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ビジネスマンから牧師への祝福された道

ビジネスマンから牧師への祝福された道(29)労働における聖霊の働き・その2 門谷晥一

2016年2月28日21時39分 コラムニスト : 門谷晥一
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労働における聖霊の働き・その2

聖霊は人間に新生を与えて新しくし、きよめ、導き、人間の内に住み、人間の心の板に書き記す。聖霊の導きのもとで、魂と体を用いて労働を行う具体的な信仰生活を通して、また労働によって信仰の階段を登るということを通して、私たちは魂の部分に聖霊の実を実らせていく、すなわち心の中にキリストの形が造られていく〔11〕。

信仰生活が実を結ぶのは、このような現実の中においてである。聖霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制などの神のご性質が人間の人格における品性として表れるものであり(ガラテヤ5:22~23参照)、魂の部分に結果として表れてくるものである。そして全てのキリスト者が皆同じものを結ぶようになる。聖霊の実は人格に関与する、そしてこの人格が社会で主の働きを回復し、また前進させる。回復された労働はまた逆に人格の形成を助ける〔10〕。労働の場においては、勤勉さ、誠実さを有することは大変重要である。

(ハ)機能論的な労働に対する聖霊の働き(召しにおける聖霊の働き)

人間が神の召しに応じ、神の働きを進めていく中で聖霊に満たされるとき、魂の部分に力が与えられ、個性、才能、能力が大きく開花するとともに、神の使命を達成するための新しい賜物が、神から一方的に無償で与えられる、Ⅰペテロ4:10「それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい」参照、その他、ローマ1:11参照。また、神は労働に必要な熟練をも与えられる。

労働の世界において、キリスト者たちは皆キリストの体の部分を構成しており〔2〕、一人一人が皆違う聖霊の賜物を手段として与えられる。聖霊の賜物は本来、教会を建て上げるために与えられるものであるが、礼拝は教会活動の重要な要素であり、労働の本来的意味も礼拝であるので、労働において神の栄光を表そうとするときに、聖霊の賜物が与えられるのは自然である。

出エジプト記35:30~35に「モーセはイスラエル人に言った。『見よ。主はユダ部族のフルの子であるウリの子ベツァルエルを名ざして召し出し、彼に、知恵と英知と知識とあらゆる仕事において、神の霊を満たされた。それは彼が金や銀や青銅の細工を巧みに設計し、はめ込みの宝石を彫刻し、木を彫刻し、あらゆる設計的な仕事をさせるためである。また、彼の心に人を教える力を授けられた。彼とダン部族のアヒサマクの子オホリアブとに、そうされた。主は彼らをすぐれた知恵で満たされた。それは彼らが、あらゆる仕事と巧みな設計をなす者として、彫刻する者、設計する者、および、青色、紫色、緋色の撚り糸や亜麻布で刺繍する者、また機織りする者の仕事を成し遂げるためである』」とあるように、神は人に賜物として力を与え、訓練の機会を備え、時が来るとそれを用いて携わるべき務めに召してくださる〔10〕。ただし、賜物は人を生かすために与えられるものであり、それを単なる能力に置き換えることはふさわしいことではない。

パウロはこの聖霊の特別な働きである賜物を、再生の第三の要素、あるいは聖霊の第三の賜物と位置づけ、義認、聖化に次ぐ聖霊の第三の働きと見なした。そして教え、管理、奉仕、寄付、慈善、勧めなどを含むことを明らかにしている〔12〕。

賜物としては、いろいろなものが挙げられている、Ⅰコリント12:4「さて、賜物にはいろいろの種類がありますが、御霊は同じ御霊です」参照。およびローマ12:6a「私たちは、与えられた恵みに従って、異なった賜物を持っている」参照。職場で効率的に労働をすることができる聖霊の賜物としては、知恵、知識、技能、リーダーシップ、サーバントフッド、スチュワードシップ、企画力、創造力、洞察力、マネジメント力(問題解決力、判断力、決断力を含む)などがある〔13〕。

《 参考文献を表示 》 / 《 非表示 》

(参考並びに引用資料)

