Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

ドイツの神学者 ユルゲン・モルトマン氏、WCCを訪問(動画あり)

2016年1月16日09時43分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:世界教会協議会(WCC)ドイツユルゲン・モルトマン
ドイツの神学者 ユルゲン・モルトマン氏、WCCを訪問(動画あり)+
世界教会協議会(WCC)のオフィスがあるジュネーブのエキュメニカル・センターで講演する、ドイツの神学者、ユルゲン・モルトマン氏(写真:WCC)

ジュネーブのエキュメニカル・センターでの新年の仕事始めに、尊敬を集めているドイツの神学者、ユルゲン・モルトマン氏が13日、世界教会協議会(WCC)の来賓として、一日がかりで連続講演や討論を行った。同氏は自身の新著書である『The Living God and the Fullness of Life』(生ける神と満たされるいのち、WCC Publications, 2016)についての意見や質問にも答えた。WCCが公式サイトで伝えた。

地方・地域そして国際レベルで教会間の問題に長きにわたって参加してきたモルトマン氏は、「エキュメニカル運動は一致とともに刷新に関わるものだ」と主張した。多様な諸教会のより近いメンバーがイエス・キリストの元に来れば来るほど、彼らはお互いにより近くなると、同氏は語った。

それでも、「カトリックの神学者たちはカトリックの神学者たちを引用し、そしてプロテスタントの神学者たちが自らに似た人たちを引用することが、一般的である」と同氏は認めた。

「全体としてのキリスト教よりもむしろ自分たちの伝統を身近に感じる傾向があるとはいえ」と同氏は続けた。「今日の世界の多くの地域にいる信者たちが嫌われて迫害されている」のは彼らがメソジストだとか改革派だからではなく、「彼らがクリスチャンだからだ」。エキュメニズムに関する聖ヨハネ・パウロ2世の回勅『キリスト者の一致(Ut unum sint)』を引き合いに出しつつ、モルトマン氏は、殉教者たちの証しはイエス・キリストの一つである教会に対するものであることを確認した。

モルトマン氏は、私たちが今日目にするような制度化された教会に究極的な信頼を置くことに対して警告をした。「エキュメニカル運動の幻と希望は教会の中にあるのではなく、神の国の中にある。私たちは未来の驚きに自ら心を開かなければならない」

聞き手の想像力をかき立てつつ、同氏はコンスタンティヌス時代に興った西洋の伝統主義的な教会を、とりわけアジアやアフリカそしてオセアニアで興りつつある非コンスタンティヌスの教会と対照させた。これらは「企てとして組織化された少数者の共同体」であり、聖霊の支えに依拠し、新しい形の霊性をもたらしているとした。

「私たちは自らの感覚の新しい霊性が必要だ」とモルトマン氏は述べ、この世を真剣に受け止める霊性を推し進め、「地の宗教」に対する献身に向けて動くことを説いた。同氏は自らが「神学に対する」この「エコロジカルな転換」とみなしたものを称賛した。

「政治的には、地の宗教はこの世における生、この地に対してより大きな献身を生み出す。それは体に対する感謝を表す」と同氏は付け加えた。「それは死のカルトに対して闘うよう、私たちをうながすのである」

ユルゲン・モルトマン氏のエキュメニカル・センターへの訪問は、正義と平和の巡礼に関するセミナーで始まったが、その間、幅広い対話に関わり、討論者のクレア・アモス博士(宗教間関係担当)やニャンブラ・ンジョロゲ牧師・博士(HIVとエイズに関する構想と提言担当)、そしてオデア・ペドロソ・マテウス牧師・博士(信仰と職制委員会担当局長)と交流した。

モルトマン氏はそれからお昼の礼拝堂での礼拝で黙想について語り、その後、神学の未来に関する公開講演を行い、多くの人々が出席した。この日の催し物はどれもみな、WCC総幹事のオラフ・フィクセ・トヴェイト牧師・博士が司会を務めた。

10代の頃、モルトマン氏はドイツの予備隊に招集され、続いて軍へと徴兵された。1945年から48年まで戦争の捕虜として神学を学び始め、その後大学に入学した。教鞭を取りながら幅広く講演を行い、現在はテュービンゲン大学の組織神学名誉教授である。

なお、モルトマン氏は1996年にエリザベート夫人と共に来日講演を行ったほか、2003年に沖縄を訪問して講演を行った。日本語訳された著書には、単著の書籍では最新刊の『わが足を広きところに:モルトマン自伝』(新教出版社、2012年)のほか、『存在の喜びの神学』(新教出版社、1973年)、『人間ー現代の闘争の中におけるキリスト教人間像』(新教出版社、1973年)、『キリストの未来と世界の終りーユルゲン・モルトマン説教集』(新教出版社、1973年)、『十字架と革命』(新教出版社、1974年)、『20世紀神学の展望』(新教出版社、1989年)、『希望・不安・黙想』(ヨルダン社、1990年)、『人への奉仕と神の国』(新教出版社、1995年)、『今日キリストは私たちにとって何者か』(新教出版社、1996年)、『新しいライフスタイルー開かれた教会を求めて』(新教出版社、1996年)、『無力の力強さ―ユルゲン・モルトマン説教集』(新教出版社、1998年)、『いのちの泉―聖霊といのちの神学』(新教出版社、1999年)、『神学的思考の諸経験―キリスト教神学の道と形』(新教出版社、2001年)、『終りの中に、始まりが 希望の終末論』(新教出版社、2005年)、『希望の神学―キリスト教的終末論の基礎づけと帰結の研究』(新教出版社、OD版、2005年)、『人類に希望はあるか―21世紀沖縄への提言』(新教出版社、2005年)、『聖霊の力における教会』(新教出版社、OD版、2005年)、『十字架につけられた神』(新教出版社、OD版、2006年)、『科学と知恵―自然科学と神学の対話』(新教出版社、2007年)、『J.モルトマン組織神学論叢(1)〜(6)』(新教出版社)などがある。

■ ユルゲン・モルトマン氏がエキュメニカル・センターで行った、神学の未来に関する講演の動画

関連タグ:世界教会協議会(WCC)ドイツユルゲン・モルトマン
  • ツイート

関連記事

  • 新教出版社、N・T・ライトの主著『新約聖書と神の民』上巻を発売

  • 関西学院で組織神学者・栗林輝夫氏を偲ぶ会 神学のテーマとして差別や原発問題問い続けた業績振り返る

  • 「教会は他者のために」 ドイツ福音主義教会連盟、ボンヘッファー没後70年で記事掲載

  • WCC討論会、戦後70年でボンヘッファーのエキュメニカルな遺産を再考 本も出版

  • 聖書信仰・福音主義神学の未来をテーマに 日本福音主義神学会全国研究会議始まる 6日まで

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.