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平和と1つになる道 菅野直基

2016年10月5日05時45分 コラムニスト : 菅野直基
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関連タグ:菅野直基

毎月、「全日本合同リバイバル祈祷会」が行われます。ひたすら祈る祈祷会です。この祈祷会は、主にプロテスタント教会の聖霊派の人たちが集います。

先週、神戸で行われた「日本伝道会議」は、主にプロテスタント教会の福音派の人たちが集いました。

福音派と聖霊派の教会では、それぞれ雰囲気が違いますが、最近、垣根がなくなってきているのか、雰囲気の相違がなくなってきているような気がします。あるいは、私が、福音派と聖霊派に足を1本ずつ置いているからそう感じるのかもしれません。

私は、聖書を神の言葉と信じるなら、基本的にキリスト教を、~派だとか、~教団ということでは意識しないように務めています。相違点よりも共通点を見るようにしているからです。私が国際結婚を通してそのことを学んできたからかもしれません。苦労もありましたが、多くの祝福を頂きました。

男性が日本人で、女性が外国人の場合の離婚率は特に高いそうです。女性が韓国人の場合の離婚率は約70パーセント、フィリピン人の場合は89パーセントです。

違いを乗り越えたときの祝福は、計り知れないものです。

1つ断っておきたいことがあります。それぞれの国の文化には、一切優劣はありません。あるのは違いだけです。

日本人にありがちなのは、アジア系の国の文化を低く見ることです。そのように相手の国を見下して見ると、争いが生じます。しかも、相手が劣っていると考えている場合は、争いは激しくなります。そして 、離婚に至ってしまうのだと思います。

それぞれの文化は、「みんな違って、みんな素晴らしい」のです。アメリカ人にはアメリカの文化が最高です。ベトナム人にはベトナムの文化が最高です。ユダヤ人にはユダヤの文化が最高です。そして、日本人には日本の文化が最高です。

これが分かっていれば、国際結婚をしたお互いは、相手の国の文化を尊重し、認めた上で理解して受け入れる努力をすることになりますので、離婚しないばかりか、違いを乗り越えて、幸せな家庭を築くことができるようになります。

プロテスタント教会の社会派、ローマ・カトリック、東方教会などとの付き合いは多くはありませんが、今、乗り越えつつあります。相違点を尊重し、共通点を大切にすることで、キリスト教は1つになれると信じます。それぞれの教派や宗派には、聖書からずれている点はあるはずです。そこに目を向けていくならば、その時点で心を閉ざすか、火花が散ります。

しかし、相違点ではなく共通点に目を向けて、1つになる努力をし、互いに尊重し合って良い関係を持つならば、建設的な関係を築くことになります。互いに学び合い、修正され、最後は、多様性の中の統一が行われていくと思います。

これは、国際結婚、キリスト教に限らず、国と国の外交問題、ひいては、全人類が1つになっていくことも可能です。ただ、理屈ではそれが行えるはずですが、それはいまだに実現していません。頑張れば頑張るほど、できない現実にぶつかってしまいます。

そこを乗り越える鍵が、聖書に隠されています。

キリストは、「わたしが来たのは地に平和をもたらすためだと思ってはなりません。わたしは、平和をもたらすために来たのではなく、剣をもたらすために来たのです」(マタイ10:34)と語りました。

一方においては、「キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です」(エペソ2:14、15)と書かれていますし、さらには、「ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は『不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君』と呼ばれる」(イザヤ9:6)と書かれています。

争いと平和、どちらが本当なのでしょうか?

