Skip to main content
2025年6月14日18時48分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化

貴重な資産を後世へ バチカン図書館の蔵書デジタル化をNTTデータがサポート(動画あり)

2015年2月25日20時36分
  • ツイート
印刷
関連タグ:バチカン図書館
貴重な資産を後世へ バチカン図書館のデジタル化をNTTデータがサポート(動画あり)+
バチカン図書館内にあるシスティーナ・ホール(写真:アンア&マイケル)

15世半ばに、当時のローマ教皇ニコラウス5世によって設立されたバチカン図書館。そこには、古いものでは2500年以上の歴史を経た膨大な蔵書や文書、美術的価値の高い装飾写本などが厳重に保管されている。

バチカン図書館のインフォメーション・テクノロジーセンター最高情報責任者(CIO)であるルチアーノ・アメンティ氏が先月下旬に来日し、NTTデータのイノベーション・カンファレンス2015で基調講演を行った。講演でアメンティ氏は、バチカン図書館とNTTデータが協力して行っているデジタルアーカイブ・プロジェクトを紹介したと、IT総合情報ポータル「ITmedia」などが伝えている。

これまでバチカン図書館では、大がかりなデジタル化は行ってこなかった。その理由についてアメンティ氏は、「テクノロジーが変化することで、デバイスが使えなくなる、フォーマットが変わる、またはデータが消えてしまうなどのリスクがあります。この影響は非常に大きいので、テクノロジーの活用には消極的でした」と説明する。

ローマ教皇庁が管轄するバチカン図書館は、世界最古の図書館の一つとされている。歴史的に重要かつ貴重な資料も含め、その蔵書量は110万冊を超えるという。そのうちの約8万2000冊は手書きの文献で、最古のものは2世紀ごろに書かれたものとみられている。

さらに手書きの写本は、歴史的価値以外にも、当時の歴史、法律、哲学、科学および神学などの研究においても重要で、また美術的な価値も認められおり、温度や湿度の管理が難しい。研究者たちが展示室で文献を閲覧したいと思っても、これまではこれらの理由により、さまざまな困難があった。そのためこれまでは保存に注力してきたが、8年にわたる棚卸し調査の結果、バチカン図書館にある全ての文献の2割弱しか内容を把握できていないことが分かった。

アメンティ氏は、「歴史的書物はバチカン図書館だけのものではなく、全人類のものなのです。誰もがこれらの書物をひもとくチャンスを得ることができなければなりません。しかしこれまでのやり方では、バチカン図書館の情報を全世界の人たちに閲覧してもらうことはできません。そこでわれわれの理念を少し変えることが必要でした」と説明する。

NTTデータは、昨年3月にバチカン図書館とデジタルアーカイブ事業について初期契約を結んでおり、デジタル画像化された貴重な手書き文献を、長期保存・公開するため、システムの構築を行ってきた。システムの構築は、同社のデジタルアーカイブ・ソリューション「AMLAD(アムラッド)」をベースに行われている。このプロジェクトが完了すれば、パソコン、スマートフォンなどから自由に閲覧できるようになるという。

今回のプロジェクトは保存のみならず、閲覧・活用も視野に入れているため、スキャニングが肝となる。完成してから長い時を経た文献は劣化が著しく、次世代が閲覧可能なデジタルアーカイブを作成するのためには、オリジナルの正確なスキャンが必要不可欠だ。「テクノロジーやデバイスが変わっても、黄色は黄色であり、青は青であり、赤は赤なのです。どんなデバイスでもオリジナルの色を再現しなければなりません」とアメンティ氏が言うように、色調を再現しつつ、オリジナルの保存も両立させることが重要となる。この困難かつ歴史的な大偉業に、日本の技術が信頼されての抜擢となった。

このプロジェクトでは、2018年までに約3000冊の手書き文献が電子化される予定で、約23億円が投じられる見通し。賛同・支援のための特設ページも設けられている。

■ バチカン図書館インタビュー動画

関連タグ:バチカン図書館
  • ツイート

関連記事

  • バチカン図書館、蔵書をデジタルで正式公開 NTTデータがシステム構築

  • バチカンに無料のシャワー・理髪所 教皇がホームレスの悩み聞き発案

  • ルーテル世界連盟とバチカン、2017年の共同式文資料を発表

  • バチカン美術館初の公認映画、日本で来年2月公開決定

  • 東洋の奇跡再び 隠れキリシタンが守り抜いた歌、バチカンで披露

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • トラウマからの解放と癒やし 菅野直基

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月11日):キリスト教信仰が最も急速に成長している国々

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(230)聖書と考える「あなたを奪ったその日から」

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.