百人一読―偉人と聖書の出会いから―(91)ウィリアム・スワード  篠原元

2018年4月24日12時10分 コラムニスト : 篠原元 印刷
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ウィリアム・スワード(1801~72)
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皆さんは、朝起きてすぐに何をしますか。今日は、朝起きてすぐに何をされましたか。トイレでしょうか?体操でしょうか?歯ブラシでしょうか?または、洗顔でしょうか?または、朝起きてすぐのコップ一杯の水(牛乳、お茶、白湯)かもしれませんね。

実は、この中のある一つの行為は、非常に恐ろしい行為でもあるのです。知らないってことは非常に恐ろしいですね。知らないでやってしまっていることがあるかもしれません。逆に知っているということは、強力な武器ともいえます。お金は大事ですが、それ以上に情報や知識は大事ではないでしょうか。いち早く有益な情報を手に入れることができれば、結果大金を手にすることもできますよね。大切なことを知っているのであれば、道を踏み外すこともないかもしれません。

実は、今日ご紹介するウィリアム・スワード(リンカーン大統領時代の米国国務長官)という人物は、何も分からなかった(知らなかった)米国の国民から、けちょんけちょんに言われ、非難されました。ある事実を知らない米国の人々は、彼を非難しまくったわけです。あとで、大変な事実が発覚し、スワードは逆に偉大なことをした人物だということになり、今は最高に評価されています。知らない、分からないということは、大きな間違いを引き起こすものでもあり、ある人を苦しめることにもなりますね。

知らないからこそ、猛獣の巣穴に頭を突っ込んでしまうこともあるかもしれません。目の前の人が誰なのかを分かっていないなら、大変な人に無礼をしてしまうことになるかもしれません。自分に話し掛けてきた相手が何者か把握していないなら、とんでもない対応をしてしまうことになるかもしれません(相手がお得意さんの方だったり、顔も見たことがない自社の雲の上の役員だったりして大変な目に遭ってしまうのです)。

知っていれば、分かっていれば、もうけられるってことがあります。知っていれば、分かっていれば、難を避けられるってことがあります。知っていれば、分かっていれば、余裕があるってことがあります。どんなに厳しくても、大変でも、つらくても、絶対的な明るい事実が分かっているから乗り越えられるってことが実際ありますよね。

迷路のような森に迷い込んでしまった。もう、歩けない。事実が分かっていないから、絶望して倒れてしまいます。出口がもう少し先にあるということを分かっていないから。でも、あと1キロ先に出口が、村があると分かっているならば、希望を持って一歩一歩最後まで歩き続けることができるわけです。その森の中でも。というわけで、あることを知っているか、知っていないか、そのことだけで人生を決めてしまうともいえるはずです。

冒頭の、朝起きてすぐにやることですが、コップ一杯の水(もしくは牛乳、白湯、その他)が、非常にまずいのです。知らないからこそできるワザです。知らないって、けっこう恐ろしいことです。朝起きて、すぐにお水とかをゴクゴクという方は多いはずですが、以下の事実を提供させていただきます。

実は人間の口腔内って、寝起きには細菌だらけなんです。朝起きた時が、人の口の中は一番汚い状態なんですね。人の口の中には約300~700の細菌が生息しているようです。その数は、歯をよく磨く人で1千億~2千億個。歯をあんまり磨かない人になると4千億~6千億個。さらに、歯をほとんど磨かない人になると、なんと1兆個!

こんなにもスゴイ数の細菌が口腔内に生息しているんですね。この数字、預金額だったらスゴイですね。でも、いくら何千億、1兆あっても、それが口腔内の細菌ですからね。とにかく言えるのは、普段からの歯ブラシが必要不可欠ということです。

で、重要なのが、寝起きが一番スゴイという事実です。その口腔内の細菌の量が!いろいろな理由で細菌だらけらしいです(ちなみに一つの理由は、睡眠中、唾液の分泌が抑制を受けているからです。唾液は、口の中に生息する細菌の働きを抑えもします)。

追い打ちをかけて汚い話ですが、寝起きの口の中の細菌の量は半端なくて、口の中はトイレの便器並みに汚れているようです!恐ろしいことに、朝起きてすぐに、水や白湯や牛乳や何かをゴクゴクすると・・・!その細菌たちを、要するにトイレの便器並みに汚れてしまったその水もしくは牛乳もしくは白湯などを体内に流し込むことになるんですね。

健康のために寝起きの水一杯といわれる方も多いでしょうし、美容のために起きたらすぐに白湯を飲む女性の方も多いはずですが、それは、たくさんの細菌を朝一から体内に流し込むことになります!やめましょう!胃で殺菌はされるかもしれませんが、半端ない数の細菌を朝イチで飲み、毒素を体内に流し込む勇気は、今日からもう無いはずです。朝イチのお水や白湯、牛乳を飲むのは今日で終わりですね。

