「林間学校」ならぬ「林間教会」 自然と触れ合い、教会との出会いを提供

2019年8月20日21時13分 印刷
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聖マルコ教会が主催する「林間教会」の参加者(写真:ブラックバーン教区)

英イングランド北西部ランカシャーの片田舎にある聖マルコ教会で、地域の自然美を活用した月に一度の「林間教会」が開催されている。人々に自然と触れ合う機会を提供するとともに、教会に足を運んだことのない人々との関係作りにも役立てる取り組みだ。

林間教会は、森林や自然の中で子どもたちに実践的な学習体験を提供する「林間学校」をモデルにしている。林間学校は、子どもたちを普段学ぶ教室の外に連れ出し、体験と理解を広げることを目的としたもので、同時に自然環境に対する関心を持たせる校外学習の一つだ。

林間教会はこれにヒントを得て、自然の中で行う活動を通じて、あらゆる年齢層が神の創造した世界をより深く学ぶことができるよう支援する。これまでの活動には、検知器を使ってコウモリの生態を知る「コウモリ散策」や、地元の川に浸る「川散策」などがあり、いずれも専門家が付き添う。また、聖マルコ教会の中庭に生息する野生の花や動物を探索するセッションもある。

このプロジェクトは、同教会のシンディー・リグニー牧師と、教会員で「ビジョン・チャンピオン」の異名を持つジャッキー・ハフさんが始めた。リグニー牧師は次のように話す。

「(聖マルコ教会のある)ドルフィンホルム村の住民の多くは、地元の自然美を高く評価していますが、必ずしも教会につながっているわけではありません。林間学校については知っていましたが、聖マルコ教会はそれと似たものを提供するのに非常に適していると思いました。少しばかり調査した後、私はハフさんに連絡しました。すると、ハフさんはこのアイデアを見事に実現してくれたのです」

ハフさんは、自然環境や野生動物の保護は、キリスト教精神と通じるものがあると言い、次のように話す。

「林間教会の精神的背景を手短に表現するものとして、私が気に入っている引用句があります。ナチュラリストのジョン・ミューア氏の言葉です。『私は山について思い巡らしながら教会にいるよりも、神について思い巡らしながら山にいる方がいい』」

「私にとって林間教会とは、皆さんに自然とより深い関わりを持っていただくことであり、互いに対してもより深く関わり合ってもらうことです。また日常から離れて、実際に何かに目を向けてもらうことでもあります。それは獣道かもしれませんし、地元に生息する動植物かもしれません」

「林間学校」ならぬ「林間教会」 自然と触れ合い、教会との出会いを提供
林間教会に参加し、あるプロジェクトをしている女の子の手助けをしてあげるリグニー牧師(右)(写真:同上)

林間教会は、魅力的な活動を通じて自然と触れ合い、学ぶことを支援しているとし、英王立鳥類保護協会から表彰されるなど、すでに一定の評価を受けている。

ハフさんはまた、このプロジェクトの宣教的要素についても強調した。林間教会での活動は、すべて祈りや短い聖書箇所の朗読をもって始められ、参加者には聖マルコ教会の家族礼拝を宣伝するチラシが配られる。

「参加者は皆、その名前が祈りの木にくくり付けられ、礼拝に参加すればシールを貼ることのできるカードが配られます。林間教会の『会員数』はとても順調に伸びており、(教会が)『まったく初めて』という方々も来ています。これは驚くべきことです」

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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