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家族の再生は人生の回復につながる

家族の再生は人生の回復につながる(7)ありのままで人生に向き合うと、あなたの人生が立ち上がる 田路俊章

2015年6月22日14時21分 コラムニスト : 田路俊章
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関連タグ:田路俊章

ありのままとあるがまま⑥

第5章 ありのままで人生に向き合うと、あなたの人生が立ち上がる

他人や環境のせいにせず、自分の思考癖を静かに眺めてみると、いろいろな気付きが始まります。気付いて手放すと、また新たな認識が立ち上がります。意識しないでも心の余裕が生まれ、あるがままで家族に接することができるようになります。

自己犠牲的考え方に気付いてそれを手放した時に、心に余裕が・・・

家族の再生は人生の回復につながる(7) 田路俊章

自己犠牲的な考え方に縛られると、本来の生き方が見えず、自分のない人生になってしまいます。しかし、いったんこの思考癖に気付いて手放すと、心に自信と余裕が生まれ、家族の嫌なことと思っていたことが、素晴らしいことだと気付くようになります。自己犠牲的な考え方は多くの偏見という色眼鏡を作ってしまいます。色眼鏡で見た現実―当然それはリアルでなくバーチャル―に人生が踊らされるような生き方になるのです。ある30代のご婦人が一度でこれに気付き、その後は俯瞰(ふかん)力によってどんどん成長されています。そのすてきな体験談をご紹介します。

母方から来る自己犠牲的考え方が私の中に埋め込まれていると知らされ、身に覚えがありました。全ての人間関係の流れが、このためにいつも同じパターンに陥っていたと思います。自分が犠牲になっているような気持ちです。

私は「どんな人も同じように受け入れたい」と思っていましたが、我慢をしていたのだと思います。相手に気を使い、歩調を合わせてしまう。相手を受け入れた自分を表現することで、自分を認めて欲しい気持ちを相手に訴えていたのでしょうか。母を見ても、その母である祖母を見ても感じられる特徴でした。今から思えば、本当の許しではなかったのですね。拒否されるのが怖くて、母には自分の気持ちを素直に言えませんでした。

今は人にも、自分の考えや気持ちを穏やかに伝えることができるようになって、自分の中からわき出る自信も感じることができます。人間関係においても、今までにない新しい答えを「待てる」ようになり、二元論ではない新しい歩み寄りができるようになりました。思考の答えでなく俯瞰した答えに気付けるようになりました。これが本来の許しに近い気もします。人が関わってくれることで、いろんなことに気付かせてもらっているという感謝も生まれました。

日々自分の中にある怒りや悲しみを客観視でき、根気よく付き合って前に進んでいけます。必ず、次の扉がある感覚。問題があってもジタバタしてしまっても、そんな自分をまずは受け入れて「大丈夫だよ」と言えます。

嫌な出来事も水に流す母の素晴らしい側面にも気付けました。父方の祖母は、大変気が強い人でした。母とはかなり確執を抱えたまま、晩年まで過ごしていましたが、母は祖母の介護をすることで祖母の寂しさに気付き、自分が意地悪されたことも忘れていました。すると祖母は、自分が母にしたことを悔いて、母にわびました。祖母の心からわびる姿も本当に立派だったと思います。素晴らしい家族に支えられ、その素晴らしい愛も受け継いでここにいるんだなと実感しています。主人には何でも話せたので感謝します。こんな素晴らしいチャンスが身近にある。みんなが本来の生き方に気付いて生きていけば、確かに日本が変わるし、世界が変わるなあと思いました。

たった一人、されどその一人が変われば、家族全員が変わるのです

家族の再生は人生の回復につながる(7) 田路俊章

それでも、「まずは自分の伴侶が、親が、子どもがもっと変わってくれないと・・・」と思っておられるでしょうか。しかし、あなたが変われば、あなたの変化に連鎖して周りはどんどん幸せになります。そしてあなたの愛がどんどん深まり、あなたの心も満たされるのです。そんな夢みたいな話と思っておられるかもしれませんが、自律が始まれば、自分が楽しく成長できます。1歳と4歳の男の子を持つある30代のご婦人から、夫婦関係を良くしたいとのご相談を受けました。そこで私は、あるプログラムを作りました。実は夫婦関係と親子関係は結構ヘビーなので、当時0歳児だったお子さんとの関係に焦点を当てました。

