Skip to main content
2026年2月11日21時37分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
教会主催の映画会にこんなのはいかが?

教会主催の映画会にこんなのはいかが?(3)大人向け映画会のために 青木保憲

2017年11月7日16時49分 コラムニスト : 青木保憲
  • ツイート
印刷
関連タグ:青木保憲
牧師の小窓(77)映画「沈黙」を見て4 キチジロウの存在 福江等+
「沈黙-サイレンス-」© 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.

大人が映画館へ足を運ぶ。その目的は、やはり楽しいエンタテインメントを堪能するとか、または自分の興味関心を刺激する内容に触れてみるとか、いろいろだろう。ここでも、映画会を通して人間関係を構築しようとか、1度でも教会の扉をくぐってもらいたいという現実的なニーズを越えて、伝道集会の一環として映画会を実施する場合に限定して映画を厳選した。

大人の鑑賞に耐え得るものであるためには、どうしても生々しい「人間臭さ」を前面に押し出し、自身の引け目や短所を自ら発見するという流れを促さなければならない。そういった意味で、「こんなのを教会で見せていいの?」という内容もあえて含んでいることをご承知おきいただきたい。

「ダークナイト」(2008)

え?バットマン?と思ったあなた、正解です。アメコミ映画はこの「ダークナイト」以降、シリアス路線に転向する。その記念碑的作品である。人間の「悪」をここまで見事に活劇化したエンタテインメントは他に類を見ない。

2時間半、ジョーカーに翻弄(ほんろう)されながら、人の根源的な「罪性」について考えてみるのはいかがだろうか。そして、最後にバットマンが選択したある行為は、キリスト教的救済をデフォルメしていると言えよう。

「ザ・ウォーカー」(2010)

漫画「北斗の拳」のような世紀末を舞台に、この世の全権を手にする知恵が書かれているという1冊の本をめぐる物語。主演のデンゼル・ワシントンが盲目ながら敵を一瞬でなぎ倒すヒーローを演じている。物語はこの本が何か、それがどういう意味で「全権を手にする」ために有効か、というあたりに、キリスト教的世界観を醸し出している。

ネタバレになるので、これ以上物語に触れるわけにはいかないが、きっとこれを見てから牧師の解説を聞くなら、教会やキリスト教世界に親近感を抱くことになろう。かなりのハード描写があるので、それだけご注意を。

「モンスター」(2003)

シャーリーズ・セロン主演の連続殺人鬼もの(おいおい教会でかい?)。監督は今年「ワンダーウーマン」で一躍ブレイクするパティ・ジェンキンス。しかし、単なる人殺し映画ではない。込められたメッセージは「どうしてこんな人間を生み出してしまったのか」ということ。

性の対象としてしか見られず、貧困とネグレクトによって体を売るしか生きる術を持てなかった女性の逃避行を描いている。社会が悪いのか、それとも本人の自覚がなかったのか。劇中、彼女はキリスト教会の近くに身を寄せることになる。しかし、救いの手は彼女には届かなかった。

私たちは、極悪な犯罪が発生するとそれを社会や本人のせいにして、自分たちは関係ないという姿勢を取りたがる。しかし、この映画はそれを許さない。私たちに「罪とは何か」「私たちの中に彼女と同じ要素はないか」と鋭く問い掛けてくる問題作である。

女性監督がこういう映画を撮ったということも納得できる1本である。ただし、かなりきわどい性的描写とバイオレンスが展開するため、気を付けなければならない。

「チェンジリング」(2009)

クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演のサスペンス。1920年代の米国で実際に起きた幼児誘拐事件、その顛末(てんまつ)を当時のいい加減なロス市警の捜査方針を告発しながら描いている。

テーマは「信仰」。わが子がどうなったのか、生きているのか死んでいるのか、宙ぶらりんの状態で生きざるを得ないシングルマザーの苦悩を、観客も体験することになる。

事件が解決するかと思うとその手掛かりを失い、また別の可能性に期待するが、それもすぐに途絶えてしまう。そんな繰り返しの中、この母親を支えたものは何だったのか。決してすっきりと片が付く結末ではないが、あれこれと親や大人の立場から語り合いたくなる1本。

それほど残酷描写もないため、ママ映画クラブのような感じで女性たち向けに上映してもいいかもしれない。

「葛城事件」(2016)

次男が連続通り魔事件を引き起こしてしまったため、「加害者家族」として世間から次第に疎外されていく一家の葛藤と慟哭(どうこく)を描いたビターな家族劇。

長男はリストラされ、母親は精神に異常を来し、父親は「どうして俺が責められなければならないのか」と居直る。それぞれの反応が、愚かしくもそうせざるを得ないやりきれなさで満ちている。そして、ふと思わされるのは「ウチは大丈夫だと言えるか」ということ。

