Skip to main content
2025年8月20日23時06分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化

バチカン図書館所蔵の貴重な資料公開、印刷博物館で企画展 7月12日まで

2015年5月2日18時59分
  • ツイート
印刷
関連タグ:バチカン図書館バチカン天正遣欧少年使節マルティン・ルター
バチカン図書館所蔵の貴重な資料公開、印刷博物館で企画展 7月12日まで+
印刷博物館(東京都文京区)で開催されている企画展「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ 書物がひらくルネサンス」

企画展「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ 書物がひらくルネサンス」が印刷博物館(東京都文京区)で7月12日まで開催されている。世界に類を見ない貴重書を多数所蔵するバチカン教皇庁図書館から貸し出された、第一級中世写本、初期刊本、地図、書簡など計21点を中心に、同博物館および国内諸機関所蔵の資料を加えた計69点を公開展示。書物を通してルネサンス精神に触れ、その生き証人である書物そのものの持つ魅力に迫る内容となっている。

展示は、「第1部 祈りと救い」「第2部 古代の叡智(えいち)」「第3部 近代の扉をひらく」「第4部 ヴァチカン貴重庫でみつけた日本・東アジア」からなる4部構成。ルネサンスとは、14世紀から16世紀にかけ、欧州各国に広まった大きな文化運動のこと。それまで、キリスト教が、聖書を土台にした文学や神学によって人々に支配的な影響を与えていたのに対し、ルネサンス期には、「古代ギリシャ・ローマの復活」「人間主義」を掲げた価値観が育まれた。ことキリスト教の世界にあっては、ローマ・カトリックの腐敗に反旗を翻す形でマルティン・ルターによる宗教改革が起こり、教会全体に大きな変化の波が押し寄せた時代でもある。

第1部では、15世紀に刊行された書物が中心に展示され、古代から中世、そしてルネサンス期という時代の流れの中で、キリストの教えを守り続けるために、聖書をはじめとしたキリスト教書が果たした役割が検証されている。

第2部、第3部では、ルネサンスの立役者である人文主義者(ユマニスト)たちが、遺跡・墳墓・碑文・古典文芸の研究を通して出会った古代の叡智を、時代に合った読みやすい書体でまとめた書物を紹介。イタリアに始まった文化運動が欧州全域にまで広まり、近代の礎となっていった背景に、当時誕生したばかりの活版印刷技術があったことが分かる。またユマニストたちの関心が、哲学・文学・思想・科学・医学・技術・博物学など、あらゆる分野にまで広がっていたことに驚かされる。

一方、第4部では、バチカン貴重庫の中から、歴史がルネサンス期から大航海時代にまで進み、欧州から海を渡って、極東の日本にまで印刷文化がもたらされたことの分かる資料を公開。1582年に日本から初めて欧州に派遣された「天正遣欧少年使節」が持ち帰った印刷機は、「きりしたん版」と呼ばれる出版活動を生み出した。その後、いつ頃か宣教師の手によって欧州に“帰還”し、長い間バチカン教皇庁図書館で保管されていた、日本で印刷された日本語の書物「きりしたん版」が、今回、再び日本で公開されたのは非常に感慨深い。

バチカン図書館所蔵貴重な資料公開、印刷博物館で企画展 7月12日まで
企画展が始まる前日4月24日夜に行われたレセプションでのテープカット。左から3番目が、バチカン教皇庁図書館機密文書館館長のジャン=ルイ・ブルーゲス大司教(写真:印刷博物館提供)

日本の印刷博物館とバチカン教皇庁図書館との関係は、2001年の同博物館設立当初から続いている。同博物館の事業主体である凸版印刷株式会社は、17年前から同図書館とさまざまなプロジェクトを協力して行っており、05年に始まった、凸版印刷の独自開発による紫外線を用いたスキャナーで羊皮紙をデジタル再生化する「キケロ・プロジェクト」は、現在も継続して行われている。02年には、同博物館で「ヴァチカン教皇庁図書館展 書物の誕生―写本から印刷へ」が開催され、聖書を中心とした写本、初期活版印刷本が展示された。

今回の企画展は、同博物館と同図書館の13年ぶりの共催で実現。バチカンから来日した同図書館機密文書館館長のジャン=ルイ・ブルーゲス大司教は、レセプションのあいさつの中で「この企画展では、バチカン図書館所蔵の20冊以上の写本、印刷本を紹介しているが、これは例外的なことで、通常、貸し出しできるのは3、4冊である」と紹介し、この展覧会が非常に貴重な機会であることを強調した。

企画展「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ 書物がひらくルネサンス」は、7月12日まで開催。広島経済大学(広島市)が所蔵する、世界に39点しかない『ルター訳聖書』の初版本や、天正遣欧少年使節が実在したことを示す、伊東マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルチノの4人の花押・サイン入りの感謝状といった、歴史的価値の高い資料を目にすることができる。また、同博物館の展示では初めてプロジェクションマッピングが導入され、バチカン教皇庁図書館の風景を迫力あるコンピューターグラフィックスで体感することができる。展示される書物一冊一冊とじっくり向き合えば、思わぬ新しい発見があるかもしれない。

詳細・問い合わせは、同博物館の特設ページまで。

関連タグ:バチカン図書館バチカン天正遣欧少年使節マルティン・ルター
  • ツイート

関連記事

  • 「聖母被昇天」など 国立西洋美術館で日本初のグエルチーノ展

  • 「三浦文学全国移動展示」今年から隔年で開催へ 終戦70年テーマに開催者募集

  • 貴重な資産を後世へ バチカン図書館の蔵書デジタル化をNTTデータがサポート(動画あり)

  • 上智大学中央図書館 16世紀刊行の「ルター訳聖書」を公開中

  • 「美術館紹介の映画ではない、人間ドラマだ」 映画『ヴァチカン美術館 天国への入り口』公開記念トークセッション

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 私の名を使って(その2) マルコ福音書9章38~41節

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 聖書のイエス(15)「わたしだ。恐れることはない」 さとうまさこ

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.