同性婚のケーキ拒否で罰金刑のケーキ屋に寄付35万ドル超 余剰金は慈善団体へ

2015年7月28日14時09分 翻訳者 : 木下優紀 印刷
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家族研究協議会の「ステイト・オブ・ザ・ファミリー」に登場した、トニー・パーキンス同協議会代表(左)と、「スイート・ケークス」のオーナー、メリッサ・クラインさん(中)とアーロン・クラインさん夫妻=1月19日、米ワシントンで(写真:家族研究協議会 / キャリー・ラッセル・ネッパー)

レズビアンの結婚式で使うケーキの注文を拒んだとして、罰金13万5000ドル(約1620万円)の支払いを命じられた米オレゴン州のケーキ屋「スイート・ケークス」の元オーナーでキリスト教徒のアーロン・クラインさん、メリッサ・クラインさん夫妻は、あるクラウドファンディングサイトでキャンペーンが削除された後も他のサイトで寄付を募り、わずか2カ月間で35万2500ドル(約4230万円)を集めた。

クラウドファンディングサイト「Continue to Give」の設立者ジェシー・ウェルホッファー氏によると、スイート・ケークスによるキャンペーンは、同サイト設立後3年間で最も寄付を集めた個人によるキャンペーンとなった。

クラインさん夫妻は、7651人から35万2500ドルの寄付を受け取ったほか、「頑張ってください」「祝福します」「引き下がらないで! 私たちが共にいます」などという、何千もの激励のメッセージを受け取った。

クラインさん夫妻は最初、別のクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で寄付を募っていたが、同サイトは同性愛活動家からの苦情を受け、夫妻のキャンペーンを使用条件に「違反する」として削除した。その後、夫妻は「Continue to Give」で新たなキャンペーンを開き、寄付を募っていた。

オレゴン州労働産業局は今月初め、レズビアンのカップル、レイチェル・ボーマン=クライヤーさんとローレル・ボーマン=クライヤーさんのウェディングケーキを焼くことを拒否したとして、クラインさん夫妻に13万5000ドルを支払うよう命じた。レイチェルさんとローレルさんは2013年、クラインさん夫妻が「感情的、精神的、肉体的に苦しみを与えた」として、人権侵害救済の申し立てをしていた。

ウェルホッファー氏は、「非常に多くの」苦情を受けたにもかかわらず、夫妻のキャンペーンを削除することを拒否したと語った。「多くの人がこれ(夫妻のキャンペーン)を削除するように頼みました。私たちの回答はいつも、『ご意見ありがとうございます。良い日をお過ごしください。神の祝福を』です」

アーロンさんは、「Continue to Give」でのキャンペーンをいつまで続けるかまだ決めていないと述べた。

「将来は分かりません。これに対してどれほど課税されるかも分かりません」と、アーロンさんは同州ポートランドの地域ニュースサイト「KGW.com」に語り、余剰金は慈善団体に寄付する予定だと述べた。

クラインさん夫妻のケーキ屋は事件後、LGBT(性的少数者)の権利擁護団体などによる嫌がらせのため、閉店を余儀なくされた。現在、アーロンさんはごみ収集作業員として働いているが、腕を負傷し働ける状態ではないという。また、妻のメリッサさんも現在は失業中だ。クラインさん夫妻は、同州労働産業局に控訴するとみられている。

レイチェルさんとローレルさんは、スイート・ケークスが2人にウェディングケーキを焼くことを拒否し、またアーロンさんが彼女たちの関係を「主に対し忌むべきもの」と述べたと主張した。

クラインさん夫妻が2013年にケーキ屋を閉店せざるを得なくなる直前、アーロンさんは、レイチェルさんとローレルさんの時間を無駄にしたことを謝罪し、また自身は宗教心を理由に同性婚には参加しないと説明していた。アーロンさんは、「率直に言って、誰かを傷つけようとも、怒らせようとしたわけでもありません。これは、私がとても強く信じていることなのです」と語っていた。

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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