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マザーが教えてくれる「心の声」の聞き方 片柳弘史(文)RIE(絵)『ほんとうの自分になるために』

2017年6月12日11時56分 記者 : 坂本直子
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関連タグ:マザー・テレサ片柳弘史RIE
マザーが教えてくれる「心の声」の聞き方 片柳弘史(文)RIE(絵)『ほんとうの自分になるために』+
『ほんとうの自分になるために―マザ-・テレサに導かれて』には、どこから読んでもいいようノンブル(ページ番号)はつけられていないので、自由な気持ちでマザーと一緒に「ほんとうの自分」を探しに行ける。(写真:PHP研究所提供)

マザー・テレサの珠玉の言葉を温かい絵とエッセイで紹介する好評シリーズ第3弾、『ほんとうの自分になるために』が、PHP研究所から今年4月に刊行された。

「できないのではありません。できることが違うだけです」「失敗作などありません。一人ひとりが、神さまの最高傑作なのです」「いろいろなことを付け加えて、人生を複雑にしてはいけません」「ありふれたことに、人並み外れた愛を込めなさい」「見ているはずなのに、見えていないことがたくさんあります。心の目を開いて、しっかり見ましょう」・・・

同書に収録されているマザーの言葉は23。前作の『世界で一番たいせつなあなたへ』『あなたのままで輝いて』同様、初めにマザーの言葉とRIEさんの絵の見開きページがあり、次のページを開くとカトリック宇部教会主任司祭の片柳弘史神父のエッセーがあるという構成になっている。

片柳神父は生き方に悩んでいた20代の時、コルカタ(カルカッタ)でボランティアをしていて、マザー本人から神父になるよう勧められた。これほどマザーの言葉を心に深く届けられるのは、マザーのことをよく知る神父だからこそだろう。「マザーという大きな愛に出会ったことで、私の人生は変えられた」と証しする神父。その愛の体験を多くの人と共有したいという強い思いが同書にもあふれている。

神父は同書の中で、「本当の望みと出会うとき、わたしたちは『ほんとうの自分』と出会います」と述べる。マザーもまた、初めから私たちが知っているような「マザー・テレサ」だったわけでなく、スラム街に出て貧しい人たちのために働くことこそ神様が自分に求めていること、自分の「本当の望み」だと気付き、そこから「マザー・テレサ」が誕生したという。「ほんとうの自分」に出会うために、自分の心としっかり向き合い、「したい」ことを見つけるよう神父は勧める。

頭で考えるだけでは、「すべき」ことは見つかっても、「したい」ことは見つかりません。大切なのは、心の底から湧き上がる「したい」という思いを感じ取ることです。「したい」ことさえ見つかれば、あとはその思いがわたしたちを導いてくれるでしょう」(「はじめに」より)

しかし、自分の心と向き合うことは、そんな簡単なことではない。そこには人には知られたくないコンプレックスや、許せない感情、驕(おご)りの気持ち、不必要な欲望、死への恐怖などであふれているからだ。

マザーの言葉は、そんな思いから救ってくれる。また、私たちがしている小さなことが決して無駄ではないこと、大切なものは心の目を開かないと見えないこと、どんな状況であっても自分自身を変えられること、心に刻まれた愛の記憶は死でさえ奪うことはできないことなど、マザーの言葉をさらに深く掘り下げ、やさしい表現で励ましてくれる神父のエッセーは、「ほんとうの自分」と向き合う勇気を与えてくれる。

そして、このシリーズの大きな魅力は、世界中に笑顔を広げるアーティストRIEさんのイラストだ。2012年にはANA創立60周年機体デザインコンテスト大賞を受賞するなど、幅広いジャンルで活躍している。同書を手にした人は、その絵を見るだけでも幸せな気持ちになるだろう。

以前、RIEさんからこんなことを聞いたことがあった。「神様が私を使って描かせてくださる絵を通して笑顔を広げることが、神様のお役に立てることだと思っています」。実はRIEさんも、ある出会いによって自分の本当の望みを見いだした1人だ。「自分は何のために生きているのだろう」と思い悩んでボルネオ島を訪ねた時に、そこで貧しくても感謝を忘れない1人の少女に出会ったことで「心の豊かさ」の大切さに気付き、それ以来、「人の心の豊かさ、温かさを世界中に広げたい」という願いを込めて絵を描くようになったという。

マザー・テレサ、片柳神父、RIEさんに共通するのは、神様が自分に求めていることを見いだし、「ほんとうの自分」に出会っていることだ。マザーはスラム街に出て働くこと、片柳神父は司祭として献身すること、そしてRIEさんは絵を通して笑顔を広げること。神様が道を示し、「ほんとうの自分」へと導かれた3人がタッグを組んで作った同書からは、神様の恵みがあふれ出ている。

心の呼びかけに耳を傾けることから、
祈りが始まります。

・・・自分の心に忠実に生きたいなら、ときどき立ち止まって心の奥深くにまで潜り、「心の主」の声に耳を傾ける必要があります。
それは、「自分の本当の望み」に耳を傾けるということであり、「自分が本当にしたいこと」を見つけるということでもあります。(本文より)

同書の巻末見返しには、「心の声」を聞くための7つのヒントも掲載されており、すぐに実践できることばかりなので、ぜひ試してほしい。

片柳弘史(文)RIE(絵)『ほんとうの自分になるために―マザー・テレサに導かれて』
2017年4月25日初版
四六判上製 96ページ
PHP研究所
定価1200円(税別)

関連タグ:マザー・テレサ片柳弘史RIE
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