Skip to main content
2022年8月10日23時07分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

キリストは弁護人 穂森幸一(79)

2017年3月17日07時34分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

「彼が民の悩む者たちを弁護し、貧しい者の子らを救い、しいたげる者どもを、打ち砕きますように」(詩篇72:4)

30年ほど前に長期研修のため米国に滞在することになりましたが、私は心配症だったために、異国の地で誤認逮捕されたらどうしようかとか、もし何かトラブルに巻き込まれたらどうしようかと思い悩んでいました。まず、現地の牧師に弁護士さんを紹介してもらい、名刺をいただきました。また、知り合いの警察官を紹介してもらいました。

この方々はとても熱心なクリスチャンで家庭にも招いてくださり、親交を深めてくださいました。「もし何かあったら、力になりますよ」と励ましてくださいました。この方々の名刺をいつも財布に入れて行動していました。幸い何事もなく研修を終え、無事に日本に帰ってきました。

私は旅行が好きで世界中どこでも出掛けて行きたい気持ちはあるのですが、何分にも気弱ですので、初めての都市を訪れるときは、そこでどなたを頼ったらいいのか情報を捜します。幸いなことに世界のほとんどの町に教会があり、「クリスチャンです」というだけで受け入れてくださいます。

また、初めての国を訪れるときは、税関の通過や乗り換えが心配で、旅行会社の方に空港の図面やバスの乗り場の図面を取り寄せていただき、図面上で何度もリハーサルを繰り返しました。そのおかげだと思うのですが、いつもスムースに移動ができました。

宿泊のためには予算の範囲でできるだけ良いランクのホテルを予約しました。立派なホテルは警備もしっかりしているし、旅行ガイド用のデスクがあります。そこで示された場所以外には近づかないようにしました。

どんなに慎重に行動したとしても、トラブルに巻き込まれてしまうことがあります。「日本の常識が世界では非常識」という言葉もあります。もしトラブルになったときは弁護人の存在がとても重要になります。

日本の裁判例を見ていても、1つの法律違反をするだけで何度も審問が繰り返され、裁判官の前で弁明しなければなりません。テレビなどで見ていると、当事者は「はい」か「いいえ」しか言うことは許されず、個人的な気持ちの釈明などは全て弁護士が代わりに行っています。

1つの違反でもこんなに大変なのに、神の律法は数え切れないくらい破っています。神の前に立たされたとき、どのような弁明を何回繰り返さなければいけないのかと思います。しかし、キリストは私の弁護を引き受けてくださり、神の前にとりなしてくださいます。

「しかし、キリストは永遠に存在されるのであって、変わることのない祭司の務めを持っておられます。したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです」(ヘブル7:24、25)

聖書の中で、キリストが「もし、からし種ほどの信仰があったら、この山に、『ここからあそこに移れ』と言えば移るのです」(マタイ17:20)と教えておられます。イスラエル旅行に行ったとき、からし種の見本を入手し、瓶に入れていつも眺めていました。ゴマ粒よりも小さめの種子です。どんなに小さい信仰でも山は動かせるのだと安心していました。

ところが、ある時、気付きました。種子はどんなに小さくても命があります。命があれば、条件が整ったとき、芽を出し、大きく成長していきます。私の小さな信仰には命がないのではないかと思います。

「信仰が弱く、小さいと思っていましたが、命ある信仰はありません。信仰のない弱い私を救ってください」と弁護人であるキリストにとりなしていただくしかありません。

私は他の人々に「祈りは力です。祈りましょう」と勧めてきましたが、本当に祈りの必要な状況になったときは、祈りの言葉が出てこなくて、祈る気力すらない情けない自分の姿に愕然(がくぜん)とします。しかし、キリストは言葉にならない祈りを聖霊により受け止めてくださり、信仰のない弱い私を受け入れてくださいます。そして、御手を差し伸べ、「この手につかまりなさい。大丈夫です。前に進みなさい」と優しく導いてくださいます。

