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闇から光へ

闇から光へ~的外れからの解放~(13)佐伯玲子

2016年8月15日16時24分 コラムニスト : 佐伯玲子
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関連タグ:佐伯玲子

「平安の子」ともいうべき放送作家Yさんのおかげで、いきなり沢たまきさん、松尾嘉代さん、五月みどりさんという大女優の方々が司会を務めるトーク番組「今夜も絶好調」のマスコットガール、「乙女座IV」としてデビューするも(12回)、3クール(9カ月)で番組を卒業。所属事務所の無い私たちは、再びジプシー状態になりました。

グループも、おのおの目指すものが違うと気付き解散・・・。唯一、メンバーのS子ちゃんとだけは、その後も交流はあったものの、1人となった私は、新たな道を探し求める「さすらいタレント」となったのです(格好つけすぎっσ(^_^;))。

それから間もなくして、超人気バラエティー番組のディレクター、Sさんと出会う機会がありました。何かの食事会だったと思います。Sさんとお会いするのは2回目でした。高校時代、Sさんが担当されていた番組の、素人参加コーナーのオーディションに友達とチャレンジした際、審査員として既にお会いしていたのです。

オーディションには合格したものの、順番が回って来る前に番組は終了・・・。結局出られませんでした。Sさんには「全く覚えていない」と言われました(笑)が、そのことがきっかけで興味を持ってくださり、それ以来、相談に乗ってくださったり、ご飯をごちそうになったり、ものまねパブなどにも連れて行っていただき、そのステージで私の物まねを見ていただいたりと、大変お世話になりました。

そしてある日、Sさんが、多くのお笑いスターを輩出していた、大手芸能プロのマネージャー、Hさん(大御所芸人となった方々を育てたといわれる伝説の人)と組んで、「ものまねユニット」をプロデュースするから、メンバーに入らないか?と誘ってくださったのです!

「ビックチャンス到来!!」と、喜び勇んで行くと、そこで紹介されたメンバーがなんと、10歳以上年上の男性芸人2人と、オネエキャラの男の子1人・・・「ミックジャガー」と「上田正樹」の物まねをメーンとする(というかそれのみ(^^;))はんなり系関西弁Tさんと、顔も性格もアクが強く営業司会が得意なAさん。素人物まね番組出身の、驚くほどのガーリーボイスで、「松田聖子」「中森明菜」「河合奈保子」などを物まねするT君の3人でした。

そこに私が紅一点として配属されたのです。客観的に見て、どういう基準で選抜したか・・・。バランスが良いのか、どうなのか・・・微妙な編成でした。ユニット名は、物まね芸人4人だから「ミミック4」。同じ4人でも、「乙女座IV」とは全く違う・・・ティラミスからもんじゃ焼に変身! みたいな変わりよう(笑)・・・。それでも私は、「これでまた、テレビの仕事もやれる!大きなステージにも立てる!」と喜びました。

ところが・・・用意された舞台は、新宿歌舞伎町の端に建つ雑居ビル内、かつてキャバレーだったらしい、すすけた赤じゅうたんにスワロフスキーのシャンデリアという、日活映画のセットみたいなクラブハウス。オーナーは、まさに「その道の人」を思わせる、八名信夫似・・・。「とんでもない世界に来てしまったかも?!」と、恐怖は募るばかり。それでも「あくまで通過点だ」と心に言い聞かせ、「荻野目洋子」「アン・ルイス」「中森明菜」「チェッカーズ」「山口百恵」など、ネタ練習に励みました。

お店は、初日こそ招待客で満席でしたが、2日目からは完全な閑古鳥・・・。約100ある客席も、多くて5人前後か、ゼロと言う日がほとんどでした。それでもステージには元気よく立ち続け、誰もいない客席に向かって「ダンシング・ヒーロー」・・・荻野目ちゃんの物まねで歌い続けました。

ある日のこと、着物の袖にリボルバー式のミニ拳銃を忍ばせていそうな「極道の女たち」岩下志麻風クラブママを同伴し、大きなブランデーグラスを手に葉巻を吹かし、手にはキャタピラーのような黄金ブレスとロレックス、いかにも「ミナミの帝王」全開のオーナーが、なんと客席のど真ん中に! その2人に向かって、指差しアクションで「♪今夜だけでも、シンデレラボーイ~♪」と歌うのは、結構勇気が要りました。

歌い終わった後、館内に響くほどの拍手をパンパン叩きながら、「マズ~イ、もう一杯!」みたいな声で「ヴォォ~、ドンドンやってくれい~♪ガハハハハ~!」と豪快に笑い飛ばされたときは、さすがに営業スマイルも恐怖で引きつりました。

毎回、豪快に笑い飛ばしたオーナーは、豪快にギャラを一銭も払わず(笑)、どこかに飛んで行ってしまいました。結局、店は閉店。「東京は怖い街だ!」と、再び心で叫びました。

今、振り返ってみると、そんな危険地帯においても、いろんな意味でこの身が無事だったのは、やはり神様の守りがあったからだと思います。私に、「エンターテイメント」での働きを召してくださっていた神様が(今も、そう信じて歩んでいます!)、私が傷ついて諦めないように支えてくださっていた、と感謝しています。

悪魔は、私をなかなかドン底まで突き落とせないことに歯ぎしりしていたでしょう。最初は上手くやっていけるか不安だった「ミミック4」との関係も、4人兄弟みたいな感じで、次第に打ち解けていきました。

そして、SさんとHさんが新たに次のステージを探してきてくださいました。渋谷の駅前ビルの最上階に、新しくできたショーパプでした。 この店は、私たちのための「ものまねパブ」としてオープンしました。

ここでは、無事ギャラを支払ってもらえ、若い子がたくさん来るようになって、ファンとして応援してくれる子たちもでき始め、毎日楽しくステージに立てるようになっていきました。が、面白くないのは悪魔軍団。次に狙ってきた攻撃箇所は、ズバリ、私の「乙女心」でありました!(つづく)

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◇

佐伯玲子

佐伯玲子

(さえき・れいこ)

愛知県豊田市出身。名古屋造形芸術短期大学造形芸術科プロダクトデザインコース卒業後、役者を目指し上京。幼少より得意だった物まねを生かし、ホリプロお笑い部門第1期生として、バラエティーやドラマ、舞台などで活動。結婚後は、プレイヤーの他、脚本、演出、プロデュースといった制作活動を行う。26歳の時に出会ったカルトの洗脳により、離婚、度重なる病やけがで、生命危機一髪の2012年秋、イエス・キリストに出会い、22年間に及ぶカルト洗脳から救われる。2015年春より、神様から賛美を使って歌って踊るエクササイズ「賛美クス」を与えられ、フィットネスを通した伝道を行っている。教会はもちろん、ノンクリスチャンの人たちに、賛美の「力」と「神様に感謝をささげることの喜び」を、ステージパフォーマンスやレッスンを通して発信している。「主イエスの恵み教会」所属。

■ B.B Wonderland公式サイト

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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