フィリピン南部ミンダナオ島で大規模な地震が発生したことを受け、キリスト教国際NGO「チャイルド・ファンド・ジャパン」は11日、被災した子どもたちと家族への緊急支援を開始したと発表した。最も大きな被害が出ている南コタバト州で、水や食料の支援、女の子が避難所で安全に過ごせるスペースの確保などを行う。
地震は現地時間8日午前7時37分(日本時間同8時37分)ごろ、ミンダナオ島沖で発生した。米地質調査所(USGS)によると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・8だった。震源に近い同州ジェネラルサントスでは、一部の建物が全壊するなど甚大な被害が出た。津波警報も発令され、沿岸部の住民には高台への避難が呼びかけられるなどした。
フィリピンの災害対策当局によると、10日までに少なくとも45人が死亡、17人が行方不明で、480人以上が負傷した。また、チャイルド・ファンド・ジャパンによると、約1万世帯が避難を余儀なくされているという。
地震が発生した8日は、フィリピンの公立学校の新学期始業日だった。被災地域では当面、学校の休校が発表されており、度重なる余震が続く中、子どもたちは学校に通えず、友だちにも会えない不安な日々を過ごしているという。
チャイルド・ファンド・ジャパンは、日本の戦災孤児を支援した米国のキリスト教児童基金(CCF)を前身とする。1975年に国際協力活動を開始してから50年にわたり、フィリピンの子どもたちに教育支援や暴力からの保護、防災支援などを届けてきた。2024年には、台風被害を受けたマニラのスラム街の住民に食料や衛生用品を届けている。
今回の緊急支援は、チャイルド・ファンド・アライアンスのスペインの加盟団体「エドゥコ」と協力し、地震発生直後に行った現地のニーズ調査に基づいて実施する。

















