Skip to main content
2025年8月18日22時13分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

「バカヤロー」vs「ガンバロー」 佐々木満男

2019年4月12日11時00分 コラムニスト : 佐々木満男
  • ツイート
印刷
関連タグ:佐々木満男

1.「バカヤロー」の破壊力

たった一つの失言で辞職に追い込まれる政治家が後を絶たない。かつて「バカヤロー」の一言で衆議院が解散したことがある。いわゆる「バカヤロー解散」である。

時の自由党政権の吉田茂首相が国会の質疑応答で社会党右派の西村栄一議員の侮辱的な追及に対する答弁の最中、自分の席に着きつつ非常に小さな声で「バカヤロー」とつぶやいたのがマイクに拾われてしまった。それを聞いた西村議員が大げさにとがめたのがきっかけで、衆議院解散にまで発展した。選挙の結果は、自由党は大敗して少数与党に転落し、これを機に吉田元首相の影響力は急速に衰えて後の政界引退につながった。

熱く炊いたご飯を別々の瓶に入れて、一つの瓶には「ありがとう」と書いた紙を貼り、別の瓶には「バカヤロー」と書いた紙を貼り、しばらくして調べて見ると、「ありがとう」と書いた瓶に入れたご飯は長持ちして麹のような香ばしいままであるが、「バカヤロー」と書いた瓶に入れたご飯はすぐに腐って異臭を放つという事実は、世界各国で実験されて話題になっている。

2.「ガンバロー」の建設力

日本は敗戦で完膚なきまでに破壊された。その後も、震災等で何度も大きな被害を受けてきた。しかし、その都度そこから見事に立ち直り復興してきた原動力は何だったのだろうか。

それは、「ガンバロー」と言って、皆が励まし合ったからではないかと思う。「ガンバロー」という言葉には、人を強くする不思議な力がある。目標達成(勝利)のために自分の力を存分に発揮する力、困難に堪え抜いて諦めずに抵抗し続ける力である。

3・11の東日本大震災の直後、日本中に「ガンバロー、ニッポン!」という言葉がわき起こり、外国から「ガンバレ、ジャパン!」という愛の声援がたくさん寄せられた。アエラの記者等は、「日本はもうだめだ!神はいない!仏はいない!」と絶叫してこれを大げさな記事にしたが、ついに「ガンバロー!」の掛け声が打ち勝った。

しかし、最近では「ガンバロー」「ガンバレ」と言って励ますより、「お疲れさま」「ご苦労さま」と言って慰める言葉がはやっている。確かに、「ガンバロー」と言われて頑張り過ぎて、過労で倒れ、バーンアウトしてしまうこともある。その主な原因は、「自分の力」だけで頑張るからではないかと思う。でも、「お疲れさま」「ご苦労さま」と繰り返し言われると、疲れてもいないのに疲労感を覚え、元気なのにガックリして脱力感にとらわれてしまうのは私だけであろうか。

聖書において、天の父はいつも「ガンバレ!」「ガンバロー!」と言って私たちを励ましている。「強くあれ、雄々しくあれ・・・」「キリストの偉大な力によって強くなりなさい」「悪魔に立ち向かいなさい」「勇気を出しなさい」「恐れるな、おののくな」「勇敢に戦って勝利せよ」

ただし、神は決して私たちに自分の力だけでガンバレとは言っていない。「わたしが共にいるから」「わたしの力によって」「わたしの導きに従って」、戦い抜きなさいと言って励ましてくださるのである。

主を待ち望む者は、新たなる力を受けて、鷲のように翼を張って昇ることができる。走り続けても疲れることなく、歩き続けても弱ることはない。(イザヤ40:31)

3. 言葉の力

言葉には力がある。言った通りに実現させる力がある。言葉はその人の内心の表現でもある。人の内心が言葉を通して外の世界に実現していく。しかし、内心では思っていなくても、言葉にすれば言った通りになっていくのも事実である。だから、心にもないお世辞でも人は喜んで動くし、冗談でも人を傷付けてしまうことがある。

神はこの世界を言葉によって創造した。神の子である私たちも言葉によって自分に関わる世界を創造しているのである。

兄弟に向かって馬鹿者と言う者は地獄の火に投げ込まれるであろう。(マタイ5:22)

悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なときに人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい。(エペソ4:29)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:佐々木満男
  • ツイート

関連記事

  • ドングリをどう見るか 佐々木満男

  • あなたは誰の子なのか? 佐々木満男

  • 敬天愛人 佐々木満男

  • 地球はとても美しかった 佐々木満男

  • 一日一笑 佐々木満男

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • ワールドミッションレポート(8月18日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(2)

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 立ち向かう勇気 佐々木満男

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(228)宣教は聖霊の働きによって拡大する 広田信也

  • 主キリストの選びに生きよう 万代栄嗣

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.