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元議長による性的暴行事案も 米南部バプテスト連盟、性的虐待の調査報告書を発表

2022年5月30日16時56分
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関連タグ:南部バプテスト連盟(SBC)性暴力・性虐待アメリカ
南部バプテスト連盟/SBC+
南部バプテスト連盟(SBC)の2019年の年次総会の様子(写真:Van Payne)

米最大のプロテスタント教団「南部バプテスト連盟」(SBC)の性的虐待に関する独立調査の結果が22日、発表された。調査は、米調査コンサルティング会社「ガイドポスト・ソリューションズ」によって行われ、公開された報告書(英語)は288ページに及ぶ。教団の元議長による性的暴行事案も含まれており、現執行部は調査結果に「深い悲しみ」を表明するとともに、再発防止や被害者支援の改善などを約束した。

ガイドポスト社は報告書で、SBCの執行委員会の一部の指導者と外部の弁護士が長年にわたり、教団内の性的虐待問題に対する対応をコントロールしていたと指摘。性的虐待の申し立てや訴訟に関する情報を厳密に管理し、「SBCの責任を回避することだけに集中し、他の検討事項を排除していた」とし、長年にわたる隠蔽体質を問題視した。

報告書は、2008年から10年までSBCの議長を務めたジョニー・ハント氏が、SBC所属の牧師の妻に対し、性的な暴行を加えたとされる事案も詳述している。牧師と妻である被害女性は共に、現在69歳のハント氏よりも24歳若く、2人はハント氏を「霊的な父」として尊敬していたという。

ハント氏は、10年6月に開催されたSBCの年次総会で、議長退任後のサバティカル(長期休暇)期間となる同年7月に滞在先のフロリダ州のビーチを訪れるよう2人を招待。滞在先で、女性の容姿について不適切な発言を行ったり、性的な内容のコメントをしたりしたほか、手の甲へのキスなど、女性が抵抗感を感じる接触をした上、2人きりになった室内で性的暴行を加えたとされる。

報告書の公開を受け、執行委員会のローランド・スレイド委員長とウィリー・マクローリン暫定議長兼最高責任者(CEO)は共同で声明(英語)を発表。「私たちはこの調査結果を受け、深く悲しんでいます。教会で性的虐待が再発することを防ぎ、(性的虐待に対する)対応とケアを改善し、報告の障害を取り除き、来月アナハイムで行われる年次総会の代議員たちの意志に応えるために、できる限りのことをすることを約束します」と述べた。

ガイドポスト社による調査は、2000年1月1日から21年6月14日までを対象に行われ、6月14~15日にカリフォルニア州アナハイムで開催されるSBCの年次総会に先立って公表されることが決まっていた。

執行委員会は24日、報告書の内容を受けた臨時会議を開催。米キリスト教メディア「クリスチャンポスト」(英語)によると、スレイド委員長は冒頭、「私たちは今、より良い行動を取らなければなりません。まず、私たちがすべきことは、神に立ち返ることです。起きたこと、分かったことに対する、私たちのいらだち、怒り、傷、恥じ入る思いを神に表現する必要があります。神はそれらを取り扱ってくださるほど大きな存在なのです」と語った。

マクローリン暫定議長兼CEOは被害者に謝罪した上で、「今こそ(教団の)文化を変える時です」と語った。「この瞬間から、私たちはオープンで、透明であることに積極的になる必要があります。それが、私たちが最低限しなければならないことです」と語った。

SBCのエド・リットン議長は、執行委員会が迅速に対応する必要性を強調。「世界が見ていることを意識する必要があります」「(SBCには)大きな過ちがあったのです」と述べ、「正しいことを行うこのような機会は二度とありません」とし、教団として再び対応を誤ってはならないと訴えた。

この臨時会議では、執行委員会で当時、副議長兼法律顧問を務めていたオーガスト・ボトー氏による06年の発言を含め、被害者を傷つける内容の過去の一切の発言を取り下げることを決定した。ボトー氏は当時、「私たち(執行委員会と被害者の支援者)の間で議論を続けることは、前向きでも実りあるものでもありません」などと述べていたとされる。

執行委員会はこの日に発表した声明(英語)で、ボトー氏による発言を「全面的に拒否」し、「この立場を是正し、被害者の声に心を込めて耳を傾けてこなかったことを公に悔い改めます」と表明。「被害者と関わることは、私たちの連盟を性的虐待の惨劇から癒やし、愛する人、その家族、そして私たちの教会のネットワークに継続的に(性的虐待の)影響を与えないようにするための重要なステップだと見なしていることを明確にします」とした。

今回の報告書では、ボトー氏の下で働いていた執行委員会の元スタッフが07年以降、性的虐待で逮捕・告訴されるなどしたSBC所属の牧師らの情報を収集し、リスト化していたことも判明した。執行委員会はこのリストの公表も決定。26日には、被害者の氏名や性的虐待とは無関係の事案、無罪になった事案などは黒塗りにした上で公表された。205ページに及ぶリスト(英語)は、報道をベースに作成されたもので、虐待者の氏名や報道された年、事案の概要、関連する州などがまとめられており、SBCとの関連が確認されていないバプテスト派の牧師らも含まれている。

執行委員会はこの他、ボトー氏および報告書に記載された他の人々の退職金の取り消しについても検討している。

関連タグ:南部バプテスト連盟(SBC)性暴力・性虐待アメリカ
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