Skip to main content
2025年8月31日08時25分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会
  3. 教会学校・CS

少子化時代における教会の「次世代」のために(3)

2021年11月24日21時23分 執筆者 : 青木保憲
  • ツイート
印刷

教育を考えることが、実は教会の次世代を育成することにつながると私は考えている。その観点から、今回は本シリーズの第1回で紹介した5冊のうち3冊を短くレビューしてみたい。興味がある本からでいいので、まずは手に取って読んでみてもらいたい。そしてそこから得た知識に基づいて、まずは教会の大人たちとディスカッションできたらいいと考える。そして方向性を決めて、ユース世代への向き合い方を模索していくというのはどうだろうか。

1)石川一郎著『いま知らないと後悔する2024年の大学入試改革』(青春出版社、2021年)

少子化時代における教会の「次世代」のために(3)

本書は、2024年から大幅に改定される大学入試についての本である。読み手を40代から50代の「親御さん」に絞り、「皆さんの子どもさんはこれからこういった時代に大学を目指すのですよ」と分かりやすく提示してくれる良書である。ちなみに私の次女がまさに2024年に大学入試を迎えるため、他人事とは思えず手に取ったというのが本書との出会いである。

180ページ余りの新書だが、そこに込められた石川氏の熱意は相当なものであると思わされた。特に第1章「親が知らない令和の大学入試事情」は、何度も読み返した。そして幾度となく「へぇ~」と声を出してしまった。それくらい「聞きかじりの情報」しかインプットできていなかったことを痛感させられたからである。続く第2章は、入試の変更が単なる小手先の目くらましではないことが、「日本の教育改革」という俯瞰(ふかん)的な視野から語られている。こういう変化の中に自分の子が、そして教会のユース世代が足を踏み入れていくのかと思うと、読む手を止め、いろいろと考えさせられてしまった。

本書が最も言いたいことは、次の一文に尽きるだろう。

これからは「正解のない世界」において、より価値のあるものを生み出すことが求められます。それができるのは、大学に入学するにあたって「自分の興味があることや好きなことを、より深く学びたい」という明確な意志を持っている人物です。(37ページ)

こういった人材を輩出できるように、国が入試制度および学習指導要領を大きく変えてきた、というのが石川氏のアピールポイントとなる。この指針は、教会にとっては歓迎すべきことだともいえよう。なぜなら、教会が聖書を通して伝えていることは、まさに先の見えないこの社会にあって、聖書に従って生きるときに見えてくる「未来」を人々に示すことにあるのだから。そういった意味で、単なる暗記や相手の言うことを唯々諾々と行うような「昭和型」の人材ではなく、自らが創意工夫することで道を切り開いていく人材を育成することは、聖書の薫陶と重なるところが大いにあると私は考えている。

ユースの担当者、牧師、そしてユース世代を持つ親たちにとって、必読の一冊である。

2)佐藤郁哉著『大学改革の迷走』(筑摩書房、2019年)

少子化時代における教会の「次世代」のために(3)

本書は石川氏の本に比べると少し難解さがある。それは新書でありながら、470ページを超える大著であることからもうかがい知ることができる。大学教授(同志社大学商学部)として実際に大学内に身を置く佐藤氏の専門的かつリアリティーあふれる事例報告は、読む者の意識を決して逸らさない。私は非常勤講師としての関わりであるため、佐藤氏ほど大学の中身を知っているわけではない。そのため、外部から見える大学の姿と内部から見るそれとでは、こんなにも違うのかと思わされた。

冒頭、佐藤氏がやり玉に挙げるのは、今や大学の中で一般的となった「シラバス」や「SDGs」の考え方である。海外の大学で始まったシラバス制度を、単にその形だけ借りてきただけの日本の大学の「シラバス」。そこに透けて見えてくるものは何か。また、最近ではいろんな分野で姦(かしま)しく語られている「SDGs」についても、学者らしいアプローチで、佐藤氏の専門分野からの提言や修正がなされている。

こういったことは、特に高校を卒業して大学へ進むユース世代の若者たちに伝えるべきことを示唆している。彼らが夢と希望を持って大学へ、高等教育を受ける場へ出ていこうとしている。その時、気を付けるべきこと、物事を判断する着眼点などをはっきりと伝えることができるなら、彼らは「わがこと」としてそのアドバイスを受け入れるだろう。そういった情報や見通しを大人たちが指し示すことができるなら、彼らは心を開き、良き交わりもそこに生まれるはずである。そのような専門的な知識を理解したいという人、身に着けたいという人は、ぜひ本書を一読することをお薦めする。

3)森博嗣著『勉強の価値』(幻冬舎、2020年)

少子化時代における教会の「次世代」のために(3)
森博嗣著『勉強の価値』(幻冬舎、2020年)

子どもたちはおしなべて勉強が嫌いである。正確には嫌いになっていく。どうしてか。ミステリー小説家であり大学教授である森氏はそれを、「大人(あなた)が勉強していないからだ」と喝破する。そんな少し読み手にビターな感覚を与えてしまう一冊が本書である。なかなか一筋縄ではいかない論理展開があり、まるで推理小説を読まされている感覚に陥ってしまう。しかし、ただひたすら知識の詰め込みで高校や大学に通ったユース世代たちに対し、もっと俯瞰的な視点で「勉強」について語る言葉を本書は与えてくれる。そういったユニークな視点を持ちながら、勉強について今までとは異なった論調で語ることができたら、そのズレが彼らにとっては新鮮に映るだろう。

森氏の発想は、私たちが日本の教育制度で「当たり前」と思ってきたことをまず「疑う」ところか始まっている。そうすることで、今までの世界観を客観視し、新たな視点で「勉強=学ぶ」ということの意義を見いださせる。確かにトリッキーな一冊だが、実は私のような昭和世代のアプリオリを打ち壊すのには最適である。新書で200ページ余りなので、あまりストレスを感じることなく一気に読み通せる。気分転換のような気持ちで読むと、意外に面白い着想を得ることになるかもしれない。あとは、それを教会の若者たちに面白おかしく語ってあげればいいのだ。(続く)

<<前回へ     次回へ>>

■ 少子化時代における教会の「次世代」のために:(1)(2)(3)(4)

◇

青木保憲

青木保憲

(あおき・やすのり)

1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科修了(修士)、同志社大学大学院神学研究科修了(神学博士)。グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(明石書店、12年)、『読むだけでわかるキリスト教の歴史』(イーグレープ、21年)。

  • ツイート

関連記事

  • インドネシアのメガチャーチが実践する「次世代に向けてのチーム作り」

  • hi-b.a. 代表スタッフが語る「次世代への信仰継承」 断食祈祷聖会(1)

  • ヒルソングが日本語CD「なんて麗しい名」を初リリース 日本の次世代賛美の牽引役となるか? 実際に聴いてみた!

  • 次世代、青年層への伝道に関して思うこと 万代栄嗣・日本福音宣教会松山福音センター主任牧師

  • 「次世代に福音をどう伝えるか」 エンジョイチャーチ・サミットに日本から20人以上が参加

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • アッセンブリー京都教会の村上密牧師死去、異端・カルト問題に長年取り組む

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • ウクライナ、米大衆伝道者フランクリン・グラハム氏に勲章授与 人道支援を評価

  • 聖書のイエス(16)青銅の蛇 さとうまさこ

  • ワールドミッションレポート(8月30日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(4)

  • イエス様と共に働く 菅野直基

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.