Skip to main content
2025年11月2日08時47分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

炎のランナー 佐々木満男

2021年6月18日13時38分 コラムニスト : 佐々木満男
  • ツイート
印刷
関連タグ:佐々木満男

1.「炎のランナー」エリック・リデル

東京オリンピック用の小冊子『大会の歴史と物語』を福音伝道の目的で配布している。クリスチャンでない人にも非常に好評で、中には「家族に読ませたいので、もう2冊頂けませんでしょうか?」という問い合わせも来ている。この小冊子のテーマは、オリンピックの歴史を含めた、アカデミー賞(作品賞)受賞映画「炎のランナー」の主人公「エリック・リデル」の生涯の証しである。

エリック・リデルは、1921年から25年まで137回のレースに出場して93回優勝した。22年に100ヤードを9・7秒で走り、35年にわたり英国の最高記録を維持。24年のオリンピックはパリで行われることになり、エリックは優勝を目指して準備していた。その前年のイングランド・アイルランド・スコットランドの国際大会で、100ヤードで優勝しただけでなく、220ヤード、440ヤードでも優勝。当然、本人も英国民も翌年のパリオリンピックの100メートル競走で、エリックによる金メダルを期待した。

この時、エリックは大きな信仰の試練に遭遇する。オリンピック100メートルの予選が7月4日の日曜日に行われることになった。幼い頃からキリストを信じていたエリックは、神を礼拝する日曜日にスポーツ競技に出ることをためらい、苦悩の末に不参加を決意。初のオリンピック100メートル優勝を期待していた英国の民衆から轟々(ごうごう)たる非難を浴び、「スコットランドスポーツ界の裏切り者」とまでマスコミに酷評される。しかし、エリックはパリオリンピック400メートルに出場し、47・6秒という世界記録で優勝した。この記録は1960年まで破られなかった。こうして、「裏切り者」が今度は「スコットランドの英雄」に返り咲いた。

エリック・リデルの偉業はすべて「神を第一」とする彼の信仰によるものである。「勝利の秘訣は何ですか?」と質問され、「前半は自分で精いっぱい走り、後半は神の助けでもっと速く走ります」と答えている。

中国で生まれ育ったエリック・リデルはその後、当時、戦争、洪水、飢餓にあえぐ中国への福音宣教に召された。1925年、スコットランドの3つの大会で100ヤード、220ヤード、440ヤードの3種目にそれぞれ優勝したエリックは、23歳の若さで中国へ向かって船で旅立った。天津を中心に20年近く福音を伝えていたが、戦火が激しくなり捕虜として収容され、45年、病死。獄中においても福音を伝え続けたエリックは、与えられた人生のすべての行程を走り尽くし、チャンピオンとして天国にゴールインした。

2. 人生はレースである

罪によって破壊されたこの世は、私たちの安住の地ではない。私たちの本当の国籍は天にある(ピリピ3:20)。人生は初めから罪とサタンとの激しい戦いであり、キリストを信じる信仰によって生き、永遠の都というゴールに向かって全力を尽くして走るレースである。そこには、この世における各人の生きざまにふさわしい「永遠の住まい」が用意されている(ヨハネ14:2)。

キリストから「火と聖霊のバプテスマ」を受けている私たちは、熱心で、うむことなく、霊に燃え、主に仕えるように召されている(ローマ12:11)。エリック・リデルは、その素晴らしいモデルである。

「わたしは戦いをりっぱに戦いぬき、走るべき行程を走りつくし、信仰を守りとおした。今や、義の冠がわたしを待っているばかりである」(2テモテ4:7、8)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:佐々木満男
  • ツイート

関連記事

  • 孤独感からの解放 佐々木満男

  • 委ねる 佐々木満男

  • 人のせいにしない 佐々木満男

  • 真実は何か? 佐々木満男

  • 自殺願望からの解放 佐々木満男

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 私たちを生かす主キリストの御業 万代栄嗣

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(31)夢の中での再会

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(11月1日):コンゴのルワル族のために祈ろう

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.