Skip to main content
2025年12月15日11時26分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

「私は、どんなことでもできるのです」 穂森幸一(47)

2016年8月5日22時49分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

私たちは自分の置かれた状況に不満を持ったり、悲運を嘆いたりすることがあります。しかし、ピリピ書にある使徒パウロの言葉は私たちを勇気づけてくれます。

「私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです」(ピリピ書4:12、13)

電機メーカー、シャープの創業者、早川徳次氏の生涯は、人の持つ可能性について大きな示唆を示しています。早川氏は1893(明治26)年に生まれますが、幼少期に母親と死別し、養子に出されます。養子先でも養母が亡くなり、継養母につらく当たられ、小学校2年生を退学し、丁稚奉公に預けられます。18歳の時に奉公を終えます。

彼の快進撃はこの後続き、日本のエジソンと呼ばれるようになります。21歳の時、ズボンのベルトに穴を開けなくてもよいバックルを発明し、これがヒットします。24歳の時、水道の蛇口を考案し、特許を取得します。また、27歳でシャープペンシルを発明し、財を成していきます。しかし、関東大震災で妻子を失うのです。

彼は35歳の時にラジオに取り組み、日本最初のラジオ放送に備えていきます。ラジオ全盛期に、まだ見たこともないテレビの研究を始め、50歳の時に日本の国産第1号のテレビを生み出していくのです。

早川氏はつらい丁稚奉公時代に金属加工技術に触れて、後の人生で大きな閃(ひらめ)きを生み出すことができるようになりました。ある新聞に書いてあったのですが、早川氏の築かれた電機メーカーが挫折してしまったのは、後に続く経営陣に創業マインドが欠けていたという意見もありました。

さて、話は変わりますが、1400年の歴史を持つ英国の大教会が、信徒数が減ったために、会堂の維持に四苦八苦し、赤字が膨れる一方であるというニュースを見ました。日本でも、限界地域の神社閉鎖とか、小さな寺院では宗教従事者が生活費が十分でなく、苦しんでいるということを聞きます。

人々の価値観に変化が起きて、宗教離れが起こっているのではないかと思います。伝統とか文化遺産を守るということも大切ですし、精神的な拠り所としての宗教施設ということも考えなければならないと思います。

今、世界では宗教の真価が問われているように思います。何のために宣教に立ち上がり、布教活動を続けてきたのか、もう一度原点に立ち、委ねられた使命の重要性を考える必要があります。

私たちが日々経験していること、つらいと思っていることが必ず生かされるのが私たちの人生です。しかも私たちと共に歩み、支えてくださる主なる神のことを覚えれば、どんな苦難も乗り切れると思います。

「すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます」(ヘブル12:11)

1998年から2008年ごろにかけては、チャペル結婚式のブームでした。何の宣伝もしなくても司式の依頼が相次ぎ、とても忙しい状態が続きました。しかし、だんだん司式の機会が減り、ブライダルミニストリーとしての出番も激減してきました。チャペル式が人前式に変わり、スタイルの変化が原因の1つといわれています。最近ではブライダル業界全体が低迷しているという指摘もあります。

結婚するカップルが、結婚式や披露宴を行わずに役所に入籍届を出すだけとか、両家の顔合わせの食事会だけというケースもあるようです。ブライダル業者会の会合で出ていた話ですが、結婚ブームの中で凝った演出が相次ぎ、費用の高騰も衰退の一因だったのではないかと思います。

結婚式だけではなく、キリスト教葬儀も宣教の機会になるのではないかと思い、立ち上げました。このような機会が与えられ、感謝しています。葬儀は家族友人との最期の別れの儀式です。きれいな花に包まれ、賛美歌で送り出し、聖書の言葉を聞く機会となるように勧めていけたら幸いです。

いろいろな方々にお力になっていただいて、この働きを進めていますが、自分の認識不足のために思うようにいかないことがあります。困難な中で、知恵と閃きで起業し、素晴らしい働きを残された早川氏に学ぶことができたらと思います。

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 「いのちのことばを掲げよ」 穂森幸一(46)

  • 「ふたりは一体となる」 穂森幸一(45)

  • 死から「いのち」に 穂森幸一(44)

  • 家庭における人間関係の絆 穂森幸一(43)

  • 「その翼には、いやしがある」 穂森幸一(42)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • ワールドミッションレポート(12月15日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(2)

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • ワールドミッションレポート(12月14日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(1)

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(17)「制御不能な突然の出来事」 臼田宣弘

  • 花嫁(最終回)真昼の花嫁 星野ひかり

  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • サマリタンズ・パースの輸送機、南スーダンでハイジャックされる 容疑者は拘束

  • 希望に生きる 佐々木満男

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」

  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(34)教会も、町も生まれ変わる

  • 希望に生きる 佐々木満男

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

編集部のおすすめ

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.