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「バカヤロー」vs「ガンバロー」 佐々木満男

2019年4月12日11時00分 コラムニスト : 佐々木満男
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1.「バカヤロー」の破壊力

たった一つの失言で辞職に追い込まれる政治家が後を絶たない。かつて「バカヤロー」の一言で衆議院が解散したことがある。いわゆる「バカヤロー解散」である。

時の自由党政権の吉田茂首相が国会の質疑応答で社会党右派の西村栄一議員の侮辱的な追及に対する答弁の最中、自分の席に着きつつ非常に小さな声で「バカヤロー」とつぶやいたのがマイクに拾われてしまった。それを聞いた西村議員が大げさにとがめたのがきっかけで、衆議院解散にまで発展した。選挙の結果は、自由党は大敗して少数与党に転落し、これを機に吉田元首相の影響力は急速に衰えて後の政界引退につながった。

熱く炊いたご飯を別々の瓶に入れて、一つの瓶には「ありがとう」と書いた紙を貼り、別の瓶には「バカヤロー」と書いた紙を貼り、しばらくして調べて見ると、「ありがとう」と書いた瓶に入れたご飯は長持ちして麹のような香ばしいままであるが、「バカヤロー」と書いた瓶に入れたご飯はすぐに腐って異臭を放つという事実は、世界各国で実験されて話題になっている。

2.「ガンバロー」の建設力

日本は敗戦で完膚なきまでに破壊された。その後も、震災等で何度も大きな被害を受けてきた。しかし、その都度そこから見事に立ち直り復興してきた原動力は何だったのだろうか。

それは、「ガンバロー」と言って、皆が励まし合ったからではないかと思う。「ガンバロー」という言葉には、人を強くする不思議な力がある。目標達成(勝利)のために自分の力を存分に発揮する力、困難に堪え抜いて諦めずに抵抗し続ける力である。

3・11の東日本大震災の直後、日本中に「ガンバロー、ニッポン!」という言葉がわき起こり、外国から「ガンバレ、ジャパン!」という愛の声援がたくさん寄せられた。アエラの記者等は、「日本はもうだめだ!神はいない!仏はいない!」と絶叫してこれを大げさな記事にしたが、ついに「ガンバロー!」の掛け声が打ち勝った。

しかし、最近では「ガンバロー」「ガンバレ」と言って励ますより、「お疲れさま」「ご苦労さま」と言って慰める言葉がはやっている。確かに、「ガンバロー」と言われて頑張り過ぎて、過労で倒れ、バーンアウトしてしまうこともある。その主な原因は、「自分の力」だけで頑張るからではないかと思う。でも、「お疲れさま」「ご苦労さま」と繰り返し言われると、疲れてもいないのに疲労感を覚え、元気なのにガックリして脱力感にとらわれてしまうのは私だけであろうか。

聖書において、天の父はいつも「ガンバレ!」「ガンバロー!」と言って私たちを励ましている。「強くあれ、雄々しくあれ・・・」「キリストの偉大な力によって強くなりなさい」「悪魔に立ち向かいなさい」「勇気を出しなさい」「恐れるな、おののくな」「勇敢に戦って勝利せよ」

ただし、神は決して私たちに自分の力だけでガンバレとは言っていない。「わたしが共にいるから」「わたしの力によって」「わたしの導きに従って」、戦い抜きなさいと言って励ましてくださるのである。

主を待ち望む者は、新たなる力を受けて、鷲のように翼を張って昇ることができる。走り続けても疲れることなく、歩き続けても弱ることはない。(イザヤ40:31)

3. 言葉の力

言葉には力がある。言った通りに実現させる力がある。言葉はその人の内心の表現でもある。人の内心が言葉を通して外の世界に実現していく。しかし、内心では思っていなくても、言葉にすれば言った通りになっていくのも事実である。だから、心にもないお世辞でも人は喜んで動くし、冗談でも人を傷付けてしまうことがある。

神はこの世界を言葉によって創造した。神の子である私たちも言葉によって自分に関わる世界を創造しているのである。

兄弟に向かって馬鹿者と言う者は地獄の火に投げ込まれるであろう。(マタイ5:22)

悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なときに人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい。(エペソ4:29)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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