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ちょうどいいあんばいの脱力 菅野直基

2023年1月13日14時38分 コラムニスト : 菅野直基
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スキーの全盛期はゲレンデに通い詰めたこともありますが、年に2、3回はゲレンデに行ってスキーの滑りを楽しんでいます。

一人でスキーに行くとひたすら滑り続けてしまいますが、友人や家族と行くと、立ち止まって話をしたりしながら滑るので、ほどほどに疲れますが、体の調子が良くなります。

スキーで滑るときに心がけているのは、適度な「脱力」です。うまい人と初心者は、一発で見分けられます。初心者は体に力が入っているからです。ただ、あんまり脱力し過ぎると転んでしまうので注意が必要です。

下手に見られたくないから脱力するのではなく、それが疲れないコツであり、スムーズで安全に滑るためのコツだからです。ギターでも、ピアノでも、初心者ほど力が入り過ぎています。ただ、力を抜き過ぎても良い演奏はできません。

力を入れる場所とタイミングがあり、その時にはしっかりと力を入れる必要があります。そして、力を入れる必要のないところの力を抜くことです。そうすると、長時間演奏してもほとんど疲れませんし、一日中スキーを滑ってもそれほど疲れません。もともと、スキーは落下運動ですので、スムーズに滑り落ちてくるのが一番です。

忙しいと、歩いたり、荷物を運ぶくらいのほかは、運動することを忘れています。山のきれいな空気を吸い、リフトでは景色を楽しんだり、一緒に行った人たちと大笑いをし、無心になってゲレンデを攻めることで、体と心がリフレッシュされ、良い運動になります。

私は、スキー、ギター、ピアノのほかに、柔道と韓国のテコンドーをやっていました。冬でも汗びっしょりになります。これも、力を入れるところにはしっかり力を入れますが、攻撃しないときには、力を抜いたニュートラルな状態が一番です。

力が入っていると、敵の意表を突く攻撃に素早く対応ができません。ニュートラルな状態で構えていると、前から来ても、後ろから来ても、横から来ても、斜めから来ても、素早く対処できるのです。

クリスチャン生活も似ていると思います。力を入れ過ぎる状態を肉の働きと呼びますが、本来、脱力し、神にお任せし、神に働いていただくべき領域を自分の力でやろうとしても、疲れるだけだし、うまくいかないし、何もいいことはありません。

熟練した信仰者ほど自然体だし、どんな状況の中にあっても平安かつ、笑顔でいます。それは、必要以上に力を入れていない上に、神様と共に二人三脚で歩いているので、一番いい状態だからです。

スキーをするのに、ちょうどいいあんばいに脱力した状態があるように、私たちの人生においても、ちょうどいいあんばいに脱力し、また力を入れることができたら、最高の人生が生きられると思います。その秘訣は、神を信じ、神を心から信頼して、神の導きに従って、神と共に歩むことにあると思います。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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