Skip to main content
2026年7月13日23時27分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

泣こよかひっ飛べ 穂森幸一(189)

2021年8月12日16時57分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

そのとき、あなたが呼ぶと、主は答え、あなたが叫ぶと、「わたしはここにいる」と仰せられる。(イザヤ書58:9)

昔、薩摩藩には郷中(ごじゅう)教育制度がありました。士族のボランティアが先生となり、近隣の子どもに読み書きを教えていました。また、先輩が後輩に教えるというシステムもありました。学びたいという意欲のある人には身分や立場などは一切問われませんでした。

早朝に学問を学び、昼間は「山坂達者」の掛け声のもと、野山を駆け回り、武芸の練習により足腰を鍛えていました。用水路などがあるときは飛び越えていましたので、幼い子どもが尻込みして泣き出すと「泣こよかひっ飛べ」の掛け声をかけていました。「泣くよりも思い切って飛びなさい」という意味の鹿児島弁です。鹿児島弁では強調したい言葉があるときは「ひっ」という語を付け加えるようにしています。

薩摩ではこの制度のおかげで、よその地方に比べて識字率が高く、貧しい家庭の子が学問を好きになって立身出世していくケースが少なくありませんでした。

また、神社には掲示板があり、3つのキャッチフレーズが掲げてありました。1)負けるな、2)うそをつくな、3)弱い者をいじめるな。西郷さんも大久保さんも若いときは先生役をしていましたので、多くの若者に慕われるきっかけになりました。明治維新には薩摩から多くの人材が起用されましたが、江戸時代の郷中教育により学びのレベルが高かったことも一因なのではないかと思います。

コロナ渦で仕事が思うようにできないとか、働く機会を奪われて、収入の道が閉ざされてしまって途方に暮れているという話も耳にします。生きていくことが大変厳しい時世です。しかし、泣いているわけにはいきません。思い切って飛んで、前に行くしかありません。幸いなことに、主なる神は私たちの先頭になり、しんがりになって私たちを後押ししてくださいます。

あなたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがしらがになっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。なお、わたしは運ぼう。わたしは背負って、救い出そう。(イザヤ書46:4)

今から40年前、教会の弟子訓練プログラムを学ぶために米国に行こうとしたとき、3カ月の滞在を越えるため留学ビザが必要だと言われました。十分なお金もなく、ただ米国の教会からの招待状だけしか持っていませんでしたが、領事館で必死に祈り、領事に懇願したところ、特例としてビザを発行してもらいました。米国に行ってからも何度も立ち往生することがありましたが、その度に祈ることで道が開かれていきました。自分の歩んできた道を振り返ると、今更ながら冷汗が出る思いがしますが、主なる神がどんな時にも背負っていてくださるのだということが分かると納得できます。

米国のチャーチーズアライブの主催者であるハワード・ボール氏はとても素晴らしい人格者で、その講演も力にあふれていました。米国の牧師が言うには、ボール氏が素晴らしいのは当然だが、その奥さんであるバーバラ夫人は魅力的な人で、米国の理想の奥様と言われていると教えてくれました。そのような話を聞くと、ぜひ会ってみたいと思ったのですが、なかなか機会はありませんでした。

ところがサンバルディーノでボール氏にお目にかかったときに、「自分の家に寄ってみるか」と声を掛けられ、ついて行きました。ご自宅にお邪魔すると、バーバラ夫人が快く迎え入れてくださいました。

そして「コーヒーを飲みますか」と声を掛けてくださったとき、同行者の人が「いりません」と言ってしまったものですから、私も「いいです」とつられて言ってしまいました。本当は飲みたかったのですが、偉い人の手前でもあり遠慮しました。

そうするとバーバラ夫人が「飲んでも飲まなくても一応コーヒーは用意しときますね。欲しくなったら、いつでも声を掛けてくださいね」と言われました。私はその応答を聞いて驚きました。米国では「いらない」と言うとさっと引っ込めますので、遠慮なんかしていたら、何ももらえなくなります。米国の男性たちが理想の奥様と呼んでいる理由が分かったような気がしました。しかし、このような奥ゆかしさは日本の牧師夫人たちも備えています。だから日本の女性は外国の人に人気があるのかと気付かされたひとときでした。

