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カトリック、英国国教会、救世軍が過去に養子縁組を強要 大司教が謝罪

2016年11月7日17時27分 翻訳者 : 山本正浩
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関連タグ:カトリック教会英国国教会救世軍イギリス養子縁組
カトリック、英国国教会、救世軍が過去に養子縁組を強要 大司教が謝罪+
写真はイメージです。(写真:Pixabay)

英カトリック教会の指導者が、1950年〜70年代に、若い未婚女性に対し出産した乳児を養子縁組するよう強要し、女性たちを「傷つけた」ことを認め、謝罪した。

英ガーディアン紙によると、この謝罪は、英民放最大手ITVによる「強要された養子縁組」を取り扱うドキュメンタリー番組の中で放送される。

番組は9日に放送予定で、「英国の養子縁組スキャンダル、ついに沈黙を破る」というタイトルが付けられている。この番組は、「母親と赤ちゃんの家」や、カトリック教会、英国国教会、救世軍が運営する養子縁組機関に子どもを手渡した、推定50万人の女性たちの体験から幾つかの実話を伝える。

英カトリック教会トップのウェストミンスター大司教ビンセント・ニコルズ枢機卿は、「養子縁組で子どもを手放すことによって生じた悲しみと痛み」を認めた。「未婚の母親の方々につらい思いをさせました。当時、偏見があったことや、シングルマザーに対する支援システムが不足していたために、養子縁組は母親と子どもにとって最善だと考えられていました」と、ニコルズ枢機卿は付け加えた。

そして、「宗教団体であれ、慈善団体であれ、国立施設であれ、あらゆる養子縁組機関では、その団体の方針に基づいて業務が行われ、時には心遣いと配慮に欠けていたケースもありました。私たちは、養子縁組機関によってもたらされた心の痛みを、カトリック教会の名においてお詫び申し上げます」と謝罪した。

番組では、アンジェラという女性の実例を取り上げる。アンジェラは18歳で妊娠し、カトリック教会の「母親と赤ちゃんの家」に送られた。彼女はそこでこう告げられた。「あなたは最悪の罪を犯したのです。それは、カトリック信者にあるまじき最悪の行為です。だからこのことは、あなたにとっては天罰のようでしょうね」

マーガレットという若い母親は、英中央部の都市リーズにある、救世軍の妊婦預り所に送られた。マーガレットは、預り所の女性スタッフがやって来て、彼女の子どもを連れて行った様子について語った。「スタッフの女性は言いました。『ばかな考えは捨てなさい。あなたは最善のことをしているよ』と。そして私の赤ちゃんを私の腕の中から取っていきました。私はその部屋に独り残されたまま泣きました。誰一人、私の所に来てくれませんでした。彼女は赤ちゃんを連れて行ったまま、2度と戻って来ませんでした」

英国国教会も母親らを傷つけた行為に関わったことについて謝罪した。英国国教会のスポークスマンは、ガーディアン紙に次のように述べた。「当時正しいと思われていたことが、大きな痛みをもたらしました。誠に遺憾です」

カトリック子ども協会(旧・レスキューの十字軍)は、恵まれない子どもや家庭を支援する英国の慈善団体。総責任者のローズマリー・キーナン氏は、「1940年代から60年代までを振り返ると、一般的に政府の政策という点で、社会にはシングルマザーや連れ子を抱えて再婚した母親を支援するシステムがほとんどありませんでした」と言う。

「しかし今は、社会の対応が変わりました」

キーナン氏は、「サンプルとして幾つかの年度の記録を調べてみたところ、私どもの団体に来た母親の75パーセントは、赤ちゃんを自分で育てています。しかし当時の社会の価値観を考えれば、彼女たちにとって、それは困難だったと思われます。ほとんどの女性は絶望的な状況にあったはずです。そして、さまざまなところから来るプレッシャーを感じていたはずです」と付け加えた。

カトリック子ども協会や英国国教会付属の諸団体は、実母と養子を再会させる取り組みを行っている。

ITVの番組を受け、救世軍は次のようにコメントした。「私たちはマーガレットさんの痛みを心からお察し致します。そのような体験が、今は繰り返されないことを言明致します」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:カトリック教会英国国教会救世軍イギリス養子縁組
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