Skip to main content
2025年10月28日22時13分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 欧州
新型コロナウイルス

明暗分かれた「コロナ後」の礼拝出席者数 「減少」した教会と「回復」した教会

2023年4月17日16時02分
  • ツイート
印刷
関連タグ:新型コロナウイルス英国国教会イギリス
オンライン礼拝+
オンライン礼拝のための収録風景(写真:John Young)

新型コロナウイルスのパンデミック後、教会の礼拝出席者数が減少しているのは、礼拝に対する需要が減少したからではなく、パンデミック後に教会がオンライン礼拝を終了したことに原因がある可能性があることが、英国国教会オックスフォード教区のデータアナリストらによる調査研究で明らかになった。

同教区のウェブサイトに報告書(英語)が公開されたこの調査研究は、カンタベリー、チェスター、ギルフォード、オックスフォード、リーズの5教区に属する各教会の礼拝出席者数を、2019年10月と22年10月で比較したもの。

調査研究の対象となったのは、これらの教区に属する全教会の約半数に当たる1139教会に及び、研究者らは「全国的な状況を早期に把握するのに十分な規模と代表性を備えている」としている。

礼拝出席者数の推移

報告書によると、22年の礼拝出席者数は19年の水準から22%減少した。しかし、21年より7%多く、多くの教会がロックダウンで閉鎖されていた20年よりも40%多かった。

パンデミック後、日曜日に教会に通う成人の数は19年に比べ21%減少した。未成年者は29%の減少と、成人より減少幅が大きかった。

報告書は、「多くの教会が以前の礼拝出席者数の半数以下までしか回復していなく、礼拝出席者数が2倍以上になった教会はかなり少ない」とした。

礼拝回数の推移

次に、22年10月までに教会によって行われた礼拝の回数は、19年以降、調査した5教区で14%から24%減少していることが分かった。

日曜日に毎週礼拝を行わない教会の割合も増加しており、19年は19%だったのが、22年には4分の1以上となる26%にまで増加した。この傾向は、より郊外の教会、またより規模の小さい教会が多い教区でよく見られた。

コロナ後もオンライン礼拝を維持したことの影響

報告書によると、オンライン礼拝を維持し、礼拝回数を減らさなかった教会は、19年の礼拝出席者数を「完全に取り戻している」ことが明らかになった。研究者らは次のように述べている。

「(22年の)対面礼拝の出席者数全体が19年の78%であることから、22年の平均的な教会は、19年よりわずかに小さくなっただけだと考えられる。22%に上る礼拝出席者数の減少のほとんどは、礼拝回数が17%減少したことと関連している」

「これは、19年と同じかそれ以上の礼拝回数を有する教会で、礼拝出席者数の回復がはるかに強いことにより示されている。(19年よりも)礼拝回数が少ない58%の教会は、19年の礼拝出席者数の71%までしか回復していなかったが、(19年と)礼拝回数が同じ25%の教会は81%まで回復し、(19年よりも)礼拝回数が多い17%の教会はまさに100%の回復をしていた」

礼拝出席者数を回復できていない原因

研究者らは、教会がパンデミックからの「完全な」回復をまだ達成していない理由を振り返り、それは人々の礼拝に対する「需要の減少」ではなく、教会による礼拝の「むらのある提供」によるものだとした。

研究者らは、世俗化したパンデミック以降の社会では礼拝出席者数の減少は避けられないとするのは「間違い」であり、そうではなく「対面とオンラインによる礼拝提供の減少と、礼拝出席者数の減少の間にこそ、強い相関関係がある」と主張した。

「現在、19年より少ない回数の日曜礼拝を行っている教会でも、礼拝を(十分な回数)行っていたならば、19年より礼拝出席者数が減ってはいなかっただろう。礼拝回数の減少とともに、平均礼拝出席者数は減っている。オンライン礼拝を続けている教会は、21年とほぼ同数のオンライン礼拝出席者を集めている。つまり、もしオンライン礼拝をやめた教会がそれを続けていたとすれば、少なくとも一部のオンライン礼拝出席者を維持できていた可能性が高い」

「つまり、礼拝出席者数が19年より少ないのは、教会の需要(必要性)が避けようもなく減少しているからではなく、対面とオンラインの両方の礼拝の提供が困難なためだと結論付けられる。オンライン礼拝を維持し、礼拝回数を減らしていない教会は、19年の礼拝出席者数を完全に取り戻している。礼拝出席者数が減少しているのは、礼拝回数を減らした教会だけなのである」

そして、礼拝回数削減の一部は、「パンデミックで疲れ果てた過緊張の聖職者が、全ての古いものを再導入し、新たに必要なものを一度に革新できない問題」によるとした。

今後取るべき道

報告書は、教会が「需要の変化」に対応するために礼拝の提供を「微調整」し、19年の礼拝出席水準を取り戻すために、的を絞った行動を取ることを推奨している。

また、最後には教会に対し、オンライン礼拝を放棄するのではなく発展させることで、人々が「毎週、礼拝に出席でき、教会を利用できるようにする」よう呼びかけている。

「礼拝出席者数が、教会生活と礼拝の状態および供給にとって重要であるならば、礼拝出席者数の今後の行方は、教会自身の手に委ねられている。礼拝の回数と(社会的)適合性を高めることが、教会の成長につながるのである。これは、礼拝出席者数が避けられない減少に直面して無力であるという仮定よりも、はるかに楽観的で可能性に満ちた発見である」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:新型コロナウイルス英国国教会イギリス
  • ツイート

関連記事

  • 新型コロナが宗教に与えた影響 米シンクタンクが比較調査

  • ハーベスト・クルセードで3千人超が信仰を決心、米アイダホ州 コロナで2年越しの開催

  • 日本基督教団の礼拝出席数、前年度比23・3%の大幅減 コロナ影響か

  • 礼拝出席者、献金、奉仕者いずれも減少 コロナの影響顕著に 英国福音同盟が調査

  • ネパールの牧師、新型コロナ感染症のために祈ったことで禁錮2年

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • キリストの心と思いが与えられている恵み(6)恐れずに主の導きに従う 加治太郎

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • 私たちを生かす主キリストの御業 万代栄嗣

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.