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米大統領選

米民主党副大統領候補ティム・ケイン氏の信仰とは? 大学院休学し1年宣教旅行も

2016年7月29日20時32分
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関連タグ:アメリカカトリック教会ヒラリー・クリントン
米民主党副大統領候補ティム・ケイン氏の信仰とは? 大学院休学し1年宣教旅行も+
ティム・ケイン氏(写真:joelrivlin)

米民主党大統領候補のヒラリー・クリントン氏は、副大統領候補に元バージニア州知事のティム・ケイン氏を指名した。

自らを「退屈な」候補と称するケイン氏が指名された理由は、同氏が賢明で信頼に足るイメージを持っており、米共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏によるカオスを抑え込む対抗馬を自認するクリントン氏の求めに見合う人物だからだ。

しかし、ケイン氏が選ばれたことには、外見的なイメージの他にも理由がある。その1つは、彼が自身の信仰を公にしていることだ。「私が政治家をしているのは、霊的な理由からです。私は常に現状について考えていますが、同時にそれが人生においてどういう意味を持つかについても考えているのです」と、米ケーブルメディア「C-SPAN」にケイン氏は語っている。

またケイン氏は、「パッチ」という地方ニュースサイトにこう述べている。「私の全ての行いの中心には、信仰があります。その信仰は、他者の益を見守る『善きサマリヤ人』の立場を取っています」

それではケイン氏の宗教観や、同氏が副大統領になった場合に期待できる影響力がいかなるものであるかを見てみよう。

1. 両親は敬虔で教養のあるイエズス会のカトリック教徒

ケイン氏の両親は、厳格なカトリック教徒であった。ケイン氏はミズーリ州での生い立ちについて、C-SPANにこう語っている。「休暇を終えて、日曜の夜7時半に帰宅したとしましょう。カンザスシティーには午後8時までミサを行っている教会があるのを知っていた両親は、そこなら間に合うと言うほど厳格でした」

ケイン氏は、カンザスシティーにあるイエズス会の男子高校に通った。イエズス会は、知性の高さと敬虔さで知られている。イエズス会の司祭たちは「清貧、貞潔、従順」という3つの誓いを立てて生活しており、4つ目として世界宣教を掲げている。

2. 宣教旅行のために法科大学院を1年間休学

ケイン氏は、宣教師として中米のホンジュラスで1年間活動したことが、「人生を変える出来事」になったと述べている。

ハーバードの法科大学院在学中に、カトリック教会から離れて人生の目的を見つめ直したくなったというケイン氏は、大学院を1年間休学し、イエズス会の4つ目の誓いを実行した。ホンジュラス宣教に応募したケイン氏は、父親の生業であった大工仕事と溶接をボランティアで教えた。

3. 公私の分離

カトリック教徒であるケイン氏は、典型的な保守的価値観の持ち主だ。個人的には堕胎や死刑に反対で、禁欲を根底に据えた性教育に賛成している。また、同性婚と同性愛者による養子縁組に反対している。

しかし政治的には、対照的な立場を支持する場合がしばしば見受けられる。原則としては堕胎反対を表明しているものの、女性の中絶の自由は支持している。「私が取っているこの立場は、カトリック教徒の間では一般的なものです。中絶に関する個人的な見解はありますが、政治的に妥当なのは、女性に選択の自由を持たせることです」と、ケイン氏はCSNニュース・ドットコムに語った。

同様に、個人的には同性婚や同性愛者による養子縁組に反対しているが、公的立場としては賛成している。ケイン氏は2013年にこう述べている。「性的指向とは無関係に、万民は憲法の下で、法的利益と結婚の責任に関する権利を全面的に保証されるべきです」

ケイン氏は、州知事として11件の死刑執行を許可した。個人的には、死刑に強く反対している。ケイン氏は12年にこう説明している。「私は、道徳的には死刑に反対です。しかし職務としては、死刑を支持すると誓約しました。職務上の誓約に従うこともまた、道徳的な義務です」

4. カトリック教会における女性司祭を支持

大抵のカトリック教徒とは違い、ケイン氏はカトリック教会が女性司祭を承認すべきだと考えている。そう考えた場合、それはカトリック神学における司祭制度の理解や、キリストの代理としての司祭の役割に関する理解を、根底から変えなければならないことを意味する。

しかしケイン氏は、教皇フランシスコが15年9月にワシントンを訪問した際、次のように発言している。「もし女性が、他の世界的な宗教のように、カトリック教会においても男性同様の指導的立場に就けないとしたら、女性は今後、地上の物事においても劣った存在として扱われることになってしまうでしょう」「教皇がカトリック教会における女性の叙階に道筋をつけるなら、それに優る世界的貢献はないはずです」

5. 教皇フランシスコの環境問題の回勅「ラウダート・シ」に好意的

教皇フランシスコは、環境問題と地球の温暖化に関するカトリック教会の最初の回勅を発表したが、回勅の内容は、多くの保守的カトリック教徒からは支持されなかった。しかしケイン氏は、環境問題は信仰の問題として考えるべきだとして賛意を示した。

「炭素税が国内排出量取引制度に優るかどうかについて、教皇が意見を述べることはないと思います」「教皇がそのことで意見する必要はありません。しかし、皆さんも現政権も、次世代の未来が自分の手の中にあることを自覚しなければなりません。その問題の付けを次世代に払わせたくはないでしょう。それは科学的に証明されており、それに関して行動することは皆さんの責任です。過去においては、そうしてこなかったのですから」

6. 30年間、変わることなく同じ教会に出席

ケイン氏はアン・ホルトン夫人と共に、バージニア州リッチモンドにある聖エリザベス・カトリック教会に30年間出席し続けている。

夫妻は1984年に結婚し、ケイン氏は教会の聖歌隊でテノールを担当している。同教会の会衆の多くは貧困な黒人層で、教会の周辺地域は荒れ果てている。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:アメリカカトリック教会ヒラリー・クリントン
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