Skip to main content
2025年11月28日23時51分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
ブーゲンビリアに魅せられて

ブーゲンビリアに魅せられて(8)伝統、文化を大切に―インド女性は常にサリー 福江等

2018年9月30日18時10分 コラムニスト : 福江等
  • ツイート
印刷
関連タグ:フィリピン福江等インド
ブーゲンビリアに魅せられて(8)伝統、文化を大切に―インド女性は常にサリー 福江等+
インドからの留学生夫妻。マニラの神学校のピクニックで=2003年8月

「文化のるつぼ」のようなマニラの神学校では、多種多様の人種や文化が入り混じっており、常にお互いから予期しない発見をすることがあります。そのような日常生活から得られる経験自体がかけがえのない教育となり、異文化や異なる価値観を理解し、受け入れる寛容さを身につけさせてくれます。

写真の学生たちはインドから留学してきていた夫妻で、当時は1人の男の子を連れて学んでいました。ご覧の通り、食事の時は床に座って、男も女も足を組み、手で食べています。夫人は常にインドのサリーを身に着けています。夫人がサリー以外の服を着ている姿を一度も見たことがありません。それも毎日違ったカラーのサリーを身に着けているのです。そして、インドのサリーがなんと美しい服装であるか、大変よく分かりました。

夫の名はトーマス、姓はサスラックと言います。夫人の名はキランと言いますが、結婚すると夫の名を自分の姓とするため、キラン・トーマスと言います。例えば、私の名前が福江等、妻の結婚前の名前が前田満子ですから、インド流であれば、私の妻は等満子という姓名になるようなものです。名前の付け方一つを取ってもこんなにも違うのかと驚いてしまいます。

彼らの文化では「はい」と答えるとき、首を横にぶらぶらと振ります。最初は「ノー」と言っているのかと思いました。ちなみに会話ではあまり「ノー」という言葉を使わないことも分かりました。相手の気持ちを思いやっているのでしょう。相手の言っていることを否定することがほとんどないのですね。

今は世界中がグローバライゼーションの波にさらされて、文化も価値観も同じようなものになる傾向が強くなっています。ハンバーガーを食べ、コーラを飲み、休日はショッピングモールで過ごし、スターバックスでコーヒーを飲み、同じような音楽を耳にし、誰もが同じような生活スタイルと価値観で生きるような時代になってきています。

そんな時代に、自分たちの文化や伝統、価値観を大切に守り、誇りを持ちつつ生きていくということは難しい選択です。しかし、これらのインドの若者を見ていると、何千年も続いてきている自国の文化や価値観は美しく尊いものであり、簡単に捨ててはいけないのだということを、しっかり学ばされます。

<<前回へ     次回へ>>

◇

福江等

福江等

(ふくえ・ひとし)

1947年、香川県生まれ。1966年、上智大学文学部英文科に入学。1984年、ボストン大学大学院卒、神学博士号修得。1973年、高知加賀野井キリスト教会創立。2001~07年、フィリピンのアジア・パシフィック・ナザレン神学大学院教授、学長。現在、高知加賀野井キリスト教会牧師、高知刑務所教誨師、高知県立大学非常勤講師。著書に『主が聖であられるように』(訳書)、『聖化の説教[旧約篇Ⅱ]―牧師17人が語るホーリネスの恵み』(共著)、『天のふるさとに近づきつつ―人生・信仰・終活―』(ビリー・グラハム著、訳書)など。

■ 福江等牧師フェイスブックページ
■ 高知加賀野井キリスト教会ホームページ
■ 高知加賀野井キリスト教会フェイスブックページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:フィリピン福江等インド
  • ツイート

関連記事

  • ブーゲンビリアに魅せられて(7)北朝鮮へラジオで発信―宣教に熱心な韓国 福江等

  • ブーゲンビリアに魅せられて(6)非公認でも強まる信仰―制限厳しい中国 福江等

  • ブーゲンビリアに魅せられて(5)穏やかで勇敢な学生―キリスト教国サモア 福江等

  • ブーゲンビリアに魅せられて(4)殺害を迫られ苦悩―部族の掟 福江等

  • ブーゲンビリアに魅せられて(3)異文化を自然に理解―教師も学生も多国籍 福江等

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • WCC常議員会、中国の公認教会指導者らと会合 発表文書では非公認教会の弾圧に触れず

  • 幸せを感じる秘訣 菅野直基

  • 逆境は人生を開く 穂森幸一

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 欧州の反キリスト教ヘイトクライム、依然として多発 年間2200件超発生

  • ワールドミッションレポート(11月28日):インドのマラアヤラン族のために祈ろう

  • 青山学院と山梨英和学院が協定締結、授業連携など視野に

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心

  • 欧州の反キリスト教ヘイトクライム、依然として多発 年間2200件超発生

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 中国の大型政府非公認教会「シオン教会」の主任牧師ら18人逮捕、最大拘禁3年の可能性

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 逆境は人生を開く 穂森幸一

  • 青山学院と山梨英和学院が協定締結、授業連携など視野に

  • 武装集団がカトリック神父の住居を襲撃、神父ら数人拉致し1人殺害 ナイジェリア

  • ヨハネの黙示録(9)サルデス教会の御使いへ 岡田昌弘

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.