Skip to main content
2025年10月26日09時06分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
戦後70年

WCC代表団、8月初旬に広島と長崎へ巡礼の旅 核の脅威の終結求めて

2015年7月1日19時33分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:世界教会協議会(WCC)核兵器イザベル・アパウォ・フィリ張裳(チャン・サン)合同メソジスト教会(UMC)韓国基督教長老会総会(PROK)ドイツ福音主義教会(EKD)カナダ聖公会ノルウェー教会オランダ・プロテスタント教会(PKN)パキスタン教会原爆
WCC代表団、8月初旬に広島と長崎へ巡礼の旅 核の脅威の終結求めて+
1945年8月6日と9日にそれぞれ広島(左)と長崎(右)に投下された原爆

世界教会協議会(WCC)の代表団が、8月初めに広島と長崎へ巡礼の旅を行う。また、「今日同じような形で、今日もなお何千もの都市を破壊しようとしている国々の政府を訪問する」と、WCCが6月26日に公式サイトで発表した。

WCCはこの巡礼について、「70年前に最も致命的な兵器によって壊滅させられた2つの都市へ教会指導者たちのグループが旅をする」「異例の巡礼」であるとしている。

1945年8月6日と9日、広島と長崎にそれぞれ原爆が投下されたが、その後も40カ国の政府が依然として核兵器に依存している。9カ国が核兵器を保有しており、他の31カ国が自国に代わって米国に核兵器を使わせようとしている、とWCCは説明している。

WCCによると、これらの国々のうちの8カ国の教会指導者たちが広島と長崎へ巡礼を行い、その生存者たちに耳を傾け、地元の教会と共に祈り、この2つの都市の苦境について他の宗教者たちと考える。また、主教や監督、教会の議長らが広島と長崎から行動のための呼び掛けを持ち帰るという。

WCCによると、鍵となる一歩は、「法的な隔たりを閉じ」て核兵器の公式な禁止を確立し、新しい政府間の誓約に加わるよう、彼らの各国政府に強く要求することであり、「この人道的イニシアチブは既に110カ国の支持を得ている」という。

「原爆投下70周年は重要な一里塚だ」と、WCC国際問題教会委員会(CCIA)のピーター・プローブ局長は述べた。「それが時宜を得ているのは、1945年のあの攻撃の生存者たちのほとんどが今や80代だからだ。『決して二度と』という彼らの叫び声は、依然として聞かなければならない。それが緊急なのは、核保有国が皆、自国の核兵器を約束通り廃絶する代わりに、それらを近代化させているからだ。それでも希望があるとすれば、核兵器を禁止するために国際的な多数派が増大し形成されつつあり、WCCの加盟教会も関わっているからだ」

WCC代表団、8月初旬に広島と長崎へ巡礼の旅 核の脅威の終結求めて
広島平和記念公園にある慰霊碑から見える原爆ドーム

WCCは、「この巡礼に関わっている8つの加盟教会は、世界で最も破壊的なこれらの兵器に対して立ち上がる上でよい地位を占めている。彼らの政府――米国、ドイツ、日本、韓国、カナダ、オランダ、ノルウェー、パキスタン――は皆、核軍備の撤廃を公言しているが、まさに70年前にこのような破壊を引き起こした兵器に依存し続けており、今日、人類に脅威をもたらしている」と指摘する。

また、「自国の核兵器を保有している米国、パキスタンを除いて、これらの国々の政府は敵に対して米国がその核兵器を使うための備えを持っている。4カ国がこの冷戦のような態勢をNATO(北大西洋条約機構)の加盟国として受け入れている。日本と韓国の2カ国は、太平洋における米国の同盟国としてそれをしている」と言い、「これらの国々の教会は、核兵器に反対するエキュメニカルな政策を適用し、建設的な圧力を、今日、自国の政府に行使する上でよい地位を占めている」と述べている。