これまでは、お兄ちゃんの育児経験をもとに、成長の遅い早いで子どもをジャッジしていました。しかし、子どもを一人の人格として見ることができたのです。そのとたんに、子どもの見方が変わりました。子どもと交流を楽しむように育児ができました。

同じように、3歳の長男も一人の個として見ると、子どもなりに気を使って緊張している姿があることに気付きました。今は保育園の先生とも相談して、彼が自然体でいられるように見守っています。

そのようにすると、だんだんと落ち着いてきて、弟とのケンカもほとんどなくなりました。そのうえ、就寝時間の9時には2人ともむずかることもなく、すぐに寝るようになりました。すると夫も、家庭が落ち着いてきて楽しいと家に早く帰るようになり、子どもの送り迎えも進んでしてくれるようになりました。

今では、夫婦の会話も本心で語れるようになりました。結婚して初めての家族旅行を夫が企画してくれて、最高に幸せでした。そして、最大の難関であった母との関係もよくなりました。それは、母が衰えゆく一人の人間として見えるようになったからです。たとえ母が口やかましく言っても、心に余裕があるのでやさしく接することができます。家族が平和に向かってどんどん成長している感じです。

ありのままを見ることは、勇気の要ることです。しかし、勇気を出して、自分のありのままを善悪のジャッジを入れずに受け入れる時に、あるがままが立ち上がり、自分のすべきことが見えてきます。不安や恐れやイライラが起こったその時こそ、向き合うチャンスです。それを他責にしておくと、潜在意識にストレスがたまっていきます。そうではなく、そのイライラを客観視することです。

とらわれの原因となる価値観や独り善がりのマイルールに気付くことは、まず認識することから始まります。ジャジせず自分を見ること=ありのままを受け入れることは、練習によって誰でもできます。

「イラッときたら客観視!」

本来のあなたの愛が立ち上がる最高の時を生かして、あなたらしいあるがままの生き方をしてください。

私の言葉の定義

●ありのまま

長所も短所も、過去の傷も成功も、すべてそのままの状態を指し示す。漢字では「有りのまま」と表すように、起こっている事実をいっさいの善悪基準で決めつけずにいること。すなわち、自分のことも相手のことも、起きている事象も自然も、事実のままに見ることです。

●あるがまま

漢字で「在るがまま」と書く。人間には、本来のあり方があり、個々の人間には個々の特性がある。人間の内にある宇宙、そして人間を囲む天と地と人の関係の中にある天からの宝を、そのまま認識できる存在になっていく。自分の中にある偽りを認識し、ありのままを受け入れてみると、本来の姿が立ち上がってきます。それをあるがままといいます。

●手放し

人をジャッジして分けへだてる私だけのルール、時には偏見とも色メガネとも言いますが、それに気付いてリリースし、リセットする状況を指します。行動から存在に移る瞬間です。

●自律

人は、生まれながらにして、家系の文化からくる価値観、社会の価値観、他者の価値観に縛られています。価値観に縛られると、気になる、恐れる、イライラするなどの行動にいびつさが表れます。高じると、許せない、恨む、憎む、呪うといったブラックな思いにコントロールされます。縛られた価値観に気付いて手放し、あるがままになって、自分の価値によって魂の自由を味わっていく生き方を指します。

(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)

◇

田路俊章

田路俊章

(たじ・としあき)

1953年生まれ、大阪育ち。オーサカ・ユニーク株式会社前社長、ラジオ大阪「VIPアワー」パーソナリティー(2005年11月~07年3月)、経済産業省登録コンサルタント、CBMC理事(2000年、国家朝餐祈祷会を発起)、VIP関西発起人兼元副会長。2015年2月、経営と家族のコンサルタントとして株式会社家族授業を設立。

■ 家族の再生は人生の回復につながる(ブログ)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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