Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

人のピンチは神のチャンス 佐々木満男

2020年3月7日21時56分 コラムニスト : 佐々木満男
  • ツイート
印刷
関連タグ:佐々木満男

1)「お世話になっている教会の都合で『今週中に部屋を明け渡すように』と言われました。どうか助けてください」

東南アジアからクリスチャンの家族3人が来日して無料で教会に滞在させてもらっていた。しかし、教会の都合で部屋を明け渡す必要が生じた。収入も所持金もないなか、東京で次の転居先を探すのは不可能だ。私の知り合い数人に頼んでみたがどこも断られた。

しかし3人は「一つのドアが閉じたら、神様はもっと良いドアを開けて待っています。これまで何度も体験してきました。だから私たちには平安があります」と言って、毎日祈っていた。明け渡し日の前日に、彼らは数年前に一度会ったことがある牧師に面会した。事情を聞いた牧師はその場で、教会に泊まることを承諾。翌日3人はもっと広い部屋に移動できた。

2)「最近結婚した夫がアフリカ人なのですが、夫はビザがもらえず帰国しなければならないと入国管理事務所に言われました。助けてください」

事情を聞いてみると、彼は日本人と結婚しても、不法滞在が長すぎ、配偶者ビザに切り替えることは不可能だった。祖国からは不景気で仕事は何もないから絶対に帰るなと言われている。妻はアフリカに住む気はもともとまったくない。夫が祖国に帰れば最低5年は日本に戻れない。2人とも憔悴(しょうすい)していた。

たまたま数年前に、私は夫の祖国に仕事で行ったことがあった。アフリカについては極貧、非衛生的、危険という先入観があって行きたくなかったのだが、やむを得ず黄熱病の予防接種を受け、薬を山ほど買い込んで、恐る恐る飛行機に乗った。しかし、現地は緑に覆われた美しい都会であった。人々は親切で、家は大きく、物価は安く、衛生的で特に危険もなかった。帰りの飛行機の中では、「日本とアフリカに半年ずつ住んで行き来できたら最高だなぁ」などと胸が膨らんだ。

自分の体験を話して、「これは神のチャンスですよ! 今は仕事がないようですが、あなたは長年日本に滞在した特別の経験があるから、奥さんと一緒に帰国してもきっと職は見つかりますよ。これから日本とアフリカのビジネスをすれば、大成功しますよ。どうか両国の架け橋となってください!」と励ました。帰る時には、明るい希望を持った2人の目は輝いていた。

3)「一生懸命頑張りましたが、もうダメです。力尽きました。破産するほかありません。どうか助けてください」

知り合いの経営者から電話を受けて驚いた。収支がそんなにひどい状況とは知らなかった。「毎年30万人以上が自己破産しています。あまり気にしないで破産してやり直したらいいんじゃないですか」と言って、数日後に面会した。彼は資金繰りの苦労からか、見る影もないほどにやせ細ってしまい、長年の持病もあり、とても深刻な様子だった。

ところが、話を聞いているうちに、彼は最近新しい仕事を受注していたことが分かった。彼にとってはそれも焼け石に水で、やればやるほど借金が増えるだけだと思っている。でも、さらに深く聞いてみると、その仕事はとんでもない大きな可能性のある仕事であった。

「すごいじゃないですか! これはまさに、千載一遇の神のチャンスですよ! これを成功させれば、負債を全部返済できるだけでなく、会社の株式上場も考えられますよ!」と思わず大声で笑ってしまった。つられて彼も大声で笑った。「本当に久しぶりに笑いました。ずっと笑顔が出てきませんでした。やります! 必ず成功させます!」大きな可能性に目覚めた彼は自信を取り戻し、意気揚々と帰って行った。

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:佐々木満男
  • ツイート

関連記事

  • いつも平安を持つ秘訣 佐々木満男

  • 「アタマ」ではなく「オナカ」 佐々木満男

  • あなたが燃えれば世界が燃える 佐々木満男

  • 一日百笑、一生感謝 佐々木満男

  • 上を向いて歩こう 佐々木満男

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.