Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

父はイスラム教、母は正教、自身はプロテスタント エチオピア首相にノーベル平和賞

2019年10月12日04時36分
  • ツイート
印刷
関連タグ:エチオピアエチオピア正教会ノーベル平和賞エリトリアペンテコステ派(聖霊派)福音主義(福音派)イスラム教
父はイスラム教、母は正教、自身はプロテスタント エチオピア首相にノーベル平和賞+
エチオピアのアビー・アハメド首相=2018年(写真:Aron Simeneh)

ノルウェー・ノーベル委員会は11日、今年のノーベル平和賞をエチオピアのアビー・アハメド首相(43)に授与すると発表した。国境をめぐる対立により推定で約10万の死者が出た隣国エリトリアとの和平を実現したことなどが評価された。一方、アビー氏はイスラム教徒の父と、エチオピア正教の母を両親に持ち、自身はプロテスタントという信仰の持ち主。首相就任後には、エチオピア正教会内部の分裂でも仲介役を果たして和解を導いている。

軍人出身のアビー氏は、昨年4月に首相に就任。その直後から、内政では民主的で自由な国家を目指してさまざまな改革を実行。さらに外交では、国境をめぐり20年以上前から対立していたエリトリアとの和解のために力強い指導力を発揮した。

特に、1993年にエチオピアから分離独立したエリトリアとの関係正常化は、首相就任後わずか3カ月で実現させた。まず先に国境問題で譲歩する意向を示したアビー氏は、その後エリトリアの首都アスマラを電撃訪問。イサイアス・アフェウェルキ大統領(73)との歴史的会談を実現させ、一気に和平協定の締結までこぎ着けた。

同委はこのほか、アビー氏がエリトリア・ジブチ間、ケニア・ソマリア間の関係修復や、スーダン国内の対立解消など、アフリカの他の地域における平和に向けた動きにも貢献したと評価した。

アビー氏はさらに、世界で最も古いキリスト教会の一つであるエチオピア正教会内部の和解においても重要な役割を担った。同正教会では1991年、政変により教会トップの総主教が国外追放され、暫定政府が新たな総主教を任命。追放された総主教と、新たに任命された総主教それぞれが正当性を主張したことで分裂が続いていた。アビー氏はこの分裂においても仲介役を担い、両総主教側は昨年7月、互いに同等の権威を認め、それぞれに対する破門宣告を撤回するなどして和解に至った。

この和解は、世界教会協議会(WCC)も歓迎した。WCCのオラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事は、両者の間を取り次いだアビー氏に書簡を送り、「古い歴史を持つエチオピア正教会の一致は、古い歴史を持つエチオピアそのものの一致の核となる」と、その意義を強調した(関連記事:エチオピア正教会、27年ぶりに和解 福音派の首相が仲介 WCCが歓迎)。

正教会系のメディアによると、アビー氏はプロテスタントの中でも福音派の信仰の持ち主。一方、英エコノミスト紙(英語)はペンテコステ派だとし、所属教派はエチオピア・フルゴスペル・ビリーバーズ教会だと伝えている。公式サイト(英語)によると、同教派は約50年前に大学生らによって立ち上げられた。教会数は約2300で、さらにそれらの枝教会・宣教グループは7千を超える。信者数は約450万人。エチオピアで生まれた独自のペンテコステ派教会だとしているが、国内で3番目に大きな福音派教会だとも表現している。

なお、昨年のノーベル平和賞受賞者の一人であるデニ・ムクウェゲ氏(64)もペンテコステ派のクリスチャンだ。牧師の息子であるムクウェゲ氏は、コンゴ民主共和国(旧ザイール)で婦人科医として働き、性暴力被害を受けた4万人余りの女性を治療してきた(関連記事:ノーベル平和賞受賞、牧師の息子であるデニ・ムクウェゲ医師の信仰)。また昨年は、過激派組織「イスラム国」(IS)から受けた性暴力の実態を世界に発信したヤジディ教徒のイラク人女性ナディア・ムラド氏(26)も、ムクウェゲ氏と共にノーベル平和賞を受賞した。

ノーベル平和賞は、各方面から推薦された候補者の中から、ノルウェー議会によって任命された5人の委員で構成される同委が選出する。候補者名は公表されないものの人数は明かされ、今年は個人223人、団体78組の計301で、これまでで4番目に多かった。今年はスウェーデンの環境保護活動家、グレタ・トゥンベリさん(16)が有力候補として注目されていたが、受賞はならなかった。

授賞式は12月10日、ノルウェーの首都オスロの市庁舎で行われ、900万スウェーデンクローナ(約9900万円)の賞金が贈られる。

関連タグ:エチオピアエチオピア正教会ノーベル平和賞エリトリアペンテコステ派(聖霊派)福音主義(福音派)イスラム教
  • ツイート

関連記事

  • エチオピア正教会、27年ぶりに和解 福音派の首相が仲介 WCCが歓迎

  • エチオピアの少女4人、キリスト教文書配布で逮捕される

  • エチオピア航空機墜落、世界教会評議会スタッフの牧師が搭乗 スイスの本部で追悼礼拝

  • 「イスラム国」、新たな動画公開 エチオピア人キリスト教徒30人殺害か

  • 来日したエチオピア正教会のギオルギス主教に聞く 聖ミカエル東京エチオピア正教会

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.