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人生にハプニングはつきものです 穂森幸一(37)

2016年5月27日11時31分 コラムニスト : 穂森幸一
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関連タグ:穂森幸一

私はホテルのチャペル結婚式の司式もさせていただいていますが、予期しないハプニングが起こるのは珍しいことではありません。あるチャペルで司式をしていたとき、チャペルの正面に飾ってあった大きな花瓶が突然床に落下し、割れて粉々になりました。その音にホテルのスタッフも凍り付いたようになって立ち止まっていました。列席者もびっくりし、新郎新婦も顔色が変わっていました。

頭の中に一瞬いろいろな思いが巡りました。人生の新しい門出に縁起でもないという抗議がくるかもしれないと思いました。

その時、とっさの判断で、イスラエル旅行の体験談を話しました。幾つかの遺跡を巡っていたとき、どこに行っても粉々に割れた壺があるのに気付きました。現地のガイドの方に「どうしてほとんどの壺か粉々になっているのですか。大きい破片はなぜ出土しないのですか」と尋ねました。ガイドさんは「わざと割ったから粉々になっています。古代イスラエルでは悪い霊を追い出すために、大きな音を立てていました。壺はよく割られていたのです」と説明してくれました。

このエピソードの後、「本日、壺が割れて大きな音がしましたので、悪い霊は逃げていったと思います。ですから、お二人の前途は明るいと思います」と話しました。そうすると、列席者の中に笑みがあり、新郎新婦も安堵している様子でした。

こじつけだという意見もあると思います。イスラエルのエピソードを強引に結び付け、壺の割れたことを正当化しようとしているとおっしゃる方もあるかもしれません。しかし、とっさの判断でこの時はこのようにするしかなかったと思います。

式が終わったあとで、列席者の1人が「おもしろい演出でしたね」と話し掛けてくださいましたが、私は冷や汗を感じていました。このような、とっさの知恵を神が与えてくださり感謝でした。主に栄光があるように祈りました。

ある時は新郎新婦も準備が終わり、招待客も着席しているのに、新婦のご両親だけ交通トラブルのために15分遅れるという状況の中で「時間稼ぎをしてください」という依頼がありました。急きょ、式の前にピアノ演奏と聖歌隊の特別賛美を入れて、私が特別のメッセージをお話しするという形で時間をつないだことがあります。

「愛する者たち。あなたがたを試みるためにあなたがたの間に燃えさかる火の試練を、何か思いがけないことが起こったかのように驚き怪しむことなく、むしろ、キリストの苦しみにあずかれるのですから、喜んでいなさい。それは、キリストの栄光が現れるときにも、喜びおどる者となるためです」(Ⅰペテロ4:12、13)

これは若いころの体験ですが、離れた地域にある教会の集会で聖書のお話しをすることになり、車で向かいました。赤信号で停車しているところに脇見運転の車が追突し、頚椎捻挫となり、入院しなければならなくなりました。

なぜ、自分はこんな目に遭わないといけないのかと病院のベッドに寝ていたところ、同じ病院に入院中の1人のクリスチャン婦人が訪ねて来てくださいました。その方は介護施設で長年働いていたが、腰と首を痛め、日常生活が送れない状態だったので、入院したと話されました。その時にコリント書の御言葉を示して励ましてくださいました。

「神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。こうして、私たちも、自分自身が神から受ける慰めによって、どのような苦しみの中にいる人をも慰めることができるのです」(Ⅱコリント1:4)

突然の出来事に戸惑い、苦しむこともあります。しかし、他の人々の痛みを知るために神様が備えられた出来事だと理解することによって納得ができます。人生のハプニングの中で、神様は知恵を与え、助ける人を起こしてくださいます。

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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