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炎のランナー 佐々木満男

2021年6月18日13時38分 コラムニスト : 佐々木満男
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1.「炎のランナー」エリック・リデル

東京オリンピック用の小冊子『大会の歴史と物語』を福音伝道の目的で配布している。クリスチャンでない人にも非常に好評で、中には「家族に読ませたいので、もう2冊頂けませんでしょうか?」という問い合わせも来ている。この小冊子のテーマは、オリンピックの歴史を含めた、アカデミー賞(作品賞)受賞映画「炎のランナー」の主人公「エリック・リデル」の生涯の証しである。

エリック・リデルは、1921年から25年まで137回のレースに出場して93回優勝した。22年に100ヤードを9・7秒で走り、35年にわたり英国の最高記録を維持。24年のオリンピックはパリで行われることになり、エリックは優勝を目指して準備していた。その前年のイングランド・アイルランド・スコットランドの国際大会で、100ヤードで優勝しただけでなく、220ヤード、440ヤードでも優勝。当然、本人も英国民も翌年のパリオリンピックの100メートル競走で、エリックによる金メダルを期待した。

この時、エリックは大きな信仰の試練に遭遇する。オリンピック100メートルの予選が7月4日の日曜日に行われることになった。幼い頃からキリストを信じていたエリックは、神を礼拝する日曜日にスポーツ競技に出ることをためらい、苦悩の末に不参加を決意。初のオリンピック100メートル優勝を期待していた英国の民衆から轟々(ごうごう)たる非難を浴び、「スコットランドスポーツ界の裏切り者」とまでマスコミに酷評される。しかし、エリックはパリオリンピック400メートルに出場し、47・6秒という世界記録で優勝した。この記録は1960年まで破られなかった。こうして、「裏切り者」が今度は「スコットランドの英雄」に返り咲いた。

エリック・リデルの偉業はすべて「神を第一」とする彼の信仰によるものである。「勝利の秘訣は何ですか?」と質問され、「前半は自分で精いっぱい走り、後半は神の助けでもっと速く走ります」と答えている。

中国で生まれ育ったエリック・リデルはその後、当時、戦争、洪水、飢餓にあえぐ中国への福音宣教に召された。1925年、スコットランドの3つの大会で100ヤード、220ヤード、440ヤードの3種目にそれぞれ優勝したエリックは、23歳の若さで中国へ向かって船で旅立った。天津を中心に20年近く福音を伝えていたが、戦火が激しくなり捕虜として収容され、45年、病死。獄中においても福音を伝え続けたエリックは、与えられた人生のすべての行程を走り尽くし、チャンピオンとして天国にゴールインした。

2. 人生はレースである

罪によって破壊されたこの世は、私たちの安住の地ではない。私たちの本当の国籍は天にある(ピリピ3:20)。人生は初めから罪とサタンとの激しい戦いであり、キリストを信じる信仰によって生き、永遠の都というゴールに向かって全力を尽くして走るレースである。そこには、この世における各人の生きざまにふさわしい「永遠の住まい」が用意されている(ヨハネ14:2)。

キリストから「火と聖霊のバプテスマ」を受けている私たちは、熱心で、うむことなく、霊に燃え、主に仕えるように召されている(ローマ12:11)。エリック・リデルは、その素晴らしいモデルである。

「わたしは戦いをりっぱに戦いぬき、走るべき行程を走りつくし、信仰を守りとおした。今や、義の冠がわたしを待っているばかりである」(2テモテ4:7、8)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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