Skip to main content
2025年6月16日16時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
家族の再生は人生の回復につながる

家族の再生は人生の回復につながる(4)あるがままに生きるそのヒケツ♪ 田路俊章

2015年6月1日22時44分 コラムニスト : 田路俊章
  • ツイート
印刷
関連タグ:田路俊章

ありのままとあるがまま③

2章 あるがままに生きるそのヒケツ♪

ここからは、私が体験し、またセミナーを受けてくださった方々が短期間で変わられた「あるがままに生きるための秘訣」を順序立てて語りたいと思います。

1. 家族のために生きることをやめて、一度、自分のために生きてみてください

家族の再生は人生の回復につながる(4) 田路俊章

あるとき、紳士服の売り場でステキな初老の女性店員が、親切な対応をしてくれていました。

おしゃれの話で盛り上がる中、私が「がんばってお仕事されていいですね」と言いますと、彼女は「いえいえ、私内面は、今迷いだらけなのです。私は、今まで主人と子どものためにがんばって犠牲的に生きてきました。そして、今は孫のために走り回っています。ここにきて、私の人生はこれで良かったのかと。年齢とともに疲れて枯れてきているように感じます。何のために生きてきたのか分かりません・・・」と。

ちょっとヘビーな話に驚きましたが、これは他人事ではありません。いくつになっても、子どもの時に植え付けられた価値観、女性は特に、親のため、主人のために尽くすことを強いられ、いつの間にか自分の価値観と勘違いして、犠牲的に生きてしまうのです。家族のためだからといって、結局は自分の承認を求めていることが多いのです。自己犠牲を早く卒業してくださいね。

いい人症候群はどんどんあなたを犠牲的な生き方へと追い込んでいくのです。そして「家族のためにこれだけしているのに!!」と心がイライラするのです。あなたの愛は、深いので、もっと家族のためにと自分を追い込んでしまうのです。そんなに自分を責めなくていいですよ。あなたの愛は十分です。それより、あなた自身を大切にしてください。

2. 親孝行の思いは、意外と家系からくる縛り・・・親孝行をやめてみると人間として、個として、親が見える

家族の再生は人生の回復につながる(4) 田路俊章

そうなのです。「自分が犠牲になって相手に尽くす」ことは意外と親からくる価値観が囚われになっている場合が多いのです。親も祖父母から同じような教育を受けてがんばってきたのです。それはあたかも、家系から面々と流れているのろいのようです。それをあなたが手放してみてほしいのです。自分を生きてみるのです。あなた独自の価値観を築いていく人生を始めるのです。

「ちゃんと勉強して、ちゃんとした学校に入り、ちゃんとした会社に入り、ちゃんとした結婚をしなさい」と言われ続けてきた女性が、いつも大学のランクで人を見て、偏差値の高い大学の学生には劣等感を感じ、偏差値の低い大学の学生には優越感があったそうです。偏差値だけで人を差別していたようです。

この両親の価値観が気になって、あなたにとってマイナスを引き起こしているのです。この価値観の縛りに気付くだけで、手放せるのです。そして、新たな生き方が立ち上がるのです。これこそ、人生最大のテーマかもしれません。そのままでは、あるがままの生き方ができないのです。

いつも人に承認を求める生き方になるのです。大概の場合、男性は外的成功に走り、女性は共依存的な縛りに拘束された生き方になりがちです。どちらも他人の承認を求めているのです。そこには心の平安はありません。絆が見かけだけになるのはこのせいです。

親の価値観での生き方から新たな自分らしい生き方に移行したすばらしい事例を紹介します。医療関係の仕事をされる30歳代男性Nさんです。

私は、医療関係に勤めるビジネスマンです。「真面目がとりえで、人のために尽くしたい。でも何かみんなと足並みをそろえることができない・・・」。そんな、「なんだか人生うまくいっていないな」と思う日々の中、ご縁があって田路さんのセミナーを受講させていただく運びとなりました。

セミナーの中で、ありのままを受け入れる方法を学び、実践しました。最初はうまくいきませんでしたが、次第に自分のありのままを受け入れるようになってきました。

最大の変化は、両親から受け継いだ価値観、もしくは縛りともいうべきものを背負い、無意識のままに生きていたことに気付かせてもらいました。簡単に言うと、“親を喜ばせる、満足させるための息子を演じ続ける人生”です。