「泣こよかひっ飛べ」の精神で、本来なら得ることができない学びの機会が与えられ、直接お目にかかるのが難しいような人にも会うことができました。これはすべて主なる神が背中を押してくださったからだと思います。これからも尻込みしてしまいそうな状況が続きますが、主なる神が共にいてくだされば前に飛び出していけます。

打ち破る者は、彼らの先頭に立って上って行き、彼らは門を打ち破って進んで行き、そこを出て行く。彼らの王は彼らの前を進み、主が彼らの真っ先に進まれる。(ミカ書2:13)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • チャンスはわれにあり 穂森幸一(188)

  • 至高のカウンセラー 穂森幸一(187)

  • 宗教者の和合 穂森幸一(186)

  • 夢のある生き方 穂森幸一(185)

  • 不思議な計画 穂森幸一(184)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本キリスト教協議会、皇室典範改正案の衆院通過受け声明

  • 日本カトリック司教協議会、聖ピオ十世会の司教破門巡り信徒に「お知らせ」

  • バチカン、聖ピオ十世会の司教6人を破門 教皇の承認ない司教聖別で

  • 福岡女学院大学とフェリス女学院大学が協定締結 「国内留学」で学生相互受け入れへ

  • 景教のルーツを探るトルコ・アナトリアへの旅(1)アララテ山と教会墓地を訪ねて 川口一彦

  • 中国有数の「家の教会」創設者が釈放、米国で家族と再会

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(252)地域教会こそ日本社会の希望 広田信也

  • Gゼロ時代の津波石碑(11)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(その2) 山崎純二

  • 金城学院大学、2029年度からの共学化を決定

  • 米ニューヨークの高層ビルが支柱折れ倒壊の恐れ 近隣に米国聖公会本部ビル、職員ら避難

  • ベネズエラ地震、日本のキリスト教支援団体も募金開始

  • 日本カトリック司教協議会、聖ピオ十世会の司教破門巡り信徒に「お知らせ」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(252)地域教会こそ日本社会の希望 広田信也

  • 日本キリスト教協議会、皇室典範改正案の衆院通過受け声明

  • バチカン、聖ピオ十世会の司教6人を破門 教皇の承認ない司教聖別で

  • 福岡女学院大学とフェリス女学院大学が協定締結 「国内留学」で学生相互受け入れへ

  • 「ESGから全人的福音医療へ」 アジアキリスト教病院協会、11月に台湾で総会開催

  • ベネズエラ地震の死者が4千人超に ワールド・ビジョン、1万5千人近くに支援届ける

  • 景教のルーツを探るトルコ・アナトリアへの旅(1)アララテ山と教会墓地を訪ねて 川口一彦

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • ヘブライズムへの回帰は「第2の宗教改革」 川端光生牧師が講演

  • バチカン、聖ピオ十世会の司教6人を破門 教皇の承認ない司教聖別で

  • 米合同メソジスト教会、神学校4校を認可外に アズベリー神学校は同性愛巡る理由で

  • 日本カトリック司教協議会、聖ピオ十世会の司教破門巡り信徒に「お知らせ」

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • ベネズエラ地震、日本のキリスト教支援団体も募金開始

  • トマス・ア・ケンピス著『キリストにならいて』 600年以上読み継がれてきた名著

  • 「根拠に基づくスピリチュアルケア」 オックスフォード大でオリブ山病院の取り組み発表

  • カナダでヘイト対策法成立、「善意の宗教的信念の抗弁」撤廃にカナダ福音同盟が懸念

  • 神学の限界と突破口(6)第1章 主な論争と解決─「信仰と行い」の論争 三谷和司

編集部のおすすめ

  • いのちの言葉聖書学校が卒業式、5人が新たな歩みへ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.