[1]門谷晥一(2006年)『働くことに喜びがありますか?』NOA企画出版
[2]ジョン・A・バーンバウム、サイモン・M・スティアー(1988年)『キリスト者と職業』村瀬俊夫訳、いのちのことば社
[3]山中良知(1969年)『聖書における労働の意義』日本基督改革派教会西部中会文書委員会刊
[4]カール・F・ヴィスロフ(1980年)『キリスト教倫理』鍋谷堯爾訳、いのちのことば社
[5]唄野隆(1995年)『主にあって働くということ』いのちのことば社
[6]宇田進他編(1991年)『新キリスト教辞典』いのちのことば社
[7]山崎龍一(2004年)『クリスチャンの職業選択』いのちのことば社
[8]ケネ・E・ヘーゲン『クリスチャンの繁栄』エターナル・ライフ・ミニストリーズ
[9]D・M・ロイドジョンズ(1985年)『働くことの意味』鈴木英昭訳、いのちのことば社
[10]唄野隆(1979年)『現代に生きる信仰』すぐ書房
[11]ルーク・カラサワ(2001年)『真理はあなたを自由にする』リバイバル新聞社
[12]ヘンドリクス・ベルコフ(1967年)『聖霊の教理』松村克己&藤本冶祥訳、日本基督教団出版局
[13]ピーター・ワグナー(1985年)『あなたの賜物が教会成長を助ける』増田誉雄編訳、いのちのことば社
[14]ケネス・C・キングホーン(1996年)『御霊の賜物』飯塚俊雄訳、福音文書刊行会
[15]エドウィン・H・パーマー(1986年)『聖霊とその働き』鈴木英昭訳、つのぶえ社
[16]遠藤嘉信(2003年)『ヨセフの見た夢』いのちのことば社
[17]唄野隆(1986年)『主に仕える経済ライフ』いのちのことば社
[18]東方敬信(2001年)『神の国と経済倫理』教文館
[19]E・P・サンダース(2002年)『パウロ』土岐健治&太田修司訳、教文館
[20]松永真里(2001年)『なぜ仕事するの?』講談社
[21]厚生労働省編(2005年)『労働経済白書(平成一七年版)』国立印刷局発行
[22]ダニエル・フー「Goal-Setting」、国際ハガイセミナー資料(2005年、シンガポール)
[23]ジョン・ビョンウク(2005年)『パワーローマ書』小牧者出版
[24]ジョン・エドムンド・ハガイ(2004年)『聖書に学ぶリーダーシップ』小山大三訳、ハガイ・インスティテュート・ジャパン
[25]国際ハガイセミナー資料(シンガポール、2005年7月)
[26]ポール・J・マイヤー(2003年)『成功への25の鍵』小山大三訳、日本地域社会研究所
[27]国内ハガイセミナー資料(名古屋、2004年11月)
[28]三谷康人(2002年)『ビジネスと人生と聖書』いのちのことば社
[29]安黒務(2005年)「組織神学講義録、人間論及び聖霊論」関西聖書学院
[30]平野誠(2003年)『信念を貫いたこの7人のビジネス戦略』アイシーメディックス
[31]マナブックス編(2004年)『バイブルに見るビジネスの黄金律』いのちのことば社
[32]マナブックス編(2006年)『バイブルに見るビジネスの黄金律2』いのちのことば社
[33]山岸登(2005年)『ヤコブの手紙 各節注解』エマオ出版
[34]野田秀(1993年)『ヤコブの手紙』いのちのことば社
[35]デイビッド・W・F・ワング(2008年)『最後まで走り抜け』小山大三訳、岐阜純福音出版会

(その他の参考資料)

・林晏久編(2004年)『刈り入れの時は来た—ビジネスマン・壮年者伝道ハンドブック』いのちのことば社
・大谷順彦(1993年)『この世の富に忠実に』すぐ書房
・H・F・R・キャサーウッド(1996年)『産業化社会とキリスト教徒』宮平光庸訳、すぐ書房
・鍋谷憲一(2005年)『もしキリストがサラリーマンだったら』阪急コミュニケーションズ
・マックス・ヴェーバー(1989年)『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』大塚久雄訳、岩波書店
・小形真訓(2005年)『迷ったときの聖書活用術』文春新書
・ウォッチマン・ニー(1960年)『キリスト者の標準』斉藤一訳、いのちのことば社
・ロナルド・ドーア(2005年)『働くということ』石塚雅彦訳、中公新書
・共立基督教研究所編(1993年)『聖書と精神医学』共立基督教研究所発行
・生松敬三(1990年)『世界の古典名著・総解説』自由国民社
・バンソンギ「キリスト教世界観」石塚雅彦訳、CBMC講演会資料(2005年)
・William Nix, 『Transforming Your Workplace For Christ』, Broadman & Holman Publishers, 1997
・ミラード・J・エリクソン(2005年)『キリスト教神学』第三巻、伊藤淑美訳
・ヘンリー・シーセン(1961年)『組織神学』島田福安訳、聖書図書刊行会
・ジョージ・S・ヘンドリー(1996年)『聖霊論』一麦出版社
・ウィリアム・ポラード(2003年)『企業の全ては人に始まる』大西央士訳、ダイヤモンド社

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◇

門谷晥一

門谷晥一(かどたに・かんいち)

1943年生まれ。東京大学工学部大学院修士課程卒業。米国ミネソタ州立大学工学部大学院にてPh.D.(工学博士)取得。小松製作所研究本部首席技監(役員待遇理事)などを歴任。2006年、関西聖書学院本科卒業。神奈川県厚木市にて妻と共に自宅にて教会の開拓開始。アガペコミュニティーチャーチ牧師。著書に『ビジネスマンから牧師への祝福された道―今、見えてきた大切なこと―』(イーグレープ)。

■ 【門谷晥一著書】(Amazon)
■ 【門谷晥一著書】(イーグレープ)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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