真記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3)聖ガブリエル修道院 川口一彦

2023年11月17日17時38分 コラムニスト : 川口一彦
  • ツイート
印刷
関連タグ:川口一彦景教

一行が次に訪問したのは397年建設の聖ガブリエル修道院施設で、膨大な敷地に幾つかの礼拝室や講義室、宿泊施設などがあった。施設案内の担当者が私たちを歓迎してくださり、迎賓室で修道院の歴史を聞き、重要で貴重な施設を案内された。

これらの施設内でもマリア立像はなく、礼拝室では聖書と賛美歌で礼拝していた。私は景教碑の下部にあるシリア文と上部の扁額部分の拓本を贈呈した。すると大変貴重なシリア語の聖書と修道院概要の出版物を数冊頂くことができた。

修道院の位置はニシビス(ヌサイビン)の北に位置し、丘の上に建てられている。

古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
修道院の前景
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
「聖ガブリエル修道院(西暦397年)」(上はシリア語、下はトルコ語)
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
玄関
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
礼拝で香炉を振る青年
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
種々の十字が見られた。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
「逝去した者の部屋」
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
「ガブラ」(男子トイレ)
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
「ネシャア」(女子トイレ)
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
案内がシリア語で彫られていた。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦

聖ガブリエル修道院は、西暦397年に建てられた。ここは現在も活動していて、修道院の生活様式と伝統を保ち、生かし続けている世界で最も古く希少な修道院の一つだ。シリア正教会の最も重要かつ古代の宗教の中心地の一つであり、トルコだけでなく世界の歴史的、文化的遺産の中でも最も貴重な傑作の一つだ。

シリア正教会のために訓練された、知識豊富で賢明な聖職者を擁するユニークな典礼神学教育センターとなっている。人々が祈り、祝福を受けるために訪れるこの修道院は、西暦615年から現在に至るまでトゥラブディン都市圏の精神的な行政の中心地で、重要な歴史的および文化的価値があり、私たちのように世界中から観光客が訪れている。

またこの地は、古代はローマ帝国とペルシア帝国のはざまで帝国同士が対立する中、迫害を受けたり、逃亡を経験したりして発展してきた。現在はこの地域に60以上のシリア正教の修道院があるといわれる。

古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
施設内には見学者や観光客が来ていた。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
正門から眺めた町の風景
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
帰路、閉門寸前を写す。

この表は、古代の教会会議からの立場の違いや発展、流れをまとめたもの。

古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦

20世紀になって、東方正教会とシリア正教会はキリスト論について話し合い、過去に言葉の違いはあったものの、まことの神が人となられたキリストの「神性・人性は融合も変化もなく、分割も分離もなく一つで、受肉において完全に結合されたキリストは唯一の神の子、主であり救い主である」との同じ認識に至ったといわれる。

<<前回へ     次回へ>>

※ 参考文献
『古代シリア語の世界』(イーグレープ、2023年)
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
『景教碑の風景』(シリーズ「ふるさと春日井学」3、三恵社、2022年)

【著者の最新刊】
『古代シリア語の世界』(イーグレープ、2023年)

古代東方教会遺跡巡り旅行記(14)メソポタミアの地トルコの東方教会(2) 川口一彦

◇

川口一彦

川口一彦

(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市生まれ。愛知福音キリスト教会宣教牧師、基督教教育学博士。聖書宣教、仏教とキリスト教の違い、景教に関するセミナーなどを開催。日本景教研究会(2009年設立)代表、国際景教研究会・日本代表を務める。季刊誌「景教」を発行、国際景教学術大会を毎年開催している。2014年11月3日には、大秦景教流行中国碑を教会前に建設。最近は、聖句書展や拓本展も開催している。

著書に 『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年)、『仏教からクリスチャンへ―新装改訂版―』『一から始める筆ペン練習帳』(共にイーグレープ発行)、『漢字と聖書と福音』『景教のたどった道』(韓国語版)ほかがある。

【川口一彦・連絡先】
電話:090・3955・7955 メール:[email protected]

フェイスブック「川口一彦」で聖句絵を投稿中。また、フェイスブック「景教の研究・川口」でも情報を発信している。

■ 【川口一彦著書】(Amazon)
■ 【川口一彦著書】(イーグレープ)

■ HP:景教(東周りのキリスト教)
■ フェイスブック「川口一彦」
■ フェイスブック「景教の研究・川口」

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:川口一彦景教
  • ツイート

関連記事

  • 古代東方大秦景教旅行写真記(14)メソポタミアの地トルコの東方教会(2)聖アキスノヨ教会 川口一彦

  • 古代東方大秦景教旅行写真記(13)メソポタミアの地トルコの東方教会(1) 川口一彦

  • 古代東方大秦景教旅行写真記(12)南インドの使徒トマス遺跡(2) 川口一彦

  • 古代東方大秦景教旅行写真記(11)南インドの使徒トマス遺跡(1) 川口一彦

  • 古代東方大秦景教旅行写真記(10)中央アジア、キルギス国の遺跡(5) 川口一彦

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 花嫁(35)古い人を脱ぎ捨てて 星野ひかり

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • 都合の悪いお言葉(その1) マルコ福音書10章1~12節

  • 栄光への脱出の道 穂森幸一

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(5)妥協せず、信仰を働かせる 加治太郎

  • ワールドミッションレポート(10月16日):タイ 傷と裏切りからの癒やし アドゥルの証し

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • マルコの証言を通してイエスと出会う90分 「マルコドラマ」日本で初上演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(14)哲学と聖書(前半) 三谷和司

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.