Skip to main content
2022年7月1日11時04分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

家庭における人間関係の絆 穂森幸一(43)

2016年7月8日21時01分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

熊本地震の時は九州全体が揺れて、地震の規模が大きかったと鹿児島でも体感できました。被害を受けられた方々にはお見舞い申し上げます。家族や知人を亡くされた方々の上に主の慰めがありますように祈ります。

災害復旧のために関係機関、ボランティア団体の方々が全力を尽くしておられますが、あまりにも被害が大きくて、救助の手も届かないところもあります。避難生活を送っておられる方々に早く救援の手が届き、家庭の日常を取り戻される日が来ますように祈っています。

熊本市内のお寺が被災したニュースをテレビで見て、先輩の和尚さんがお見舞いの電話をかけたそうです。お寺の本堂の内部は崩壊し、墓石も全て倒れてしまったと後輩の和尚さんが語られたそうです。その電話を受けた和尚さんが「あなたは大変な被害に遭ったのに、意外に声が明るいね」と話したそうです。

そうすると、被害に遭った和尚さんが「地震が起きて大きな揺れが来たとき、私の妻が抱き付いてきました。実は最近、夫婦の間が冷え冷えとしていてどうしようかと悩んでいました。抱き付かれたとき、うれしかったです。本堂は再建できますが、夫婦の絆の回復はなかなか難しいです。この災害のおかげで夫婦が仲良くできるのが何よりもうれしい」と語ったそうです。

5年前に東日本震災が起きたときにも、大変な惨状の中で「家族の絆」が見直され、冠婚葬祭とか家族の行事を大切にするようになったと聞いたことがあります。

どんなに立派な家を建てても、直下型地震が来ると被害を受けてしまいます。自然災害に直面すると人の手で作ったものがどんなに脆(もろ)いものであるか思い知らされます。日本列島のどこで大きな災害が起きてもおかしくないと専門家は指摘しています。災害はいつわが身に降りかかるか誰も分かりません。

この地球上では、どこかで大きな自然災害があり、テロリストの攻撃がありで、間違いなく安心安全といえるところはあるのだろうかと考えてしまいます。

大きな災害に直面したときは、家も財産も全てを失い、体一つで逃げ出すしかありません。残すことができるのは、思い出だけしかないといっても過言ではありません。

しかし、どんな状況に陥っても家族の絆、他人への思いやり、人を愛する心があると、人は励まされます。そして、立ち直ることができるかもしれないと思います。

最近、驚くべきニュースをテレビで見ました。子どもの声が騒音だという苦情があり、保育園の建設を諦めたというのです。子どもの声が騒音というのは、信じられないのですが、実際に訴訟問題まで起きているようです。

人が音を不快に感じるかどうかは、トーン(音の高さ)の問題だといわれます。子どもが発する音は高いのですが、それには理由があります。大人たちの注意を引き付ける必要があるからです。子どもは弱い存在です。いつどのような危険に遭遇するか予測がつきません。大人に守ってもらう必要があります。だから、高いトーンで位置情報を発信しているのだと思います。

女性が危険に遭遇したときも同じです。「キヤッー、助けて!」という声も高いトーンです。人が不快に感じるほどの音質で情報を発信しています。そうでなければ、周りの人々は聞き逃してしまうかもしれないのです。

昔の日本の家庭は大家族でした。どの家庭にも祖父や祖母がいて、孫たちがいました。また、地域社会で子どもたちを見ていて、子どもが悪いことをすれば自分の子どものように叱るし、危険な目に遭えば守ってあげていました。

今の社会は、子どもたちと年配者が切り離されています。年配者は子どものトーンに不慣れになってしまい、いつの間にか耳障りな音になって、騒音問題に発展したのではないかと思います。

震災のことも保育園問題も結局は、家庭における人間関係の絆を問うているのではないかと思います。社会を大きな家庭として捉え、周りの人々を自分の家族として考えることが求められているのではないかと思います。

大きな家庭を支える要素が宗教であり、まとめていくのが教会なのではないかと思います。

「謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い、平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい」(エペソ4:2~3)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 「その翼には、いやしがある」 穂森幸一(42)

  • シドッチ神父の信仰 穂森幸一(41)

  • 人の子か来たのは、仕えられるためではなく 穂森幸一(40)

  • 私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです 穂森幸一(39)

  • 甘いワインの香りの満ちる安息日 穂森幸一(38)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 神から与えられた「才能」で一世を風靡した20世紀の偶像<アイドル> 映画「エルヴィス」

  • 希望を失わずに戦争という嵐を乗り切った家族の物語 『あらしの前』『あらしのあと』

  • フランクリン・グラハム氏、父ビリー氏以来48年ぶりにリオで伝道集会 6万8千人動員

  • ロシアのウクライナ侵攻は「時のしるし」 レムナント出版代表の久保有政氏が講演

  • 人は愛するため生まれた 菅野直基

  • 十字架のネックレスを外すこと拒否して解雇されたクリスチャン労働者が勝訴

  • 米連邦最高裁「ロー対ウェイド」判決覆す、中絶の是非は各州の判断へ

  • 平和の神を迎えるために 穂森幸一

  • ルカ福音書を読む(12)「例えで語られるイエス様」―そしてそれを行いなさい― 臼田宣弘

  • 苦難に続く栄光 岡田昌弘

  • 米連邦最高裁「ロー対ウェイド」判決覆す、中絶の是非は各州の判断へ

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • ロシアのウクライナ侵攻は「時のしるし」 レムナント出版代表の久保有政氏が講演

  • 十字架のネックレスを外すこと拒否して解雇されたクリスチャン労働者が勝訴

  • 神から与えられた「才能」で一世を風靡した20世紀の偶像<アイドル> 映画「エルヴィス」

  • 神様のご計画の中を歩んでいるか 加治太郎

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(3)子ども8人のビッグダディ

  • 癒やしの信仰を拡大させよう 万代栄嗣

  • 沖縄復帰50年 NCC、カトリック正平協が「沖縄慰霊の日」に声明、談話

  • スマホが動くのも量子力学のおかげ? 東工大名誉教授を講師にサイエンスカフェ

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • 必要なのは「キリストの基礎知識」 国分寺の教会が無料のオンライン聖書講座

  • 4K映像で再び劇場に!「ショーシャンクの空に」 キリスト教的世界観をベースに描き出された希望の寓話

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(3)子ども8人のビッグダディ

  • 【ペンテコステメッセージ】衰退し続ける教会の起死回生の決定打としての聖霊 手束正昭

  • ラムゼイ・ハント症候群告白のジャスティン・ビーバー「イエス様が僕と共にいてくれる」

  • ロシア正教会モスクワ総主教庁、渉外局長のイラリオン府主教を解任

  • トルコで巨大な地下都市跡発見、最大7万人居住 迫害下の初期キリスト教徒らが建設か

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(2)教会は地方創生の鍵

  • ニューヨーク便り(6)米国の大学で学びながら考えた「日本でクリスチャンが少ない理由」

編集部のお勧め

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • 被害者が加害者になる連鎖を断ち切るには? 「記憶の癒やし」のラプスレー司祭が講演

  • 必要なのは「キリストの基礎知識」 国分寺の教会が無料のオンライン聖書講座

  • 教会でウクライナ支援コンサート、現地で難民支援するハンガーゼロのスタッフが報告

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.