Skip to main content
2025年8月31日08時25分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(28)仏教の究極的な課題―3点― 正木弥

2016年2月21日18時31分 コラムニスト : 正木弥
  • ツイート
印刷
関連タグ:正木弥

仏教の究極的な課題―3点―

(1)雑多性、複合性、不整合性

仏教には雑多なものが不整合に複合している。本来の仏教は哲学であり、思想であるから、全体的に統合しているはずであるが、長い間に変遷し、菩薩や他宗の諸神も取り入れられ、民間の儀式や呪術、習俗を用い、死者儀礼から現世御利益、果ては神社参拝まで広く容認せられ、これらが複合化している。調整しようという試みもあるが、統一した・一貫した教理がないので、雑多なままである。

それらが釈迦仏教なのか、初期仏教なのか、上座部仏教なのか、大乗仏教なのか、密教なのか、禅宗のものかなど、どの時代のものを取り上げるかによって、また、どの教派のものを取り上げるかによって、内容が大きく異なる。特に、宗派によって、根本仏が違い、根本教典が違い、理想境地が違う。まことに不統一である。これが一つの宗教といえるのか、疑問である。

(2)人間創作性

釈迦は実質上の無神論・無霊魂の立場に立って悟りを開いた。その教えが口承により伝えられ、文章化されたが、後に、ジャータカなどの前生物語が創作され、また仏伝文学や仏讃文学が書かれ、それが仏の神格化、超人化をもたらした。つまり、仏教は、文学という人間文化の上に乗っかっているのだ。

なおまた、大乗諸仏(といわれる仏僧たち)により書かれた大乗経典や論師たちによって書かれた“論書”が後から後へと積み重ねられ、その流れはとどまることなく、後から現れた者は前の仏典について研究・注釈・探求を続け、その結果を加えてきた。そして、仏典数にして3千、巻物数にして1万2千という膨大な量に達してしまった。(一人の人が一生かかっても読み切れないのだ)。これらの人間創作性のゆえに、仏典相互の間に、齟齬(そご)、矛盾、不統一が溢れている。

このような実態を全体的に見渡すと、仏教とは、人間による宗教構築の努力であり、その積み重ねであるとの感を強くする。客観的・絶対的真理を発見してきたというよりも、自分たちの宗教的要求を満たすような思想・物語・儀式を造り上げてきた、というのが真相だ。インド・中国・日本の多くの求道者が仏教の名のもとで苦闘して打ち立てた思想・哲学・倫理などの総体だともいえよう。

その変遷の有様、相違点の多さ・大きさ、他宗教との混淆(こんこう)・習合の現実などを冷静に見ると、仏教の中に神聖さや絶対性を見ることができない。結局、仏教は、人間による思索・探求・願望・宗教的な営みの集積である、というほかない。

(3)心理性(非歴史性、非事実性)

釈迦の教えも阿毘達磨(アビダルマ、部派仏教の論書)も大乗諸経典その他の論書も人間心理を掘り下げて、共通する良いものを捜し出した哲学・倫理であるが、それが正しいと証明するものがない。現実の歴史の中で、外的事実により裏付けられることがない。釈迦が生きて、悟って、伝えて、死んだ。このこと以外に、諸仏や諸菩薩の存在とか救済の事実を証明するものがない。経典などにある物語は、衆生に教えるための方便(作り話)であって事実ではない(と、仏典解説者もそう説明している)。仏教徒や求道者の心理的な検証以外に何もない。

“心理的な真理”は主観的であって、万人にその正当性を主張することができない。そのままでは絶対的真理とはいえないのである。精緻な分析的な議論があり、卓説もあるが、また、目を奪うような儀式もあるが、結局、仏教には客観的な証拠はなく、それらしい事実がない。仏教は心の持ち方にすぎない、というほかない。「もしかしたら大いなる幻想かもしれない」、そう言われても反論する根拠がない。正しいと思う人には正しいであろうが、そう主張するだけのことで、経典の言うことが絶対正しいと裏付けるものがない。仏教による救済が確実という保証はない。

<<前回へ     次回へ>>

◇

正木弥

正木弥(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『なにゆえキリストの道なのか 〜ぶしつけな240の質問に答える〜 増補版』
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)

【正木弥動画】
 おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:正木弥
  • ツイート

関連記事

  • 聖山アトス巡礼紀行―アトスの修道士と祈り―(2)男だけの船 中西裕人

  • この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―(3)古里伝道を目指して 遠藤誠一

  • 神様からのメッセージ―聖書は偉大なラブレター(29)聖書を翻訳した人たち―聖書協会の設立(メアリーの聖書) 浜島敏

  • ちいさな絵本や日記とにゃんずたち(5) 高津恵子

  • あなたは独りぼっちじゃない 穂森幸一(23)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • アッセンブリー京都教会の村上密牧師死去、異端・カルト問題に長年取り組む

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • ウクライナ、米大衆伝道者フランクリン・グラハム氏に勲章授与 人道支援を評価

  • 聖書のイエス(16)青銅の蛇 さとうまさこ

  • イエス様と共に働く 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(8月30日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(4)

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.