Skip to main content
2025年6月17日06時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

あなたは何者ですか 穂森幸一(48)

2016年8月12日11時13分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

これは米国に研修に行ったときに聞いた話ですが、ある牧師は子ども時代、兄弟が多く、決して恵まれているとはいえない環境だったそうです。いよいよ故郷を離れて都会へ出ていくときに、母親は次のように話したそうです。

「貧しく、兄弟も多かったから、十分なことはしてあげられなかったけれども、どこに行っても、自分が何者かを忘れてはいけないですよ」。都会の中で誘惑に負けそうになると、母親の顔とこの言葉が浮かんで、ブレーキをかけることができたと話していました。

私は両親の死後、役所で戸籍を調べる機会があり、自分の戸籍をさかのぼって調べていただいたことがあります。役所の資料だけで、江戸時代の安政年間まで分かりましたので、とても驚きました。系図の専門家に依頼すると、鎌倉時代まで分かるというから驚きです。

ご先祖様の系図を見ながら、なぜ私は神様に選ばれ、キリスト信徒の仲間入りさせていただくことができたのか不思議に思いました。

「わたしは、あなたを胎内に形造る前から、あなたを知り、あなたが腹から出る前から、あなたを聖別し、あなたを国々への預言者と定めていた」(エレミヤ書1:5)

私は小学生の時、学校の図書館に寄贈されていた聖書を手に取る機会があり、その内容を学びたいという思いがありました。そして、中学生になってから教会の戸を叩きました。偶然ではなく、導きだったという思いがあります。

高校卒業後、聖書学院に導かれ、聖書を学ぶ機会が与えられました。その後、牧師となり、教会でも働かせていただきましたが、米国で学びたいという強い思いがあり、渡航の機会が与えられ、弟子訓練講座、カウンセリングなどを学び、米国での教会と社会との関わり、教会の様子、牧師の働きなどについて研修という形で学べたことは感謝です。米国での一番の収穫は、まるで身内のように私を受け入れ、支え、祈ってくださる多くの友人に出会えたことです。

帰国してから、弟子訓練の学びの実践、教会成長研修などいろいろ試みる機会が与えられました。そういう中でブライダルミニストリーに関わるようになりました。ブライダルの働きを通してさまざまな職業の方々と接することができましたのは大きな恵みです。

もっとより深く社会との接点を持ち、自立した働きを目指していくために株式会社カナルファを設立しました。「牧師なのに、株式会社を設立するとは何ということだ」というご批判も頂きましたが、とても有意義な機会が与えられています。

会社法人化したおかげで、商工会議所などで経営者の方々と親しくなり、お話しをさせていただく機会が増えたことはとても喜ばしいと思っています。

また、鹿児島県宗教者懇和会にも加わり、他の宗教の方々とも知り合い、交流を持たせていただいていることは感謝です。他の宗教者との交流の中で、キリスト信徒に導かれている恵みをあらためて感じることができます。また、他の宗教から学ぶことはとても多いように思います。

牧師になりたての頃、日本のキリスト教界を引っ張っておられたH先生に会うことができました。先生は私に「牧師として3つの国を訪問しなさい。韓国、アメリカ、イスラエルです。韓国はアジアの国の一員であり、日本と同じ仏教徒と儒教の国なのにキリスト教が急成長しています。アメリカに行くとキリスト教の光と影の部分が見られます。イスラエルは聖書の舞台となった国ですから、自分の目で見ることで聖書の理解に大きな影響があります」と教えてくださいました。

私は、「どの国にも行ける自信がありません。お金がありません」と答えてしまいました。これに対してH先生は、「お金は問題ではありません。ビジョンを持って祈ると、お金はついてきます」と諭されました。

結果的には、この3つの国だけでなく、エジプトのピラミッド、ギリシャのパウロの世界など、自分が行きたいと願ったところは全て訪問できました。

キリスト教冠婚葬祭を通して宣教を前進させるために、会社法人化も1つの方法として生かしていけたらと願います。背後に多くの方々の祈りと隠れた支えがあることが示され、ただ感謝するしかありません。

亡くなった米国の友人が生前、励ましのために送ってくれた言葉です。「再点火しなさい。神が『終わった』と言われるまで終わらない。もう一度信じることを始めなさい。もう一度夢見ることを始めなさい。神があなたの心に示されたことを成し遂げることを始めなさい」

「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。すべてのことを、つぶやかず、疑わすに行いなさい」(ピリピ書2:13、14)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 「私は、どんなことでもできるのです」 穂森幸一(47)

  • 「いのちのことばを掲げよ」 穂森幸一(46)

  • 「ふたりは一体となる」 穂森幸一(45)

  • 死から「いのち」に 穂森幸一(44)

  • 家庭における人間関係の絆 穂森幸一(43)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 「もうひとりの助け主」の恵みを受けよう 万代栄嗣

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • 待ち望む力 佐々木満男

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • ワールドミッションレポート(6月13日):カメルーンのクワクム族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.