飲む前には、キリストの神様に「おはようございます。キリストの神様。今日も一日感謝いたします!」とあいさつしてから、そして、歯ブラシ、もしくは歯ブラシをするのが面倒くさいという方はうがいをしてから、お水なり牛乳なり白湯なりを飲まれることをお勧めします。

このように知らないってことは恐ろしいです、本当に。口腔内の細菌にはいろいろな種類があり、免疫力が低下すればどんどん増えて、いろいろな病気を引き起こすこともあるのです。知って、良かったです。明日の朝から、キリストの神様にごあいさつ、そして、まずうがい、もしくは歯ブラシですね。

さて、ウィリアム・スワードの話になりますが、彼はニューヨーク州知事や合衆国上院議員を務め、そしてリンカーン大統領とジャクソン大統領の下で国務長官として活躍した偉大な人物です。彼は、演説の中でこう語りました。「人類の進歩に対するあらゆる希望は、絶えず広がっていく聖書の影響力にかかっている」(『100人の聖書』130ページ参照)。その、スワードの有名な功績が「アラスカ購入」です。

皆さんは、アラスカをご存じですか。アラスカは天然資源に恵まれたスゴイ所です。米国の州の中で最大の面積があります。石油や森林の資源が非常に豊かであり、水産業も盛んです。

このアラスカは、もともとロシア帝国のものでした。そのロシア領のアラスカを米国が購入したのです。それが、1867年の「アラスカ購入」です。この際、アメリカ合衆国の代表としてロシア帝国側と交渉に当たったのが、ウィリアム・スワードでした。結論からいえば、アメリカ合衆国は広大なアラスカをなんと720万ドルで手に入れたのです。1エーカー(約4047平方メートル)当たり、約2セントの計算になりますから、スゴイことですね(現在の貨幣価値に換算すれば、1億2300万ドルになります)。

しかし「アラスカ購入」直後、ウィリアム・スワードは非難されまくりました。当時は、彼のしたことが正しく認められずに、国民からかなりの非難を受けていたのです。ですが、数年後、アラスカで金鉱が発見されてしまったのです!また、軍事上米国にとって重要な役割を果たす土地ともなったのです。そして、天然資源の豊かさは、今では誰の目にも明らかです。

よって、スワードの評価は上がりました。実際「アラスカ購入」は米国に大きな大きな益をもたらしているのです。それが、事実です。しかし、それが認められない長い日々がありました。スワードは、かなりきつかったことでしょう。彼にとって、厳しい期間が続いたことだと思います。

同じく、良いことをしているのに認められない方がいらっしゃるはずです。正しく歩んでいるはずなのに、バカにされている方も。誠実に、真面目に働いているのに、そうでない上司や同僚やクラスメートや兄弟姉妹ばっかり褒められているのを見ている方も。

そんな方に申します。大丈夫です。いつか、報いがあるものです。不公平を感じているかもしれません。やりたい放題やっているのに成功しているような人がいて。また、ふざけたことばっかりやっているのに金を持っているような人がいて。でも、いつか何かが、起こるのです。

聖書はこう語っています。「神は侮いられはしないのだ。なぜならば、人は自分が蒔くもの、それをまた刈り取りもするであろうから」と。いろいろ悪さしてもうけている連中もいますよね。ひどい奴なのに、うまくいっている人も。仲間(友)を裏切るような人間なのにキレイな(カッコいい)彼女(彼氏)がいる人間も。でもいつか、その人たちは、自分のしてきたことの報いを受けることになると聖書は言っているわけです。

ちゃんとやっているのにうまくいかない。正しく生きているはずなのに、私には・・・。真面目にコツコツやってんのになんで?と思われる方には、聖書のこの言葉があります。

「立派な行いもまた明白であり、・・・隠されたままでいることはあり得ない」。大丈夫です。立派な行いは、いつか明らかになることでしょう。スワードの功績と同じです。いつか、認められます。今、どんなに悔し涙を流していても、また、今は全然認められていなくても、いつか、立派な行いは明らかにされる時が来るわけですね。大逆転を信じて、前進し続けましょう。

キリストの神様は、全部ご存じです。あなたの正しい行いも、誠実な歩みも、悔し涙も。だから、大丈夫です。いつか、報いが。いつか、認められる日が。そのことを知って、その日まで諦めずに、自暴自棄にならずに前進し続けませんか。

このことを、つまり、先の聖書の言葉を知らないと、途中で何もかもイヤになってやめてしまうでしょうし、自暴自棄になってすべてを放棄してしまうかもしれません。でも、最後まで正しいことを続けるなら、報いを手にすることができます!マラソンでも最後まで1位をキープし続けるなら、一等賞です。途中1位であっても、または、ゴール直前まで1位であっても、ゴールせずに離脱するなら、1等賞は他の人のものです。

やり続けましょう。正しいことを。挑戦し続けましょう。このビジョンに。キリストの神様は、すべてをご存じなんです。そして、キリストの神様は正しく報いてくださるお方なのです。このことを知って、前進し続けませんか。キリストの神様がおられるんですから。絶対に、無駄になりません。