「御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。人間の心を探り窮める方は、御霊の思いが何かをよく知っておられます。なぜなら、御霊は、神のみこころに従って、聖徒のためにとりなしをしてくださるからです」(ローマ8:26、27)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • あとの者が先になることが多いのです 穂森幸一(78)

  • 神の国を求めなさい 穂森幸一(77)

  • 飢饉の時にも生かされる 穂森幸一(76)

  • 時が良くても悪くてもみことばを宣べ伝えなさい 穂森幸一(75)

  • 預けられたタラント(賜物)  穂森幸一(74)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • ジーザス・レインズ・ジャパン、終戦記念日の8月15日に全国7カ所で同時開催

  • 22世紀のキリスト教界を考えるために、今こそ読むべき一冊! 成田悠輔著『22世紀の民主主義』

  • メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会

  • 香港のカトリック教会で聖書不足の懸念 印刷会社が当局とのトラブル恐れ取引停止

  • 義弟が明かすエルビス・プレスリーの信仰 「助けが必要なときはいつも神に頼っていた」

  • 日本で生まれ育った外国ルーツの子どもたちに在留特別許可を 司教らが署名活動

  • 宗教は現代社会で何を求められているのか 芦名定道・関西学院大学神学部教授が講演

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(82)聖書と考える金曜ドラマ「石子と羽男」

  • 「共感と寛容の心でつながれる神の国の平和を」 NCCが平和メッセージ

  • 労働者の母―ケーテ・コルヴィッツの生涯(13)連作版画『織匠』

  • 「統一協会と安倍元総理は関係がない」と私が言う理由 「心のレイプ」の被害者救済を

  • 宗教は現代社会で何を求められているのか 芦名定道・関西学院大学神学部教授が講演

  • 22世紀のキリスト教界を考えるために、今こそ読むべき一冊! 成田悠輔著『22世紀の民主主義』

  • メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会

  • ミュージカル「天使にラブ・ソングを」 新キャスト迎え11月から全国6都市で上演

  • 義弟が明かすエルビス・プレスリーの信仰 「助けが必要なときはいつも神に頼っていた」

  • 安倍元首相の国葬「反対」「撤回求める」 日本基督教団社会委とカトリック正平協が声明

  • カナダのカトリック教区、性的虐待被害者への和解金支払で大聖堂含む不動産43件売却へ

  • 旧統一協会の会見「あまりにも事実に反している」 全国霊感商法対策弁護士連絡会が会見

  • ニューヨーク便り(9)米国の病院のイメージが変わった! 思わぬけがで救急病院を体験

  • 「統一協会と安倍元総理は関係がない」と私が言う理由 「心のレイプ」の被害者救済を

  • 安倍元首相の国葬「反対」「撤回求める」 日本基督教団社会委とカトリック正平協が声明

  • 宗教は現代社会で何を求められているのか 芦名定道・関西学院大学神学部教授が講演

  • 旧統一協会の会見「あまりにも事実に反している」 全国霊感商法対策弁護士連絡会が会見

  • ニューヨーク便り(9)米国の病院のイメージが変わった! 思わぬけがで救急病院を体験

  • 日本のクリスチャンに必要な「意識改革」とは? ワーシップ!ジャパンがカンファレンス

  • 22世紀のキリスト教界を考えるために、今こそ読むべき一冊! 成田悠輔著『22世紀の民主主義』

  • キリスト教書店大賞2022 大賞に奥田知志牧師の『ユダよ、帰れ』

  • カナダのカトリック教区、性的虐待被害者への和解金支払で大聖堂含む不動産43件売却へ

  • メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会

編集部のお勧め

  • 日本のクリスチャンに必要な「意識改革」とは? ワーシップ!ジャパンがカンファレンス

  • 中絶を選択しない「いのちの文化」を マーチフォーライフ2022

  • 被災者には「長い1年」 支援者ら、土石流被害の熱海のために祈りささげる

  • ロシアのウクライナ侵攻は「時のしるし」 レムナント出版代表の久保有政氏が講演

  • 無料で日用品や散髪、ネイルアートなど提供 教会でウクライナ避難民支援イベント

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.