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依存しない、依存させない 佐々木満男

2019年6月7日12時14分 コラムニスト : 佐々木満男
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1. 依存はエスカレートする

「ある人に親切にしてあげたら、勘違いされて、どんどん依存してくるので困っています。どうしたらよいのでしょうか」

最近こんな問い合わせが多くなっている。男女の問題に限らず、組織の上下関係やビジネス上の金銭関係でも大勢の人が同じような悩みを抱えている。放っておくとスト-カー事件に発展しかねない。過去何件かストーカー問題を扱ったことがあるが、こじれると自殺や殺人にまでいく危険性がある。人間関係の問題の多くは、人への依存が原因となっている。

私たちは一人では生きていけない。お互いに協力し合わなければならない。協力し合うところに愛が生まれる。協力とは、お互いに自立しつつ、助け合うことである。

依存とは、一方が自立を失って、他方に頼ることである。時には、お互いに自立を失って依存し合う共依存関係になってしまう。

自立できないから依存者は被依存者の言いなりになっていく。だが、依存者はどんどん依存してくるので、やがて被依存者にとってはそれが重荷になってくる。被依存者が距離を置こうとすると、依存者はどこまでも追いかけてくる。完全に切り離されたら、死ぬほかないと思ってしまうからだ。こうして依存者は自分をケアしてくれない被依存者に対して憎しみや怒りを持つようになる。

依存者が人以外の物や事に依存すると、アルコール、薬物、ギャンブル、セックスなどの依存症になる。すべての依存症の原因は、自立できないことにある。

2. 自分が自立し、人を自立させる

自立している人は頼りがいがあるから、他の人から依存されやすいと思う。他の人から頼られることは必ずしも悪いことではない。人を助けることだからである。

困っている人を助けることを使命とするクリスチャンは依存されやすいと思う。依存されているうちに、依存者を助けることに夢中になり、いつの間にか自分も自立を失ってそれに依存していくことが多いのではないか。

私も数少ないクリスチャンの弁護士として多くの方々から助けを求められてきたが、中には依存する人がいて、その度に非常に苦労してきた。人を助けることに感情的にのめり込んで、共依存に陥ったこともある。ちょうど溺れている人を助けようとしたら、その人にしがみつかれて、自分も溺れそうになってしまったような事例である。

私が助けなければ自殺未遂の経験のある彼は本当に死んでしまうと思った。「僕これから死にます!」というメールが真夜中に入ると、タクシーで飛んで行って彼とファミレスで一夜を明かすような生活になり、私も自立を失っていた。

問題の渦中でもがきながら神に必死に助けを求めているうちに、何とか自分の自立を回復し、彼を自立させることができて、数年後ようやく問題は解決した。

その時に支えになった神の言葉は、エレミヤ書17章5~8節である。

「おおよそ人を頼みとし肉なる者を自分の腕とし、その心が主を離れている人は、呪われる・・・おおよそ主に頼り、主を頼みとする人はさいわいである」

旅の途中で、強盗に襲われて倒れていたユダヤ人をかわいそうに思って助けたサマリア人は、自分の使命までを犠牲にすることはしなかった。サマリア人は自分の自立を失わずに、ユダヤ人の自立を助けたのである。

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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