英国国教会のトップ2「分断と痛み認識」 主教会の司牧声明で謝罪

2020年2月3日22時28分 印刷
+カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー・ヨーク大主教ジョン・センタム
カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー(左)とヨーク大主教ジョン・センタム(写真:英外務省 / ヨーク大聖堂)

英国国教会の主教会が、性交は既婚の異性カップルの間でのみ認められるとする司牧声明を発表し、批判が出たことを受け、同教会のトップ2であるカンタベリー大主教とヨーク大主教が共同で声明を発表した。2人の大主教は、司牧声明が「(同教会に対する)信頼を損ねてしまったことを認める」として謝罪するとともに、その責任を負うと語った。

同教会の首席聖職者であるカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビーと、次席聖職者であるヨーク大主教ジョン・センタムは1月30日、声明(英語)で「(司牧声明がもたらした)分断と痛みを認識しており、非常に遺憾に思っている」とコメント。同教会の全主教が関わる主教団では、人間のアイデンティティーや性、結婚の問題への理解を促すプロジェクトのために継続的に取り組んでいることを説明した。

教区主教などで構成される主教会は1月22日、英国で昨年、結婚と同等の法的権利を認める「シビル・パートナーシップ制度」の対象が、同性カップルだけでなく異性カップルにまで拡張したことを受け、新しい司牧声明を発表。「異性婚外の性的関係は、人類に対する神の目的に沿わないものと見なされる」とし、同性間の性的関係、また異性間であってもシビル・パートナーシップにおいては、性的関係は認められないとする見解を示していた。(関連記事:「性交は既婚の異性カップルの間のみ」 英国国教会の主教会が司牧声明

一方、この司牧声明が出された後、教会内部でも反発する声が起こった。2人の大主教に対する公開書簡(英語)も出され、署名者らは「同性間・異性間のシビル・パートナーシップ制に関して主教会が最近出した『司牧声明』に怒りと失望を表明する」などと批判していた。

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