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蜜と塩

蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(22)調節は自由自在 ミュリエル・ハンソン

2016年10月21日11時16分
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関連タグ:ミュリエル・ハンソン

家具付きの共同住宅に引っ越して初めて、私は調理用電熱器を使うようになりました。それまでは、ずっとガステーブルでしたから、勝手が分からず困ることもしばしばでした。

電熱器に鍋をかけ、「高温」にセットし、沸騰したら温度を「4」に下げます。1分間はそのままですが、その後沸々(ふつふつ)しなくなるので、また「5」にセットし直します。再び沸騰しますが、今度は火が強すぎます。元の「4」に戻すと、沸騰がやんでしまいます。どうやら、「4」と「5」の間の温度が最適なのだろうと思うのですが、細かい対応設定はありません。

いつか買い換えるときが来たら、回転式切り替えスイッチではなくて、自由に温度調節ができるダイヤル式のものが欲しいと思いました。温度が上がり過ぎたり下がり過ぎたりは、もうこりごりです。もっとも、こんなふうに操作にてこずっているのは、料理をする私の記憶力が悪くて調節装置の扱い方を覚えていられないせいのようで、器具そのもののせいではなさそうですが。

今では、こちらの要望を満たしてくれる器具を手に入れて、ホッとしています。とはいえ、欲しかったサイズや手ごろな価格のものを選ぶのには結構苦労しました。新しい器具にはダイヤルに文字がついていて、それを見たらすぐに使い始められました。「温度調節ダイヤル」と書いてあったからです。この器具を使って調理していると、望み通りの火加減になるので、その便利さがとてもありがたくて、うれしくなります。

では、天にいます神様はどうなのでしょう? 神様は御心のままに私に臨むことがおできになっているでしょうか。そして私は、どうかしら。ほんの少しでも主の御手に触れたら、すぐさまそれにお応えしているかしら。それとも、自分の気に入るような火加減で、絶えず事前設定をして自分勝手な行動をとっているのでは?

私たちは宣教の業に熱心かもしれません。十分の一献金もささげているでしょう。主のお導きのままに、日曜学校の教師をしたり、聖歌隊で歌の奉仕をしたり、バイブルクラスのリーダーをしているかもしれませんね。これらの働きはそれ自体素晴らしい主への奉仕ですし、報われることも多くあります。もちろん、犠牲も伴いますが。

ところで、私たちには思いがけないときに、神様の御声を聞いて素直に従わなければならないときがあるものです。誓約書にも予定表にも記載されていないで、予期せず、不意にやって来るときが。人生において失意の底に沈んでいるときとか、不覚の涙を流しているときに、神様はそっと耳元でささやきかけ、肩に軽く手を触れながら、「わたしに従うように」と招いてくださるのです。

それなのに、私たちは日々の信仰生活において、自分勝手に火加減を調節していて、神様の御心に気付かない恐れがあります。例えば、今日はひどく忙しいからとか、今は疲れすぎているとか、私にはそれをやるだけの能力がないからと、勝手にサーモスタットで調温していて、主の招きに知らんふりをしているかもしれません。私たちは次の御言葉を忘れてはいませんか。

「あなたがたを召された方は真実ですから、きっとそのことをしてくださいます」(Ⅰテサロニケ5:24)

人生で最も意義深い瞬間は、黙って主に従うときなのです。

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*

【書籍紹介】
ミュリエル・ハンソン著『蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ』

蜜と塩

読んでみて!

一人でも多くの方に読んでいただきたいエッセイです。聖書を読んだ経験が有る、無しにかかわらず、著者ファミリーの普段着の生活から「私もそのような思い出がある」と、読者が親しみを抱くエッセイです。どなたが読んでも勉強になります。きっと人生の成長を経験するでしょう。視野の広がりは確実です。是非、読んでみてください。

一つは、神を信じている者が確信を持って生きる姿をやさしく、ごく当たり前のこととして示しているからです。著者は、日本宣教のため若き日に、情熱を燃やしながら来日しました。思わぬ事故のためにアメリカへ帰らなければなりませんでしたが、生涯を通して神への信頼は揺るぎませんでした。

もう一つは、日常の中に働いている聖霊のお導きの素晴らしさを悟ることができるからです。私たちの日常生活が神様のご意志のうちに在ると知ることは、安心と平安を与えるものです。

さらに、著者のキリスト者生活のエピソードを通じて、心が温まるものを感じます。私たちの信仰生活に慰めと励ましが与えられます。信仰が引き上げられて、成長を目指していく姿勢に変えられていく自分を発見するでしょう。

長く深く味わうために、急がずに、一日一章ずつでもゆっくりと読んでみてはいかがでしょうか。お薦めいたします。

ハンソン夫妻の長い友  神学博士 堀内顕

ご注文は、全国のキリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:ミュリエル・ハンソン
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