主演の三浦友和が、権威主義的でありながら実は小心者である市井の人物を、時にはコミカルに、時には鬼気迫る雰囲気を醸し出して演じている。この映画にはまったく救いがない。その最悪な状況がリアリティーをもって見る側に迫ってくるのが恐ろしい。

現代に聖書の教えが活(い)かされるとはどういうことか、考えさせられる1本である。

これら以外にも、伝道企画として見ておくことをお薦めする作品を列挙しておく。

  • 「ステラ」(1990)・・・ベッド・ミドラー主演の母娘劇。最後の母親の選択に賛否両論。
  • 「シークレット・サンシャイン」(2007)・・・韓国でキリスト教の救済をテーマにした大ヒット映画。しかし、決して一筋縄ではいかない展開に、思わず考えさせられる。
  • 「ヴェラ・ドレイク」(2005)・・・上述した「モンスター」にも通じるテーマだが、女性が図らずも犯罪に手を染めてしまう状況を、私たちがどう受け止めるか。そこが問われる問題作。
  • 「沈黙」(2016)・・・遠藤周作の傑作。信仰を持つとはどういうことか、また真に相手を愛するとはどういうことかについて、真正面から取り組んだ力作。

ただし、牧師や映画会を企画しようとする者たちが理解できなかったり、手に負えない場合は、従来の「キリスト教礼賛映画」を迷うことなく選択したらいいと思う。

これらの映画に共通しているのは、見る側に深く考えさせるということ。さらに、どれも単純なハッピーエンドとは言い難いということ。しかし、予定調和的な展開ではないからこそ、いろいろ言いたくなるし、見に来た方々といろいろと意見交換ができるというものだ。

次回、この連載のまとめとして、映画とキリスト教伝道との関連を総括してみたい。

こういった映画会を開催し、それを導く機会を与えてくださるなら、存外の幸せです。ご連絡は、青木保憲(メール:[email protected])まで。

<<前回へ     次回へ>>

◇

青木保憲

青木保憲

(あおき・やすのり)

1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科修了(修士)、同志社大学大学院神学研究科修了(神学博士)。グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(明石書店、12年)、『読むだけでわかるキリスト教の歴史』(イーグレープ、21年)。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:青木保憲
  • ツイート

関連記事

  • 「ブレードランナー2049」神の像を見失った人間の未来を描く30年越しの一大絵巻

  • 教会主催の映画会にこんなのはいかが?(2)ユース映画会のために 青木保憲

  • 映画「サムソン」 2018年2月に全米公開

  • 教会主催の映画会にこんなのはいかが?(1)「優等生」映画からの脱却を 青木保憲

  • 「猿の惑星 聖戦記」は、聖書の「出エジプト記」をモチーフにした現代アメリカの壮大なメタファーだ!

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 隠れている富 佐々木満男

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(21)それでも種を蒔き続けよ 臼田宣弘

  • グラミー賞3冠のジェリー・ロール、授賞式で「イエスは全ての人のためにおられる」

  • 米国家朝餐祈祷会でトランプ大統領が演説、米国を神に「再奉献」する集会の発表も

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(12)主への従順を通して地境を広げる 加治太郎

  • 米国のプロテスタント教会、閉鎖数が新設数を上回る 専門家は教会開拓の重要性強調

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • ワールドミッションレポート(2月11日):カザフスタン 「神の山々」の麓の決起、立ち上がる若き専門家たち①

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(265)聖書と考える「黒崎さんの一途な愛がとまらない」

  • 主キリストにある “新しい人” を着る 万代栄嗣

  • グラミー賞3冠のジェリー・ロール、授賞式で「イエスは全ての人のためにおられる」

  • 米国のプロテスタント教会、閉鎖数が新設数を上回る 専門家は教会開拓の重要性強調

  • 米国家朝餐祈祷会でトランプ大統領が演説、米国を神に「再奉献」する集会の発表も

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • 衆院選での排外主義的ヘイトスピーチを懸念、日本キリスト教協議会がメッセージ

  • チャイルド・ファンド、「オープンハウス」を17年ぶり開催 国際協力活動50周年で

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(241)牧師と僧侶が共に関わる葬儀!? 広田信也

  • 主キリストにある “新しい人” を着る 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(265)聖書と考える「黒崎さんの一途な愛がとまらない」

  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • グラミー賞3冠のジェリー・ロール、授賞式で「イエスは全ての人のためにおられる」

  • 牧師の3人に2人が説教準備にAIを利用 米調査

  • 米国のプロテスタント教会、閉鎖数が新設数を上回る 専門家は教会開拓の重要性強調

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • 衆院選での排外主義的ヘイトスピーチを懸念、日本キリスト教協議会がメッセージ

  • 米国家朝餐祈祷会でトランプ大統領が演説、米国を神に「再奉献」する集会の発表も

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

編集部のおすすめ

  • 「罪のない最も弱い存在を殺す行為」 中絶反対を訴え行進、マーチ・フォー・ライフ

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • お薦めのボンヘッファー入門書3冊 映画を観て興味を持った人のために

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.