Skip to main content
2025年7月12日10時33分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

自己中心から神中心の生き方へ 安食弘幸

2021年8月18日10時11分 コラムニスト : 安食弘幸
  • ツイート
印刷
関連タグ:安食弘幸
自己中心から神中心の生き方へ 安食弘幸+

「まず神の国と義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます」(マタイ6:33)

ある年輩の男性が高速道路を車でぶっ飛ばしています。すると携帯電話が鳴ります。彼の妻からです。彼女曰く「今ラジオを聞いていたら、高速道路を一台の車が猛スピードで逆走していると言ってたから気を付けてね」

すると彼は言いました。「そのニュースは正確じゃないぞ。一台どころかオレを目がけてたくさんの車が逆走してくるぞ!」(オイオイ!オマエが逆走してるんだ!)

自分を中心に物事を理解し、自分を第一に考えて行動する人は大きな過ちを犯し、人生の大切なものを見落としてしまう危険があります。人の生き方には大きく分けて二通りあります。自分の栄誉のために地位や名誉や富を追求する生き方と、神の栄光のために、神の使命に従う生き方です。

「密林の聖者」と呼ばれたアルベルト・シュバイツァーはアフリカで医療宣教師として活躍したことで有名ですが、もともとは音楽家であり神学者でした。彼は20代の若さで哲学と神学の博士号を取得し、何冊もの著書を持ち、一流の学者としての基礎を築きました。また、バッハの音楽オルガン奏者としても名声を得ていました。

ところが、1896年5月に彼が両親の家で休暇を過ごしているとき、イエス・キリストのことばが彼の心を捕らえて離れなくなりました。

「なくなってしまう食べ物のためではなく、いつまでもなくならない、永遠のいのちに到る食べ物のために働きなさい」(ヨハネ6:27)

シュバイツァーはこのことばによって、これから自分の進むべき道を確信しました。そして30歳になったとき、医学部に入学します。38歳になった彼は大学の講師でもあり、牧師であり、バッハの研究家であり、優れたオルガン奏者であり、医者となっていました。

彼がアフリカに渡るに当たり、彼は少なくとも3つのものを犠牲にする覚悟をしました。それは学者としての業績と音楽家としての名声、医者としての経済的安定でした。彼は、神が与えた使命に従って生きるためにこれらのものを喜んで神にささげて、アフリカの地に渡ったのです。

しかし神は、彼がささげたこれら3つのものを思いがけない方法で返してくださったのです。彼はアフリカでの活動報告のために3年に1度は帰国しましたが、その度に欧州各地の大学から講演を依頼され、学者としての活動は続けられました。また、パリのバッハ協会からオルガン練習用のピアノをプレゼントされ、アフリカの奥地で仕事の合間を見て練習を続け、帰国の度に演奏会をすることができ、音楽家としての活動も続けることができました。また、経済的にも彼の講演会や演奏会の収入の他に、彼の活動に共感した多くの人々の寄附によって病院を運営することができ、現地の患者からは治療代を受け取らなくてもやっていけたのです。

シュバイツァーは1952年77歳の時にはノーベル平和賞を受け、65年9月4日90歳でアフリカのガボンのランバレネで天に召されました。彼は地上でも天国でも神から豊かな報いを受けたのです。人は神を中心にして生きるとき、本当に豊かな人生を歩むことができるという見本です。

シュバイツァーの祈りを紹介します。

Jesus, here is my brain, think through it.
Jesus, here is my face, glow through it.
Jesus, here is my eyes, look at people through them.
Jesus, here is my heart, love people through it.

◇

安食弘幸

安食弘幸

(あんじき・ひろゆき)

峰町キリスト教会牧師。1951年、島根県出雲市に生まれる。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球、関西六大学リーグのスラッガーとして活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒(哲学博士)。JTJ宣教神学校講師、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設などで講演活動を行っている。著書に『キリストを宣べ伝える―コリント人への手紙第二』『心の井戸を深く掘れ』『道徳力―モーセの十戒に学ぶ―』『ルツの選択、エステルの決断』など多数。

■ 峰町キリスト教会ホームページ
■ 峰町キリスト教会 YouTube
■ 峰町キリスト教会 Facebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:安食弘幸
  • ツイート

関連記事

  • 驚くべき人間の可能性 安食弘幸

  • 感受性を磨こう 安食弘幸

  • 本気、やる気、死ぬ気の信仰 安食弘幸

  • 困難の中にあっても揺るがない心 安食弘幸

  • キリストのために苦しむ 安食弘幸

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二

  • 見捨てない神 穂森幸一

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(226)葬儀文化を受け継ぎ、教会がエンディングを支える時代が来る 広田信也

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 第一のことを第一にする人生の祝福 菅野直基

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(7)共同体の重視 臼田宣弘

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.