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愛による全面受容と心の癒やしへの道

愛による全面受容と心の癒やしへの道(51) 峯野龍弘牧師

2014年1月25日13時34分 コラムニスト : 峯野龍弘
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第4章 心病む子供たちの心の傷付くプロセスと諸症状
Ⅰ.世俗の価値観に支配されている両親や同居の親族からの非受容と抑圧
A.非受容、抑圧を与えてしまう理由は何か
②真の愛の本質に対する無理解

さて、以上述べて来たように真の愛の本質が何であるかを明白に把握するようになると、お互いは如何に自分がこの世俗社会の中にあって、真の愛とその本質から遥かにかけ離れた低いところに自らの愛の概念を設定してしまっていたかに気付かされます。

そこで従来お互いが描いて来た愛の概念は、以前にも申し上げましたように所詮それは「履き違えられた愛」に過ぎず、また「もどきの愛」(愛に似てはいるが、実は本当の愛ではないこと)、「つもりの愛」(愛しているつもりだが、少しも真の愛ではないこと)でしかないのです。

本物志向の純粋感性を持ったウルトラ良い子たちは、このような虚偽の愛を忌み嫌い、彼らの感性は決してこれらと馴染まず、真実な本物の純度の高いアガペーの愛に触れ、そのアガペーをもって受容されたいと心の深みから切願しているのです。彼らは決して親や他者の虚偽の愛で騙されることはありません。のみならず彼ら自身、真実な愛に出会わない限り、彼ら自身の心を決して安息させることができないからなのです。何と素晴らしいウルトラ感性なのでしょう!

Ⅱ.世俗的価値観に支配されている社会からの非受容と抑圧
―親類縁者、幼稚園、学校、職場、地域社会における世俗的価値観の強要と個性の否定―

さて次は、世俗的価値観によって支配されている社会からの非受容と抑圧です。子供は両親や家庭からの感化と共に、徐々に成長するに従って社会との接点を持ち始め、その中で様々な感化を受けながら成長して行くようになります。

ところがウルトラ良い子たちにとって困ったことには、両親や同居の親族の下においてすら彼らの有している強烈な世俗的価値観の支配と非受容によって、大きな抑圧やトラウマを心と身に受けるようになるのですから、ましておやほとんどすべての日常の営みが、まさに世俗的価値観によって支配されているこの世は、彼らウルトラ良い子たちにとっては、決して居心地の良いところではありません。

親類縁者との付き合いの中でも、近所の人々や子供たちとの日々のやり取りにしてみても、また幼稚園や学校に行ってみても、更には成長して職場や一般社会に出て行っても、この世はいずこも世俗的価値観が氾濫しています。

このような社会に対して何の免疫性も持ち合わせていない純粋かつ種々の鋭敏な感性をもつウルトラ良い子たちが、いきなりこの世俗的価値観という荒波にさらされる時、そこに大きな違和感と戸惑い、そして居心地の悪さと抑圧を感じないはずがありません。彼らは一早く、いわゆる世俗の荒波に呑み込まれ、翻弄され、溺れ始めてしまうのです。ウルトラ良い子たちは極めて世俗的価値観の荒波を乗り越えたり、世俗の価値観の海の中を泳ぎ回ることが不得手なのです。

ただ唯一彼らがこれらの荒波を越える事ができる道があるとしたなら、それは良き両親の下で生まれた時から成人する時まで、せめて高校時代位までは両親の「全き愛による全面受容」―これについては後で詳細に亘り説明するが―を受けて、免疫力いや波乗り術を習得しておく以外ではないのです。

しかし、悲しいかなその両親が「全き愛による全面受容」ができなかったばかりか、両親自体が強烈な世俗的価値観の持ち主であったりしようものなら、その下で育ったウルトラ良い子たちは、ほぼ全員「対人関係不全症候群」に陥るでしょう。彼らは既に家庭において極度の抑圧に遭遇し病み始めてしまっていたのに、更にこの世俗社会において決定的な抑圧に遭遇するからです。ここに彼らの人生の不幸にして悲しき旅路が始まるのです。(続く)

◇

峯野龍弘(みねの・たつひろ)

1939年横浜市に生れる。日本大学法学部、東京聖書学校卒業後、65年~68年日本基督教団桜ヶ丘教会で牧会、68年淀橋教会に就任、72年より同教会主任牧師をつとめて現在に至る。また、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会および同教会の各地ブランチ教会を司る主管牧師でもある。

この間、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン総裁(現名誉会長)、東京大聖書展実務委員長、日本福音同盟(JEA)理事長等を歴任。現在、日本ケズィック・コンベンション中央委員長、日本プロテスタント宣教150周年実行委員長などの任にある。名誉神学博士(米国アズベリー神学校、韓国トーチ・トリニティー神学大学)。

主な著書に、自伝「愛ひとすじに」(いのちのことば社)、「聖なる生涯を慕い求めて―ケズィックとその精神―」(教文館)、「真のキリスト者への道」(いのちのことば社)など。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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