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病を知る牧師となって 榮義之牧師

2014年3月6日14時36分
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榮義之牧師+
榮義之牧師

病を知る牧師となって

牧師が脳内出血で入院したことは、脳内外科で知られてしまい、「牧師でもねえ」と言われることもあった。

見舞いのお花も名物になった。次々と配達されてくる花は、受付の台を飾り、「また榮さんのですか」と言われた。東京での入院ということもあって、親しい何人かの牧師の見舞いと祈りを受けた。また東京の姉妹たちが愛と親切をもって身の回りの世話をしてくれた。奈良からの見舞いもあり感謝だった。

しかし、主との交わりが与えられたことは、最高の喜びだった。東向きの窓際だったので、朝の輝きに照らされながら、聖書を入院中1回通読し、祈りの時間もたっぷり与えられた。

自分のことだけ考えているとボケてしまう。病気も同じだ。自分の病気のことばかり考えていると治らない。

「信じる者が手を置けば病人はいやされます」と語られたイエス・キリストのいやしを常に信じて、病人の上に手を置き祈る時、多くの方がいやされた。また、自分の頭に手を置き不自由な右手と右足に触れて、「わたしは主であってあなたをいやす者である」「キリストの打ち傷によって、私はいやされたのです」と宣言し、祈り続けた。

こうして、脳内外科の療養中の患者さんたちを励まし、勇気づけることができた。

何しろ牧師の私も患者だから、よく話を聞いてくれた。入院中に7名の方が、イエス・キリストを受け入れ、信じる決心をした。

「私は福音を恥とは思いません。福音は、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です」(ローマ1章16節)

いつも語ったことは、「神様があなたを愛しておられる。あなたはわたしの目に高価で尊い。わたしはあなたを愛している。あなたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災いではない。あなたに平安を与え、将来と希望を与えるものである」と、神の愛を伝えた。

しかし、そんな愛の神がおられるのに、人間には病気やのろい、貧乏や悩みや悲しみが尽きないのは、あなたに罪があるからだ。罪を持ったままでは決して幸せになれないし、そのまま死ねば永遠の地獄に行く。罪は人間の努力や頑張りではどうにもならない。

イエス・キリストが十字架の上で死なれたのは、あなたの罪を背負って死なれたのだ。あなたは罪や病気を背負ったままで生きなくてもよい。イエス・キリストがあなたの身代わりになって死んでくださった。

「キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見いだされませんでした。ののしられても、ののしり返さず、苦しめられても、おどすことをせず、正しくさばかれるお方にお任せになりました。そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです」(Ⅰペテロ2章22~24節)

十字架に死なれ、墓に葬られたイエス・キリストはまことの神だったので、死に支配されず3日目に死人の中から復活され、今も生きている神であることを紹介した。

心を開いて、「イエス様。私の心にお入りください。信じます。アーメン」と言えば、イエス・キリストはあなたの心に来てくださる。「アーメン」とは「ほんとうです。真実です」という意味で、「本音です」ということだ。

本音で救いを信じれば、今日救われると語る時、多くの方々が心を開いて信じてくれた。

入院したのもこの方々に福音を語る目的があったのだと、心から神様がすべてのことを益にしてくださり、神のなさることはみなその時にかなって美しいことを確認した。

幸いにして、99年のクリスマス前に何の後遺症もなく、迎えに来てくれた家族とともに、なつかしい生駒に無事帰ることができた。

帰宅後の2日目が日曜日だったので、4カ所の愛する兄弟姉妹の前で、元気に礼拝メッセージを語ることができた。クリスチャンになって43年目のクリスマスプレゼントは、いやされた元気な身体だった。

帰宅してすぐ電話があった。「牧師先生、よかったですね!」当然、退院の喜びの声と思った。「病気になられてほんとうによかったですね!」とことばは続いた。「先生は悲しみの人でしたが、病を知りませんでした。でも倒れられて病を知って、ほんとうによかったと思います」

その声に励まされて聖書を開いた。「彼(イエス・キリスト)は、さげすまれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で病を知っていた」(イザヤ53章3節)とのことばが胸を打ち、涙した。

一人ひとりの悲しみを理解し、病を知ることの少なかった自分を知らされた。60歳になったら本物の牧師になれると信じて歩んできた。そして初めて自分の身体で病を知ることができた。病んでいる方々の気持ちを少しでも理解できるように祈った。(続く)

■天国から追い返された牧師:(1)(2)(3)(4)(5)(6)

◇

榮義之(さかえ・よしゆき):1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、3つの教会の主任牧師、エリム宣教会として国内外の宣教を支援するなど、幅広い宣教活動を展開している。

このコラムで紹介する小冊子『天国から追い返された牧師(三たび輝く命に生かされて・改訂版)』は、著者が2012年7月22日に脳内出血と交通事故で病院に搬送されてからの入院生活、1カ月後の完治体験を書き綴った、神の恵みを証しする書。1999年の左脳内出血発症から、奇跡的に何の後遺症もなく完治するまでの体験談も収録している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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