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新型コロナウイルス

国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性

2021年1月13日22時08分
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関連タグ:飢餓国際連合(国連)新型コロナウイルス
国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性+
世界食糧計画(WFP)のデイビッド・ビーズリー事務局長(中央)=2019年7月23日、南スーダンで(写真:WFP / Giulio d'Adamo)

世界食糧計画(WFP)のデイビッド・ビーズリー事務局長が、米クリスチャンポスト(英語)のインタビューに応じ、新型コロナウイルスによる世界的な経済悪化が食糧支援にも影響を及ぼし、2021年には聖書に記述されている飢饉(ききん)のような大規模な飢餓が発生する可能性があると警鐘を鳴らした。

インタビューは昨年末、ビーズリー氏が米首都ワシントンを訪れた際に行われた。米サウスカロライナ州の元知事であるビーズリー氏は、17年に国連機関であるWFPの事務局長に就任。WFPは昨年、飢餓と闘う努力や紛争地の平和実現に対する貢献などが認められ、ノーベル平和賞を受賞した。

新型コロナウイルスの影響により飢餓拡大が懸念される中、WFPは昨年、世界各国から過去最大規模となる約82・5億ドル(約8550億円)の拠出金を受けた。しかしそれでもビーズリー氏は、21年には2億7千万人もの人々が飢餓に陥る可能性があるとし、危機感を募らせている。

世界で2億7千万人が飢餓の危機に

「私がWFPで働き始めたとき、一般的な飢餓人口に比べ、飢餓の危機にある人の数は8千万人でした。しかしそれが主に紛争により、また極端な気候や、不安定で脆弱(ぜいじゃく)な政情が重なり、19年末には1億3500万人にまで増加しました。その上、新型コロナウイルスが来ました。それに伴う経済悪化に基づき、私たちは2億7千万人が飢餓の瀬戸際に向かうことになると予想しています」

WFPの予算のほとんどは、各国政府による拠出金によって成り立っている。各国政府の予算は主に前年の経済指標に基づくため、ビーズリー氏は、21年の政府予算に新型コロナウイルスによる影響が重くのしかかり、WFPの拠出金にも影響が出ることを懸念している。

「強力な経済見通しと素晴らしい経済指標があったことで、私たちは良好な予算編成をすることができました。それは良い知らせでした。しかしその後、新型コロナウイルスが襲いかかりました」

そのためビーズリー氏は、各国政府は新型コロナウイルス対策を経済的な影響も考慮しながら行う必要があると強調する。「新型コロナウイルスに関しては、単独で決定することはできません。共に協力しなければなりません。そうすることで、(感染による)死や、(経済悪化などに伴い起こる)情勢不安や移民を最小限に抑えることができます」

ビーズリー氏はまた、米国について国際協調姿勢を欠くとする報道が多くある中、WFPにおいては依然として最大の拠出国であることを強調した。WFPの発表(英語)によると、米国は昨年、世界全体で約82・5億ドルに上る拠出金のうち、4割を超える36・4億ドル(約3770億円)を担った。WFPは米国のほか、ドイツや英国、欧州連合(EU)、カナダ、日本など、さまざまな国々からの拠出金や個人からの寄付金をもとに、19年には世界88カ国で9700万人を支援した。

食糧は平和の「武器」

「テレビをつけたり、ニュースを読んだりすると、共和党と民主党が何においても争っているように見えます。しかし私が町に行って面会を申し出ると、彼らは意見の違いや敵意を置き、この(食糧)問題において和平を結んでくれるのです。私はこれを奇跡と呼んでいます。共和党と民主党が一つになるからです」

ビーズリー氏は、イエスが食べ物を「多くの異なる文脈で平和の『武器』」として用いたと言う。「私たちは、世界で食糧を平和の『武器』として用いていると言います。そして、ワシントンにおいても食糧(問題)を(平和の『武器』として)用いてきました。もしここ(ワシントン)で通用するなら、どこでも通用するでしょう」

昨年、ノーベル平和賞受賞の知らせを受けたとき、ビーズリー氏は西アフリカのニジェールにいたと言い、当時を振り返って次のように話した。

「私には言葉を失うということがめったにありませんが、あれ(ノーベル平和賞受賞)は数少ない瞬間の一つでした。その日、私はニジェールにいました。私たちは、四方八方に過激派グループがいる、かなり荒れた地域にいました。私たちは、どのように現地に行くかという問題に取り組んでいました。私たちが現地に行かなければ、過激派グループは食糧を、兵士をリクルートする『武器』として使います。その時、ドアを壊すような勢いで誰かが入ってきて、「受賞した!」と言ったのです。私は『何をふざけてるんだ』という感じでした」

すべての人に食べる権利がある

ビーズリー氏は、飢餓が紛争の引き金となることが多いのと同じように、紛争を終わらせられれば、飢餓も終わらせられると信じている。

一方、2020年に飢餓をもたらした別の原因の一つに、東アフリカと中東の国々を襲った記録的なイナゴの大量発生がある。

WFPはすでに先月、「新たなイナゴの大群が形成されており、ケニア北部に再侵入する恐れがある」と警告。「紅海の両岸でも繁殖が進行しており、エリトリア、サウジアラビア、スーダン、イエメンに新たな脅威をもたらしている」としている。

WFPが挙げる2億7千万人という数字は、飢餓に陥る可能性がある人々で、すでに飢餓状態にある人々は、WFPなど国連5機関がまとめた報告書によると、世界で6億9千万(19年時点)に上る。こうした危機的な状況の中、ビーズリー氏は新約聖書のマタイによる福音書25章の一節「最も小さい者たち」を引用し、「イエスはここで明確なポイントを示している」と語る。

「すべての人間は神に似せて造られました。すべての人間は全能者に似せて創造されたのです。しかし私たちが、その人間への支援や愛を否定するのであれば、全能者をも否定することになるのです。私はすべての人が平等であり、すべての人が同じであると見ています。地球上のすべての人には(食べる)権利があるのです」

関連タグ:飢餓国際連合(国連)新型コロナウイルス
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