Skip to main content
2025年10月29日14時47分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化

悲劇のクリスチャン詩人・尹東柱 立教大で生誕100年追悼集会

2017年2月24日17時05分
  • ツイート
印刷
関連タグ:尹東柱(ユン・ドンジュ)立教大学
悲劇のクリスチャン詩人・尹東柱生誕100年の追悼集会が立教大で開催 +
聖壇に飾られた尹東柱の写真。来年も立教大学のチャペルで追悼集会を開く予定だ=19日、立教学院諸聖徒礼拝堂(東京都豊島区)で

戦時下の日本に留学し、27歳で獄死したクリスチャンの詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ、1917~45)。彼を追悼する集い「詩人尹東柱とともに2017」(主催:詩人尹東柱を記念する立教の会)が19日、立教学院諸聖徒礼拝堂(東京都豊島区)で開催された。360人が集まってその清冽(せいれつ)な生涯を振り返り、平和への思いを新たにした。

尹東柱は1942年に日本に渡って立教大学、同志社大学で学び、母語である朝鮮語で一途に詩を書き続けた。翌年、友人に民族運動を扇動したとして治安維持法違反の嫌疑で逮捕され、終戦間近の45年2月に福岡刑務所で命を落とす。この悲劇的な出来事を記憶するため、2008年に「詩人尹東柱を記念する立教の会」が設立され、毎年、尹東柱が亡くなった2月16日に合わせて追悼集会を行ってきた。

まず追悼礼拝では、同大元チャプレンの柳時京(ユ ・シギョン)司祭がメッセージを取り次いだ。その中で、「立教と同志社の2つの大学に籍を置きながら、卒業証書をもらえていない尹東柱に卒業証書を出したらどうか」と提案し、最後に、自身、日本の生活の中で支えとなったという「たやすく書かれた詩」の最後の一節を披露した。「昨日までの嫌な自分とは別れて、明日、未来に向けて新たな自分として生まれ変わる。そういう尹東柱の心を皆さんと分かち合い、これからの世界を作っていきたい」と締めくくった。

その後、ニューヨークを拠点とする韓国人バンド「雪降る地図」のハン・ウンジュンさんとイ・ジヨンさんが「星を数える夜」と「たやすく書かれた詩」をギターに合わせて清らかに歌い上げた。

悲劇のクリスチャン詩人・尹東柱生誕100年の追悼集会が立教大で開催 
詩人・尹東柱生誕100年の追悼集会には、国内だけでなく、韓国や中国からの参加者の姿も目立っていた。

続いて、今年が生誕100年に当たることから、特別プログラムとして、詩と音楽で紡ぐ「『尹東柱物語』―空と風と星と詩」が上演された。音楽・語り・詩の朗読によってその生涯を辿る構成だ。

まず、小鳥のさえずりの中、尹東柱の誕生から、キリスト教系の学校で学んだ少年時代のことなどが語られていく。そして、中学生の時に初めて雑誌に掲載された「空想」、日本の植民地政策による弾圧が広まる中で作られた「夢は破れて」、また、その頃多く作られた童詩の中から「貝殻」「春」「雪」が朗読された。延禧専門学校(現・延世大学校)の寮で暮らしていた頃の希望に満ちた様子などが語られ、「新しい道」「弟の印象画」の朗読、そして当時の明るさを思わせる延禧専門学校の校歌・応援歌が続いた。

その後、自選詩集の出版を願いながらもかなわず、手書きの詩集『空と風と星と詩』を3部作って恩師と親友に送ったこと、その後、日本への留学を決めたことが語られる。「十字架」「星を数える夜」「懺悔録」「たやすく書かれた詩」は、悲観的で苦悩に満ちた詩だが、そこには絶望感はない。それを教えてくれるように、ピアノとチェロの演奏が優しく響く。

悲劇のクリスチャン詩人・尹東柱生誕100年の追悼集会が立教大で開催 
「『尹東柱物語』―空と風と星と詩」の出演者たち。左から語りの松岡みどりさん、チェロの若狭直人さん、音楽構成・ピアノの崔善愛(チェ・ソンエ)さん、詩を朗読した二宮聡さんと立教大学チャプレンの金大原(キム・デウォン)司祭

そして、愛する人を得た喜びをうたう「春」。それが一転して逮捕へとつながっていく悲しみを、ピアノ独奏のショパンのバラードが伝える。続く韓国民謡の「パランセ」、最後はラベルの「マ・メール・ロウ」が流れる中で、会衆全員で尹東柱の代表作であり、最も知られている「序詞」を朗読し、短い生涯を駆け抜けた詩人を偲んだ。

集会に参加した30代の女性は、「尹東柱の詩が大好きで、朗読を楽しみにしてきた。特に好きな『星を数える夜』を歌でも聞けてうれしかった」と感想を語った。また、今回で2回目の参加だという女性は、「『尹東柱物語』の構成がすばらしかった。詩と音楽がよく合っていて、詩のよさを味わうことができた」と話した。

関連タグ:尹東柱(ユン・ドンジュ)立教大学
  • ツイート

関連記事

  • キリスト教大学が進むべき道とは? キリスト教学校教育同盟・関東地区大学部会研究集会開催

  • 詩人・尹東柱とともに 立教大で追悼の集い

  • 立教大、上海に中国事務所を新設 韓国、ロンドン、ニューヨークに続き4カ所目

  • 「決してシリアを忘れていない」立教大の学生が企画「シリア・モナムール」上映会・講演会(2)

  • 「決してシリアを忘れていない」立教大の学生が企画「シリア・モナムール」上映会・講演会(1)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(250)聖書と考える「推しの殺人」

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 私たちを生かす主キリストの御業 万代栄嗣

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(6)恐れずに主の導きに従う 加治太郎

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • 私たちを生かす主キリストの御業 万代栄嗣

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.