Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会
  3. 教会学校・CS

少子化時代における教会の「次世代」のために(1)

2021年11月22日16時07分 執筆者 : 青木保憲
  • ツイート
印刷
関連タグ:少子化
青年/ユース/次世代/若者/中高生+
※ 写真はイメージです。(写真:manseok_Kim)

今年6月、驚くべき調査結果が報道された。それは、2020年の出生数と合計特殊出生率に関するものである。NHKの報道によると、2020年の合計特殊出生率(1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標)は1・34となり、5年連続で前年を下回る減少傾向にあるという。さらに昨年1年間に生まれた子どもの数(出生数)は約84万人で、1899年から統計を取り始めて以降最も少なくなったというのである。

昨年7月に内閣府が出した「令和元年度少子化の状況及び少子化への対処施策の概況(令和2年版少子化社会対策白書)」によると、2019年の出生数は86万5234人、合計特殊出生率は1・36となっている。この時も「過去最低」と評されていたが、さらに1年経ることで、出生数も合計特殊出生率ももっと低い数値となってしまっている。

つまり、端的に言って子どもの数が減っているのである。これはすなわち「若者の減少傾向」にさらに拍車がかかったことを意味し、日本の「超高齢化社会」が未知の領域へ突入していることを意味する。その影響は計り知れないものがある。そして社会の中に存在する「キリスト教会」もまた、これから逃れる術はない。

戦後から現在まで、常に信者人口が1パーセント未満という状況は変わらない。これは何を意味するのか。ただでさえ「教会に子どもがいない」状況であるのに、さらに子どもの数が減っていくということを示唆するものである。こうした状況を前に、牧師や教会リーダーたちは危機感を覚える。いや、正確には「危機感を募らせてきた」。そして「何とかしなければ」と皆でつぶやき合うことはしてきた。だが、決め手となる一手に踏み込むことはなかった。踏み込めなかったのかもしれない。

しかし、時代は待ってくれない。私が子どもの頃、愛知県の片田舎であっても子どもクリスマス会などをするなら、常に50~100人近い子どもたちが教会にやって来ていた。もちろん毎週通ってくる子は少なかったが、それでも30~50人規模の教会には、常に10人前後の小学生が集っていた。それが今では、日曜学校を開校できない教会まで存在する。子どもがいないのだ。信者の家庭に子どもがかろうじていたとしても、その子たちが教会にやって来ない。もしくは中高生になると来なくなってしまう。

「このままではいけない」。そう叫ぶ声は聞こえてくる。皆願っていることははっきりしている。教会に若者が来てほしいし、若者たちによる「むせ返るような活気」を取り戻したいと切に願っているのだ。しかし、最も大切なピースが欠けている。それは「HOW(いかにして)」というピースである。このことに葛藤を覚えているクリスチャンはまだ希望がある。しかし、いつしか「若い人の伝道は、若い人で」と、体よく身を引く口実を口にする人が増えてきている。だが彼らを責めることは酷だ。なぜなら、今まで一生懸命に日曜学校の指導案を作成したり、子どもたちのためにいろいろな方策を練ったりしてきた人たちがほとんどだからである。「やれることはやり切った」ということでもあろう。

「だが」「とはいえ」「それでも」・・・。私の中にこうした接続詞が去来する。何か手はないのか。どこかに突破口はないのか。今あるもの、すでに持っているものの中に、若者たちが教会に足を向けるきっかけとなるようなものは存在しないのか。そう考え続けて、私もいつしか50歳を越えてしまった。そして一つの活路を見いだした。それが今回分かち合いたい内容である。イントロが長くなってしまったが、少子化時代における教会の「次世代」のために、これから幾つかの本を紹介したい。かといって、それは諸外国で成功している若者伝道のノウハウ本ではない。はたまた、高名な牧師や新進気鋭の若手牧師・伝道師だからこそ実践できるようなレアなケーススタディー集でもない。もっと地に足を着けて、人一倍実直で信仰熱心ではあるけれど、すでに若者たちに向き合うには年齢的にかなり年を取ってしまった、と自分で「勝手に思い込んでいる」市井のクリスチャンたちにこそ実践可能な視点を提供するものである。それは「教育」という分野に関する「一般書」である。

  • 石川一郎著『いま知らないと後悔する2024年の大学入試改革』(青春出版社)
  • 佐藤郁哉著『大学改革の迷走』(筑摩書房)
  • 森博嗣著『勉強の価値』(幻冬舎)
  • 齋藤孝著『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?』(誠文堂新光社)
  • 朝比奈なを著『ルポ 教育困難校』(朝日新聞出版)

いかがであろうか。「こんな本で教会が変わるの?」と思われる人もおられるだろう。確かに「聖書のみ」「信仰のみ」と、威勢よく「キリスト教的観点」から近視眼的に若者を見ることしかできないなら、そう思われるのも仕方ない。しかし次回から詳述するが、「教育」という分野は、クリスチャンホームの子どもであろうと未信者の子どもであろうと関係なく、彼らにとって(そして親にとっても)決して看過し得ない重大なトピックスなのである。すべての子どもたちの将来に、希望の光をともす働きを教会が担えるなら、そこに新たな伝道の機会も訪れるはずである。(続く)

次回へ>>

■ 少子化時代における教会の「次世代」のために:(1)(2)(3)(4)

◇

青木保憲

青木保憲

(あおき・やすのり)

1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科修了(修士)、同志社大学大学院神学研究科修了(神学博士)。グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(明石書店、12年)、『読むだけでわかるキリスト教の歴史』(イーグレープ、21年)。

関連タグ:少子化
  • ツイート

関連記事

  • インドネシアのメガチャーチが実践する「次世代に向けてのチーム作り」

  • hi-b.a. 代表スタッフが語る「次世代への信仰継承」 断食祈祷聖会(1)

  • ヒルソングが日本語CD「なんて麗しい名」を初リリース 日本の次世代賛美の牽引役となるか? 実際に聴いてみた!

  • 次世代、青年層への伝道に関して思うこと 万代栄嗣・日本福音宣教会松山福音センター主任牧師

  • 「次世代に福音をどう伝えるか」 エンジョイチャーチ・サミットに日本から20人以上が参加

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.