Skip to main content
2025年11月18日10時19分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

人間関係の作り方 安食弘幸(10)

2015年2月8日07時19分 コラムニスト : 安食弘幸
  • ツイート
印刷
関連タグ:安食弘幸

「ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こす。倒れても起こす者がいないひとりぼっちの人はかわいそうだ」(伝道者の書4:9、10)

現代は「関係病の時代」と言われています。多くの人々が人間関係で悩んでいます。もし、人間関係作りの達人になれば、その人は何をしても成功すること間違いなしです。

人間関係の在り方として、いくつかの型があります。

(1)脅かす・叱る型

これは、権力や体力に物を言わせて相手を支配するやり方です。この方法は一時的に成功したように見えても、見ていなければ手を抜いたり、表面的には従っていても、心の中では反発しているケースが多いのです。そして何よりも力関係が逆転した場合、復讐されないとも限りません。

(2)マニュアル化型

これは、組織の一部に組み込んで歯車のように機械的に動かすことです。確かにミスは少ないかもしれませんが、人の個性は無視され、柔軟性もなく、一旦手順が狂うと対応不可能になりかねません。

(3)利害関係型

これはお金やポストをちらつかせながら、人を誘導する方法です。この方法で成功する場合もありますが、段々相手の要求がエスカレートしたり、欲望の少ない人には効果がありません。

(4)説明型

これは説得によって人を動かそうとする方法です。しかし、大切な事はしばしば言葉では伝わらないのです。

(5)模範型

これは自分自身が、まず活き活きと生きて模範を示すやり方です。これは周囲の人に感動を与え、影響力のある最も効果的な方法です。しかし、人はなかなかそのようには生きられないものです。それにはいくつかの理由があります。

① 人生の目的や意味がわからない

ドストエフスキーの『死の家の記録』の中に、シベリヤの囚人に対する拷問の仕方が記されています。例えば、二つのバケツの一つに水を入れて、それを空のバケツに移し、次にはその逆をする。穴を掘らせて埋め戻させ、再び掘らせて、また埋め戻させる。これを際限なく繰り返させていくと最後に囚人は発狂するか、自殺するのです。つまり自分のしていることに意味が感じられないからです。同じ作業でも水路を作るために穴を掘るとか、畑の作物に水をやるという、意味や目的がはっきりしている場合は、同じ労働に喜びややり甲斐を感じることができます。人生も同じです。人生の究極の生きる目的や、意味が分らないまま学んだり労働したりすることには、どこかしら空しさが付きまとうものです。

パウロはその老年にこう言っています。

「兄弟たちよ。私は、自分はすでに捕らえたなどと考えてはいません。ただ、この一事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです」(ピリピ3:13、14)

何と希望と意欲に満ちたことばでしょうか。あなたも、キリストに出会う時、あなたにしかできない「この一事」を発見し、それに向かって全身全霊を打ち込むことが出来るようになります。

② 心にゆとりがなく、リラックスして生きられない

多くの人々は人間関係で様々な重荷を負っています。そして、その重荷が長い年月の間に心の傷となって残るのです。心に傷を持つ人は、他人を傷つけることで自分の傷を癒やそうと無意識にしてしまいます。そして、更に人間関係を壊すことになるのです。心の重荷や傷を抱えたままでは、人は活き活きとは生きられないものです。

「わたしは、あなたがたに平安を残します。・・・わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません』(ヨハネ14:27)

<<前回へ     次回へ>>

◇

安食弘幸

安食弘幸

(あんじき・ひろゆき)

峰町キリスト教会牧師。1951年、島根県出雲市に生まれる。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球、関西六大学リーグのスラッガーとして活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒(哲学博士)。JTJ宣教神学校講師、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設などで講演活動を行っている。著書に『キリストを宣べ伝える―コリント人への手紙第二』『心の井戸を深く掘れ』『道徳力―モーセの十戒に学ぶ―』『ルツの選択、エステルの決断』など多数。

■ 峰町キリスト教会ホームページ
■ 峰町キリスト教会 YouTube
■ 峰町キリスト教会 Facebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:安食弘幸
  • ツイート

関連記事

  • 【聖書クイズ】十二弟子選抜のくじで敗れたのはだれ?

  • 神様からのメッセージ―聖書は偉大なラブレター(2)聖書って誰が書いたの? 浜島敏

  • 温故知神—福音は東方世界へ(13)景教碑題額文字の謎 川口一彦

  • 聖書をメガネに 記憶と記録(その7)

  • 女性と信仰(18)賢い女、賢い妻⑤―愛と憎しみ・妬み(2) 前田基子

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • AIは福音宣教の未来をどのように形づくるか ローザンヌ運動が福音主義の視点で考察

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(235)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(前編) 広田信也

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

  • Gゼロ時代の津波石碑(7)Y染色体アダムと自己を措定した力 山崎純二

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(253)聖書と考える「ちょっとだけエスパー」

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(7)神様のご計画が明確になったとき 加治太郎

  • その時、祈りは聞かれた 穂森幸一

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • AIは福音宣教の未来をどのように形づくるか ローザンヌ運動が福音主義の視点で考察

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(235)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(前編) 広田信也

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

  • 天にフォーカスして生きよう 菅野直基

  • その時、祈りは聞かれた 穂森幸一

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.