Skip to main content
2025年12月28日16時02分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

キリストのために苦しむ 安食弘幸

2021年6月9日11時50分 コラムニスト : 安食弘幸
  • ツイート
印刷
関連タグ:安食弘幸
キリストのために苦しむ 安食弘幸+

「あなたがたがキリストのために受けた恵みは、キリストを信じることだけでなく、キリストのために苦しむことでもあるのです」(ピリピ1:29)

ある男性が、歳のせいか最近夜中に起きてトイレに行くようになりました。ある朝、起きると妻に言いました。

「夜中に起きてトイレに行ったんだけど、トイレのドアを開けたらパッと電気が点いたんだ。そして用を足してドアを閉めると、勝手に電気が消えたんだ。家のトイレっていつから自動点灯式に変わったんだい?」

それを聞いて妻は憐(あわ)れむように言いました。「あなた、また冷蔵庫を開けてオシッコしたのね」

もう一つ、トイレネタを紹介します。

2人の初老の男がトイレでばったりと出会いました。

「いやー久しぶり、元気でしたか?」「元気とは言えませんね、最近ボケてしまったのか、こうして用を足した後、ズボンの前のジッパーを上げるのを忘れていて注意されることがありますよ」

「あなた、それならまだ良い方ですよ。私なんかズボンのジッパーを下ろすのを忘れてオシッコをしてしまうことがあるんですから」

「ぼける」を辞書で引くと「頭の働きや感覚が鈍くなる。ぼんやりする。もうろくする」とあります。「幸福ボケ」とか「平和ボケ」という言葉もあります。「幸せ」や「平和」という状況に長くいると、それが普通だと思ってその状況に感謝したり、感動したりすることがなくなってしまっている状態です。

クリスチャンがしばしば陥る罠(わな)は「恵みボケ」です。イエス・キリストの福音を信じ、救いにあずかることによって罪の赦(ゆる)し、死に対する恐れからの解放、天国の希望、心配や思い煩いからの解放など多くの恵みにあずかります。そして、その状況に安住してしまい、その安住に挑戦するものの一切を拒否しようとします。しかし、イエス・キリストと共にある人生は、戦いの歩みだということも忘れてはなりません。

パウル・ゲルハルトは、ドイツ史上最高の宗教詩人といわれます。69年の生涯で132の賛美歌を作っています。彼の人生は苦難の連続でした。彼は1607年にヴィッテンベルグ近くの小さな町に生まれました。その翌年「30年戦争」が勃発し、ドイツは戦場となり荒廃します。

彼は大学で神学と聖歌学を学びましたが、戦乱の中で定職がなく、家庭教師をしながら生計を立てます。恋人もできましたが、貧困のために結婚もできずにやがて別れます。

35歳の時、牧師の職に就き、やっと結婚をし4人の子どもに恵まれますが、3人の子どもを病気で次々と失い、結婚13年目に最愛の妻にも先立たれます。彼の生涯は悲劇の連続でしたが、逆境の中にあっても作詞をやめませんでした。「彼の詩は喜びの中で生まれたものではなく、大概の人なら失望して泣き叫ぶような中から生まれたものである」といわれます。

彼が最後に牧師をしたリュッペン村には、彼の銅像が建てられて、その銘に「サタンのふるいによってふるわれた神学者」と記されています。彼の代表作「あなたの道を」(讃美歌21、528番)、この詞は彼の不屈の信仰をよく表したものだといわれます。

1あなたの道を 主に任せて 思いわずらい 主にゆだねよ
雲と風にも 道を示す 神は歩みを 導かれる

2どんな時にも 道を備え あなたのわざを 神は祝す
いつもあなたの 先に進み 光を照らし 導かれる

3悪が支配し おどす時も 先立つ神は 戦われる
目標めざす あなたのために なすべき務め 与えられる

4走るべき道を 走り終えて 栄光のみ国へ 帰るその日
勝利の冠 与えられて 喜びの歌 共に歌おう

◇

安食弘幸

安食弘幸

(あんじき・ひろゆき)

峰町キリスト教会牧師。1951年、島根県出雲市に生まれる。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球、関西六大学リーグのスラッガーとして活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒(哲学博士)。JTJ宣教神学校講師、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設などで講演活動を行っている。著書に『キリストを宣べ伝える―コリント人への手紙第二』『心の井戸を深く掘れ』『道徳力―モーセの十戒に学ぶ―』『ルツの選択、エステルの決断』など多数。

■ 峰町キリスト教会ホームページ
■ 峰町キリスト教会 YouTube
■ 峰町キリスト教会 Facebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:安食弘幸
  • ツイート

関連記事

  • 神の恵みを喜ぼう 安食弘幸

  • あなたの心を見守れ 安食弘幸

  • 「アブラハム契約」を知っていますか? 安食弘幸

  • 日本を愛する日本人でありたい 安食弘幸

  • 神の恵みをもたらす人のへりくだり 安食弘幸

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

  • 2025年のトップ10ニュース(国内編)

  • ワールドミッションレポート(12月27日):ウガンダ アフリカの真珠―真の霊的変革を求めて

  • Gゼロ時代の津波石碑(8)日本人が宗教アレルギーとなった経緯 山崎純二

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(238)神が人となられた理由 広田信也

  • 京大などのチームがキリスト教AIの開発開始 「プロテスタント教理問答ボット」を発表

  • 一人の信者を作るためにたくさんの敵を作らない伝道 菅野直基

  • イーロン・マスク氏、最も尊敬するのは「創造主」 宇宙を創造した神の存在を肯定

  • 自ら体験し受け入れるキリスト 万代栄嗣

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

  • イーロン・マスク氏、最も尊敬するのは「創造主」 宇宙を創造した神の存在を肯定

  • ニカラグア、入国者の聖書の持ち込みを禁止

  • Gゼロ時代の津波石碑(8)日本人が宗教アレルギーとなった経緯 山崎純二

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 京大などのチームがキリスト教AIの開発開始 「プロテスタント教理問答ボット」を発表

  • 日本福音同盟、新総主事に神戸博央牧師

  • 2025年のトップ10ニュース(国内編)

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

  • イーロン・マスク氏、最も尊敬するのは「創造主」 宇宙を創造した神の存在を肯定

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

編集部のおすすめ

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.