Skip to main content
2025年6月16日19時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
キリストの人材教育

山上の垂訓から学ぶ「キリストの人材教育」(33) 黒田禎一郎

2015年11月25日08時18分 コラムニスト : 黒田禎一郎
  • ツイート
印刷
関連タグ:黒田禎一郎

今の時代は、「サプリメント全盛時代」と呼ばれています。「ぴったりリサーチ」による「サプリメントに関するアンケート」によれば、5人に1人が毎日サプリメントを口にしていることが分かります。毎日飲んでいる人は22%、週に数回程度が10%、月に数回程度7%、体調の悪いときだけ飲む人は8%です。すなわち月に1回以上飲用している人の割合は、全体の約4割を占め、多数の人々がサプリメントを愛用していることが分かります。では、そのサプリメントとは元来何でしょうか。『広辞苑』によれば、「付録」という意味と「補遺」、つまり、もらし落とした事柄を拾い補うこと、またその補ったもの、という定義が出ています。

ところで、「魂のサプリメント」という言葉が聞かれるようになりました。それを提唱し、またビジネス化した人は江原啓之氏です。彼はテレビやマスコミで大活躍中の人で、自らをスピリチュアル・カウンセラーと呼んでいます。そして、彼が語る言葉をスピリチュアル・メッセージ(魂のサプリメント)と呼び、自らサプリメントブームに乗りアピールした人です。しかも彼の著書は既に700万部(2007年)以上売れ、今も売れています。5万部売れればベストセラーと言われますが、700万部とは気が遠くなるような数字です。彼はそこでスピリチュアルspiritual(霊的な)という言葉と、もう一つはスピリチュアリティーspirituality(霊性)という二つの事柄を取り上げ、社会にアピールしています。ここで耳にする新しい言葉が、「霊的な」、あるいは「霊性」という二つの言葉です。

10年前まで、スピリチュアルとか、スピリチュアリティーという言葉は、日常生活でほとんど耳にしませんでした。私は25年ぐらい前から、キリスト教会で行うカウンセリングを「スピリチュアル・カウンセリング」と呼んできました。しかしながら、私は700万部もの本を書いていませんから、ポピュラーになりませんでした。しかし、江原啓之氏は「魂のサプリメント」という切り口で、日本の多くの人々、特にお茶の間のご婦人方の心をしっかりとらえた人と言われています。

では、なぜ今の時代、スピリチュアル、あるいはスピリチュアリティーという言葉が言われるようになったのでしょうか。それは、時代の要求です。すなわち、このスピリチュアリティーという言葉が登場する背景には、人々のニーズがあります。1970年代に入ってから、社会が豊かになったはずの日本ですが、環境問題が起こってきました。人々の間に空虚感が広がり始め、科学文明・物質文明の負の側面が目立つようになってきました。しかし、宗教にはもはや戻れません。特にオウム事件以降、人々の警戒心は非常に高まってきました。そこで個々がスピリチュアリティーといった精神的な価値を求める動きが出てきたのです。

「スピリチュアル・ナビゲーター」というインターネットサイトがあります。このウェブサイトは2006年の9月に開設されたものですが、月間アクセス数が関連サイトを含めて何と100万件にも及ぶそうです。これだけの人々がこの「スピリチュアル・ナビゲーター」のインターネット・ウェブサイトにアクセスしているということです。

ところで、前々からスピリチュアル・メッセージを語っている書物があります。それは聖書(バイブル)です。バイブルは2千年前から、旧約聖書にまでさかのぼるならば4千年、5千年前からこのスピリチュアル・メッセージを語り続け、私たちにスピリチュアル・カウンセリングを提供しています。しかもそのメッセージの中身は、崇高な世界的レベルで語られています。私たちはこのコラムで、「山上の垂訓とビジネス」というテーマを順に勉強してきました。「山上の垂訓」は、イエス・キリストが語られた有名な垂訓集(マタイの福音書5章)です。「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから。柔和な者は幸いです。その人は地を受け継ぐから」と順に続きます。次回はその一訓、「あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるから」(マタイの福音書5:7)に的を絞り、話を進めていきます。

<<前回へ

◇

黒田禎一郎

黒田禎一郎

(くろだ・ていいちろう)

1946年、台湾・台北市生まれ。70年、ドイツ・デュッセルドルフ医科大学病院留学。トリア大学精神衛生学部、ヴィーダネスト聖書学校卒業。75年、旧ソ連・東欧宣教開始。76年、ドイツ・デュッセルドルフ日本語キリスト教会初代牧師就任。81年、帰国「ミッション・宣教の声」設立。84年、グレイス外語学院設立。87年、堺インターナショナル・バイブル・チャーチ設立、ミニスター。90年、JEEQ(株式会社日欧交流研究所)所長。聖書を基盤に、欧州情報・世界 情報、企業講演等。98年、インターナショナル・バイブル・チャーチ(大阪北浜)設立、活動開始。01年、韓日ワールドカップ宣教GOOL2002親善大使として活躍。著書に『世界の日時計』(Ⅰ~Ⅲ)、『無から有を生み出す神』『新しい人生』『愛される弟子』『神のマスタープランの行くへ』『ヒズブレッシング』、韓国語版『聖書と21世紀の秘密』、中国語版『神の聖書的ご計画』他訳書あり。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:黒田禎一郎
  • ツイート

関連記事

  • 見る方向に進み、見るものに似ていく 菅野直基

  • 死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(43)神の治療に感謝する 米田武義

  • FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(10)デンマークの教会⑨ 西村晴道

  • こころと魂の健康(30)お互いを大切にしていますか 渡辺俊彦

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月16日):アンゴラのクワンガリ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.