「両親から受け継いだものを、いったん手放しましょう」。田路さんのセミナーを受講し、しばらくしてから言われたのがこの言葉でした。手放しを目的としたセミナーが始まりだすと、“私の中のもう一人の私”に問いかけるように質問・ワークが続きます。そして、その一つ一つが私にとって、あつらえられたもののようでした。

そんな数々の質問の中から、「人と視点が違う自分がいい」という価値観と「母がどう思うか・母からの承認が目的の人生」という依存が浮き彫りになりました。

あらためて浮き彫りとなったことで、今まで生きてきた中での出来事が走馬灯のように頭の中を巡り、紡ぎ合わさりました。この二つが、私のすべての行動指針となっていたのです。

そしてもう一点、田路さんがのろいと言われていた意味も分かりました。この価値観と依存が、恐ろしいことに、オートマチック、無意識に判断し行動へと導かれるということだったのです。「足並みをそろえられない自分」「真面目な自分」、そして「尽くしたい自分」がいる理由に気付けました。

今、無意識で判断をすることがなくなったため、いろんな考えの人がいることをより理解できるようになり、そして両親を一人の個として接することができるようになりました。人との距離が近くなったと思います。

これから、本当の私の人生が始まります。毎日毎日が楽しみです。

まだまだ先の道は長いですが、この時代に生きていく家族スタイルを模索したデザイン帖として言葉をつづりました。いかがでしたか。人それぞれの家族スタイルがあってそれを見つけてほしいのです。

それは皆さんにとっても変わらないものだと確信しています。血がつながっていようと、つながってなかろうと、心がつながる家族は喜び合いの基地、人が人として生きる基盤です。家族がいないのですと不安にならないでください。血のつながりだけが家族ではありません。自律した心の友は、真の家族です。あるがままの存在を受け入れ合って、存在そのものを喜ぶ。それが家族です。

私も、大きな問題でどうしようもない時に家族のような友人たちのおかげでどん底から這い上がれました。あなた一人があるがままになれれば、天も天使もみんなみんなあなたを応援してくれていることが分かります。そして、血のつながりを越えた素敵な心の友があなたの周りにもいます。

見つからなければ、私があなたの家族ですよ。あなたの人生が愛する人を大事にして悔いのないものになりますように。祈りを込めて。

私の言葉の定義

●ありのまま

長所も短所も、過去の傷も成功も、すべてそのままの状態を指し示す。漢字では「有りのまま」と表すように、起こっている事実をいっさいの善悪基準で決めつけずにいること。すなわち、自分のことも相手のことも、起きている事象も自然も、事実のままに見ることです。

●あるがまま

漢字で「在るがまま」と書く。人間には、本来のあり方があり、個々の人間には個々の特性がある。人間の内にある宇宙、そして人間を囲む天と地と人の関係の中にある天からの宝を、そのまま認識できる存在になっていく。自分の中にある偽りを認識し、ありのままを受け入れてみると、本来の姿が立ち上がってきます。それをあるがままといいます。

●手放し

人をジャッジして分けへだてる私だけのルール、時には偏見とも色メガネとも言いますが、それに気付いてリリースし、リセットする状況を指します。行動から存在に移る瞬間です。

●自律

人は、生まれながらにして、家系の文化からくる価値観、社会の価値観、他者の価値観に縛られています。価値観に縛られると、気になる、恐れる、イライラするなどの行動にいびつさが表れます。高じると、許せない、恨む、憎む、呪うといったブラックな思いにコントロールされます。縛られた価値観に気付いて手放し、あるがままになって、自分の価値によって魂の自由を味わっていく生き方を指します。

(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)

◇

田路俊章

田路俊章(たじ・としあき)

1953年生まれ、大阪育ち。オーサカ・ユニーク株式会社前社長、ラジオ大阪「VIPアワー」パーソナリティー(2005年11月~07年3月)、経済産業省登録コンサルタント、CBMC理事(2000年、国家朝餐祈祷会を発起)、VIP関西発起人兼元副会長。2015年2月、経営と家族のコンサルタントとして株式会社家族授業を設立。

■ 家族の再生は人生の回復につながる(ブログ)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:田路俊章
  • ツイート

関連記事

  • こころと魂の健康(21)怒り 渡辺俊彦

  • 合言葉はあいらぶゆ(5)ドライブインのコーヒー① 息子の言葉が出ない! しらかわひろこ

  • 人生の成功者になるために 安食弘幸(18)

  • 貧民救済に命賭けて―山室軍平の生涯(8) 平民の福音

  • 聖書をメガネに 転載の絆・信頼の絆

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.