キリストは、人間が罪を犯した結果、すでに死んでいる状態であるため愛が無いので、いくら努力をし、頑張ったとしても、平和を作り出すことが不可能であることを知っておられます。

だから、努力で作った平和、あるいは、見せ掛けだけの平和の中に剣を投じて、破壊します。ぶっ壊した後に、ご自身(キリスト)の十字架によって真の平和をもたらしてくださるのです。

平和は、イエス・キリストによって持つことができます。しかし、その足もとで、世界のキリスト教が1つになれない現実があります。そこには、真の意味でキリストに頼っていないか、1つになろうとしていないからです。

人間の罪の性質が、1つになることを妨げ、1つになりたいとすら思っていないのです。

これは、100パーセント神の業です。自分の力ではできないのですから、祈ること以外に道はありません。

アッシジのフランチェスコの「平和の祈り」というのがあります。

主よ、わたしをあなたの平和の道具としてください。
憎しみのある所に、愛を置かせてください。
侮辱のある所に、許しを置かせてください。
分裂のある所に、和合を置かせてください。
誤りのある所に、真実を置かせてください。
疑いのある所に、信頼を置かせてください。
絶望のある所に、希望を置かせてください。
闇のある所に、あなたの光を置かせてください。
悲しみのある所に、喜びを置かせてください。
主よ、慰められるよりも慰め、理解されるより理解し、愛されるよりも愛することを求めさせてください。
なぜならば、与えることで人は受け取り、消えることで人は見いだし、許すことで人は許され、死ぬことで人は永遠の命に復活するからです。

良い祈りだなと思います。祈りに力があります。

私は、心の底から、全ての人と仲良くしたいと思っています。先週の日本伝道会議でも、全ての人と仲良くしたいという心で会う人会う人に接しました。相手が同じように思ってくれる人なら、親しくなれたと思います。

しかし中には、「こいつとは仲良くしたくない!」という雰囲気をもろに出す人もいました。心痛み、悲しくなりました。恵まれた会議で、テンションは最高に上がっていたのに、「こいつとは仲良くしたくない!」というたった1人の人のオーラで、テンションは下がってしまいました。

キリストが、「兄弟に向かって腹を立てる者は裁かれる。兄弟に向かって『能なし』と言う者は燃えるゲヘナに投げ込まれる」と言われた理由が分かりました。肉体的に殺された訳ではないのに、心は殺されたに等しいような痛みを感じました。

「昔の人々に、『人を殺してはならない。人を殺す者はさばきを受けなければならない。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。兄弟に向かって腹を立てる者は、だれでもさばきを受けなければなりません。兄弟に向かって『能なし。』と言うような者は、最高議会に引き渡されます。また、『ばか者。』と言う ような者は燃えるゲヘナに投げ込まれます」(マタイ5:21、22)

その時、「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5:44)というキリストの言葉が心に迫りました。私は、その人のために祈りました。

やがて傷は癒やされ、気にならなくなりました。その人が、そのような態度を取った理由は分からないけれど、神様は全てご存じです。神に祈り、神に委ねました。

少なくとも、私の方からその人に対して敵意の刃は一切ありません。いつの日にか、その人とも、笑顔で話ができる日が来ることを信じています。

人間は、罪の結果、すでに死んでいる状態であり、死の病にかかっています。私を含めて、人を愛する力はありません。だから神に頼るのです。力は私の側にはありません。神の側にあります。神の御霊にこそ力があるのです。

平和を祈り求めていきたい。そのことを深く感じさせられました。

祈祷会が終わった後、同じ教団の牧師夫妻とお茶と軽食をしながら、語らいの時を持ちました。ご夫妻はこの後、実家に立ち寄って、実家のご家族と一緒に食事をする予定になっていました。

とても良い時間でした。しかし、ゆっくり食事ができなかったので、あらためて、お食事のお誘いを頂きました。

この交わりを通して、神様が私の心を慰めてくださいました。

神は、私たちを助けようと待っておられます。私が神に祈ったので、神は私の心を、祈りを通して癒やし、さらに、友人を通して癒やしてくださいました。

人は弱い存在です。人は神から離れたら何もできません。どうぞ、プライドを捨てて、神に祈り、神に頼っていきましょう。

「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです」(ヨハネ15:5)

今日も読んでくださり、ありがとうございます。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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