WCCはまた、「最近の出来事によって今年の記念はさらに重要な意味を持っている」と言う。「核兵器に関する美辞麗句がウクライナをめぐる危機の中で使われている。そして5月、核兵器に反対する人道的イニシアチブを支持している大多数の国々に対する核兵器保有国の強い抵抗の中で、国際連合で重要な軍備管理の会議(核拡散防止条約(NPT)再検討会議)が失敗した」と述べ、2つの出来事を挙げた。

また、「人道的イニシアチブは、それらの政府がしばしば支持している諸価値と首尾一貫している」としつつも、「しかしそれらの政府は、核武装した同盟国である米国と共にこのイニシアチブに反対して共に立つ義理を感じている」と指摘した。その上で、次のような問題を提起した。

「最近、WCCの加盟教会を含む市民社会の幅広い輪がますますこれらの政府に対し、それらの教会指導者たちが日本で耳にするであろう問いを投げ掛けている。『他の大量破壊兵器が全部禁止されているのに、なぜ核兵器はいまだに合法なのか?』と」

WCC代表団、8月初旬に広島と長崎へ巡礼の旅 核の脅威の終結求めて
長崎市の平和公園にある平和祈念像(写真:Jill Chen)

WCC副総幹事のイザベル・アパウォ・フィリ博士は、「この巡礼は、今日いまだに核兵器に依存している国々の政府に対して、70年前の広島攻撃で始まったジレンマについての道義的・霊的な批判をもたらすことで終わるだろう」と語った。そして、「目標は、外交政策の役人たちがその身近にある固有の機会が持つ真価を認めるのを助けること、つまり、危険で不正かつ不安定な現状維持を永続化させるよりも、むしろ多数派と提携して共通の善を促すことだ」と述べた。

WCCによると、日本や他の7つの核依存諸国へのミッションは、WCCが2013年10、11月に韓国・釜山で開いた第10回総会で、クリスチャンや善意ある人々に参加を呼び掛けた「正義と平和の巡礼」の一部であるという。

代表団のメンバーは、WCC中央委員会副議長で代表団の団長を務める米合同メソジスト教会のメアリー・アン・スウェンソン監督、WCCアジア議長で韓国基督教長老会総会のチャン・サン牧師、ドイツ福音主義教会連盟の総裁監督であるハインリヒ・ベドフォードストローム監督、WCC北米議長でカナダ聖公会のマーク・マクドナルド主教、ノルウェー国教会のトル・ヨルゲンセン監督、オランダ・プロテスタント教会のカレン・ファン・デン・ブロエケ牧師、パキスタン教会のサミュエル・アザリア主教、米合同メソジスト教会のエキュメニカル担当者でWCC国際問題教会委員会(CCIA)の委員であるスティーブン・シドラック牧師となっている。

なお、WCCのオラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事は、昨年12月に来日した際、広島と長崎の平和記念式典に関し、「毎年の記念式典、それも特に70周年記念である来年の記念式典に参加する道を見つけるよう、ぜひとも世界中の諸教会に促したい。そこで、私たちもWCCとして来年どのように代表を送ることができるか検討中だ」と明かし、「私は既にそれを幾つかの加盟教会、それも特に出席したがっている米国の加盟教会と議論した」と述べていた。

関連タグ:世界教会協議会(WCC)核兵器イザベル・アパウォ・フィリ張裳(チャン・サン)合同メソジスト教会(UMC)韓国基督教長老会総会(PROK)ドイツ福音主義教会(EKD)カナダ聖公会ノルウェー教会オランダ・プロテスタント教会(PKN)パキスタン教会原爆
  • ツイート

関連記事

  • WCC総幹事「巡礼はエキュメニカル運動継続の道」

  • 世界教会協議会、広島・長崎原爆投下69周年で声明 「再び起きてはならない悲劇を憶える日」

  • WCCのチャン・サン議長、菅官房長官と会見

  • 宗教指導者グループ、世界的な核兵器廃絶を呼び掛け

  • 被爆から「学んでいない」 教皇が憂慮

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(10月26日):タンザニアのルオ族のために祈ろう

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • ワールドミッションレポート(10月22日):ザンビア 信仰と知識のバランス

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.