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古代東方大秦景教旅行写真記

古代東方大秦景教旅行写真記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3)聖ガブリエル修道院 川口一彦

2023年11月17日17時38分 コラムニスト : 川口一彦
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関連タグ:川口一彦景教

一行が次に訪問したのは397年建設の聖ガブリエル修道院施設で、膨大な敷地に幾つかの礼拝室や講義室、宿泊施設などがあった。施設案内の担当者が私たちを歓迎してくださり、迎賓室で修道院の歴史を聞き、重要で貴重な施設を案内された。

これらの施設内でもマリア立像はなく、礼拝室では聖書と賛美歌で礼拝していた。私は景教碑の下部にあるシリア文と上部の扁額部分の拓本を贈呈した。すると大変貴重なシリア語の聖書と修道院概要の出版物を数冊頂くことができた。

修道院の位置はニシビス(ヌサイビン)の北に位置し、丘の上に建てられている。

古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
修道院の前景
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
「聖ガブリエル修道院(西暦397年)」(上はシリア語、下はトルコ語)
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
玄関
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
礼拝で香炉を振る青年
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
種々の十字が見られた。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
「逝去した者の部屋」
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
「ガブラ」(男子トイレ)
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
「ネシャア」(女子トイレ)
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
案内がシリア語で彫られていた。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦

聖ガブリエル修道院は、西暦397年に建てられた。ここは現在も活動していて、修道院の生活様式と伝統を保ち、生かし続けている世界で最も古く希少な修道院の一つだ。シリア正教会の最も重要かつ古代の宗教の中心地の一つであり、トルコだけでなく世界の歴史的、文化的遺産の中でも最も貴重な傑作の一つだ。

シリア正教会のために訓練された、知識豊富で賢明な聖職者を擁するユニークな典礼神学教育センターとなっている。人々が祈り、祝福を受けるために訪れるこの修道院は、西暦615年から現在に至るまでトゥラブディン都市圏の精神的な行政の中心地で、重要な歴史的および文化的価値があり、私たちのように世界中から観光客が訪れている。

またこの地は、古代はローマ帝国とペルシア帝国のはざまで帝国同士が対立する中、迫害を受けたり、逃亡を経験したりして発展してきた。現在はこの地域に60以上のシリア正教の修道院があるといわれる。

古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
施設内には見学者や観光客が来ていた。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
正門から眺めた町の風景
古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦
帰路、閉門寸前を写す。

この表は、古代の教会会議からの立場の違いや発展、流れをまとめたもの。

古代東方教会遺跡巡り旅行記(15)メソポタミアの地トルコの東方教会(3) 川口一彦

20世紀になって、東方正教会とシリア正教会はキリスト論について話し合い、過去に言葉の違いはあったものの、まことの神が人となられたキリストの「神性・人性は融合も変化もなく、分割も分離もなく一つで、受肉において完全に結合されたキリストは唯一の神の子、主であり救い主である」との同じ認識に至ったといわれる。

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※ 参考文献
『古代シリア語の世界』(イーグレープ、2023年)
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
『景教碑の風景』(シリーズ「ふるさと春日井学」3、三恵社、2022年)

【著者の最新刊】
『古代シリア語の世界』(イーグレープ、2023年)

古代東方教会遺跡巡り旅行記(14)メソポタミアの地トルコの東方教会(2) 川口一彦

◇

川口一彦

川口一彦

(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市生まれ。愛知福音キリスト教会宣教牧師、基督教教育学博士。聖書宣教、仏教とキリスト教の違い、景教に関するセミナーなどを開催。日本景教研究会(2009年設立)代表、国際景教研究会・日本代表を務める。季刊誌「景教」を発行、国際景教学術大会を毎年開催している。2014年11月3日には、大秦景教流行中国碑を教会前に建設。最近は、聖句書展や拓本展も開催している。

著書に 『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年)、『仏教からクリスチャンへ―新装改訂版―』『一から始める筆ペン練習帳』(共にイーグレープ発行)、『漢字と聖書と福音』『景教のたどった道』(韓国語版)ほかがある。

【川口一彦・連絡先】
電話:090・3955・7955 メール:[email protected]

フェイスブック「川口一彦」で聖句絵を投稿中。また、フェイスブック「景教の研究・川口」でも情報を発信している。

■ 【川口一彦著書】(Amazon)
■ 【川口一彦著書】(イーグレープ)

■ HP:景教(東周りのキリスト教)
■ フェイスブック「川口一彦」
■ フェイスブック「景教の研究・川口」

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:川口一彦景教
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