レズビアンのケーキ拒否で罰金13万5千ドル キリスト教団体が支援表明

2015年5月3日07時57分 翻訳者 : 小又香織 印刷
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昨年ワシントンで開かれた家族研究協議会(FRC)主催の価値観を重視する有権者サミットで語る、オレゴン州にあったケーキ屋「スイート・ケークス」の元オーナー夫妻、アーロン・クラインさん(左)とメリッサ・クラインさん=2014年9月26日(写真:FRC / キャリー・ラッセル・ネッパー)

レズビアンの結婚式のためにウェディングケーキを作ることを拒否したことで、13万5千ドル(約1620万円)の罰金を科された米オレゴン州のケーキ屋オーナー夫婦や、同様の理由で金銭的に窮地にある人々に対し、米キリスト教救援団体のサマリタンズ・パースが金銭的に支援することを表明した。

オレゴン州労働産業局は、同州グレシャムにあるケーキ屋「スイート・ケークス」の元オーナー、メリッサ・クラインさんとアーロン・クラインさん夫妻に対し、2013年にレズビアンのカップルのウエディングケーキを作ることを拒否したとして、罰金13万5千ドルを支払うよう命じた。

こうした事態を受け、サマリタンズ・パースは4月30日、クライン夫婦をはじめ、聖書に基づく信念を守ったことで生活が脅かされる危機にあるクリスチャン経営者を助けるための基金を立ち上げると発表した。

サマリタンズ・パースの代表で、大衆伝道者でもあるフランクリン・グラハム氏は声明で、「彼らは神の言葉に対する立場をはっきりと取っています。そして彼らだけで闘うべきではありません」と強調。「全米のクリスチャンが、アーロンさんとメリッサさん、そして彼らの5人の子どもたちのために力を合わせてくれると信じています」と述べた。

グラハム氏は、クライン夫婦とその家族のためだけではなく、米国のためにも祈るよう求めた。そして、「信じていることを実際に行っているという理由で、われわれの裁判官がクリスチャンを罰するのであれば、これは迫害です。これは単純明快なことです」と主張した。

レズビアンのカップルであるレイチェル・クライヤーさんとローレル・ボウマンさんは、同性婚に対する宗教的見解を理由にクライン夫妻からウェディングケーキを作ることを断られたことで、米国の公民権に反するとしてクライン夫婦を訴えていた。

同州労働産業局は4月24日、110ページにわたる提案命令書で、すでに嫌がらせなどで閉店に追い込まれたスイート・ケークスが、クライヤーさんとボウマンさんに対し、「感情的、精神的、肉体的苦痛」を与えたとして、13万5千ドルを支払うよう命じた。しかし、地元のニュースサイト「オレゴン・ライブ」によると、この命令は最終的なものではなく、金額は州労働局長の裁量により、増減する可能性があるという。

24日の公聴会の後、アーロンさんはグラハム氏と電話で話し、グラハム氏はその中でクライン夫婦とその家族の支援に踏み切ることを明らかにしたという。

アーロンんさんは米ニューヨークポスト紙の取材に応じ、「少し前、フランクリンは、何か必要なら電話をするようにと言っていました」と説明。「だから、今回の決定の後、彼に電話をしたのです。彼はこう言いました。神が素晴らしい方であるという確信を失わないでくださいと」。

また、メリッサさんは27日、サマリタンズ・パースからの全ての献金は、彼女たちの家族の生活費に充てることを明らかにした。

24日の決定後、オンライン募金サイト「ゴーファンドミー(GoFundMe)」で行われていたクライン夫妻への募金キャンペーンが同サイトの利用規約に違反するとして、同性愛支持者から批判の声が上がり、同サイトはクライン夫妻への募金を呼び掛るアカウントを閉鎖した。サマリタンズ・パースは、その数日後に今回の支援を表明した。

ゴーファンドミーのアカウントではこれまでに10万9千ドル(約1310万円)の寄付が寄せられていたが、アカウント閉鎖によりクライン夫妻は引き出しができない状態だった。だが、27日までに口座から全額を引き下ろすことができ、現在はゴーファンドミーに対してアカウントを復活させるよう働き掛けている。

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。

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