正しい道を歩んでいるならば、苦しくても大丈夫です。認められなくても大丈夫です。バカにされていても大丈夫です。スワードのように、けちょんけちょんに言われて、けなされていても大丈夫です。いつか、報いがあります。いつか、笑う時が来ます。

「結婚するまで待つ」とか言うとバカにされる時代でしょう。本当に清くて、体内が他人の血や体液で汚されていない、要するに純潔を保っている女性(男性)が、逆にバカにされ、笑われる世の中です。そのような正しい美しい生き方をしていると「早く捨てろ!」とか「生きた化石だ!!」と言われる時代です。

しかしながら、最後に幸せになれるのは誰なのかは目に見えています。自分の一度きりのもの、一番大切なものは、結婚まで取っておく。その時に、最高の報いや楽しみがあることでしょう。幸せは急いで味わうものではなくて、幸せは捨てるようなものではなくて、じっくりと大切にして守り、一番良い時に一番良い人と味わうものでしょう。誰とでもとか、いつでもとかいう性的関係に幸せはなく、偽りの楽しみにすぎません。

聖書はこう言っています。「涙とともに種を蒔く者は、喜び叫びながら刈り取ろう」(旧約聖書・詩篇126:5)と。涙を流してでも、正しい道を行くなら、いつか、喜び笑いながら、良い報いを頂くことができます。堂々と表彰される日を迎えることができるでしょう。また、何の後ろめたさもなく堂々と結婚することができるでしょう。堂々と夫婦間での初めての日を迎えることができることでしょう。

悪い道を気持ちのおもむくまま自由に生きているなら、いつか涙を流しながら、自分がしてきたことの報いを受け取ることになります。後ろ指をさされるようになるでしょうし、病気をもらうことになるでしょうし、純潔な身で結婚もできないでしょうし、いつかすべてが明らかになる日を恐れながら過ごすことになります。

笑われても、バカにされても、最後まで正しい道を前進し続けましょう。孤立無援の中に陥ってしまったとしても、キリストの神様は味方してくださるでしょう。いつか認められる、いつか最高の称賛を受ける、いつか笑える日が来る、そのことを期待して、この道を歩み続けましょう。苦しくても、泣きたくても、やめたくても。歯を食いしばって、涙をこらえながら。

最後に、ある賛美歌をご紹介して終わります。ノアミュージックミニストリーというゴスペルグループのオリジナルである「本当の愛」という一曲です。慰めや勇気をもらえるスゴイ曲ですが、さすがです、やっぱりこの曲を収録しているCDは完売のようです。分かってもらえない、認めてもらえない、悔しい、正しい道を進んでいるのに・・・。そのような環境で苦しんでいる方におススメの一曲です。感謝なことにこのページから視聴することもでき、楽譜のダウンロードもできます。

正しい道を進みながらも、多くの苦しみを味わっているのであれば、たくさん笑われているならば、いっぱいバカにされているのなら、それだけ多くの幸せもあるのではないでしょうか。それだけたくさん笑える日がいつか来るのではないでしょうか。それだけいっぱい認められる日がやがてやって来るのではないでしょうか。

理解してもらえなくても、悔しい日々を生きていても、大丈夫です。諦めないで前進しませんか、このまま。このような生活は死をもって終わりにしようと、絶望の寸前にいるかもしれません。でも、多くの苦しみを味わっているなら、それだけ多くの幸せがいつか来るのではないでしょうか。ちょっと待ってみませんか。希望を持って。キリストの神様に、希望を置いて。不公平のないキリストの神様が、あなたになさってくださることを待ってみませんか、しばらく。

キリストの神様は、あなたの行いを、あなたの我慢を、あなたの歩みを見てくださっています。ちゃんと分かってくださっています。誰も分かってくれていないようでも、誰一人見てくれていないようでも、キリストの神様はあなたのしていることを見てくださっているのです。あなたのことを本当に分かっていてくださっています。この事実を踏まえて、キリストの神様に希望を置いて、もうちょっと歩み続けませんか。「本当の愛」を口ずさみながら。

次回の百人一読は、イギリスで4度も首相を務めたウィリアム・グラッドストンです。

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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書

『100人の聖書』

本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)

ご注文は、全国の書店・キリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

篠原元

篠原元(しのはら・げん)

1991年7月、東京都千代田区生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。JTJ宣教神学校卒業、アンテオケ国際宣教神学校卒業、同神学院中退。現在、VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、またテレビ番組「ライフ・ライン」などに出演するなど多方面で活動中。2017年1月に有志のメンバーにより設立された社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』(発行:イーグレープ)がある。

各種依頼などに関する問い合わせは、以下の教会ホームページまたは「100人の聖書基金」ホームページを参照。

炎リバイバル教会ホームページ
「100人の聖書基金」ホームページ

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