「ですから、イスラエルのすべての人々は、このことをはっきりと知らなければなりません。すなわち、神が、今や主ともキリストともされたこのイエス様を、あなたがたは十字架につけたのです(使徒2・36)。」
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私達もそうです。キリストを十字架につけたのは、私達の罪なのです。罪がある限り、神様と正しい歩み方をすることができません。その解決の道は十字架しかありませんでした。その恵みの中に私たちは入っているのです。
「律法には、後に来るすばらしいものの影はあっても、その実物はないのですから、律法は、年ごとに絶えずささげられる同じいけにえによって神に近づいて来る人々を、完全にすることができないのです。もしそれができたのであったら、礼拝する人々は、一度きよめられた者として、もはや罪を意識しなかったはずであり、したがって、ささげ物をすることは、やんだはずです。ところがかえって、これらのささげ物によって、罪が年ごとに思い出されるのです。雄牛とやぎの血は、罪を除くことができません(ヘブル10・1~4)。」
旧約では罪が取り除かれないので、毎年いけにえを捧げなければなりませんでした。そこで神様とイエス様の語らいがなされました。
「ですから、キリストは、この世界に来て、こう言われるのです。「あなたは、いけにえやささげ物を望まないで、わたしのために、からだを造ってくださいました。 あなたは全焼のいけにえと罪のためのいけにえとで満足されませんでした。そこでわたしは言いました。『さあ、わたしは来ました。聖書のある巻に、わたしについてしるされているとおり、神よ、あなたのみこころを行なうために。』(ヘブル10・5~7)」
イエス様は神であられるご自身の地位を捨てて人間になられました。イエス様は私達の見本となって不自由な人間のからだとなってこの地に来られた目的は、「父なる神が全焼のいけにえには満足されなかったから、そのいけにえになるためにからだをもってこられた」ことにあります。イエス様が私達の身代わりとなられる決意をもって十字架に架かるためにこの世に来られたということです。イエス様が弱かったから十字架に架かるしかなかったのではありません。そうではなく、自ら進んで十字架に架かられたのです。この時サタンは「これで息子が死んだらこの世は俺のものだ。安泰だ。」と思ったのでしょうが、そうではなく、イエス様が罪の身代わりになることによって、私達が罪から解放されて行くというご計画があったわけです。
「すなわち、初めには、『あなたは、いけにえとささげ物、全焼のいけにえと罪のためのいけにえ(すなわち、律法に従ってささげられる、いろいろの物)を望まず、またそれらで満足されませんでした。』と言い、また、『さあ、わたしはあなたのみこころを行なうために来ました。』と言われたのです。後者が立てられるために、前者が廃止されるのです。このみこころに従って、イエス・キリストのからだが、ただ一度だけささげられたことにより、私たちは聖なるものとされているのです(ヘブル10・8~10)。」
旧約で神様の前に立てる人は大祭司だけであり、民は聖所にも入れませんでした。しかしイエス様が身代わりになることで、私たちは聖なるものとされ、幕の中に入っていくことができるようになったのです。 私達が王であり、祭司となる地位につくようになったのです(Ⅰペテロ2・9)。十字架によって私達は祭司に祈ってもらうのではなく、自分たちで直接祈ることができるようになりました。旧約では祭司に祈ってもらわなければなりませんでした。しかし今は私達のからだが聖なるものとなっているが故に、自分で祈ることができるようになりました。
「また、すべて祭司は毎日立って礼拝の務めをなし、同じいけにえをくり返しささげますが、それらは決して罪を除き去ることができません。しかし、キリストは、罪のために一つの永遠のいけにえをささげて後、神の右の座に着き、それからは、その敵がご自分の足台となるのを待っておられるのです(ヘブル10・11~13)。」
罪のないお方が、私達のために罪を贖われました。例えて言えば息子が1億円の借金を作ってしまい自殺しようとするときに、父が借金を払ってくれるようなものです。父親はそのお金を一生懸命貯めて、父親が身代わりに弁済することで息子を助けました。しかしイエス様はたかが1億円のためではなく、全人類の罪のために十字架に架かられたのです。
私は「罪を犯した」と自分を責めている人は十字架の意味を忘れています。イエス様がすべての罪を十字架で背負われたのです。イエス様が払って下さった事実を見るときに、自分を責めてはいけません。過去も現在も未来も罪を払ってくださったのです。イエス様が十字架に架かられたのは、あなたがどんな罪を犯しても天国に行けるためです。十字架刑ではそれだけのものを背負うことができたのです。
サタンが「お前は罪人だ」という声に負けてはいけません。「お父さんが1億円払っただろう、何で私が払う必要があるのだ」と言うが如く、「決して罪に定めないとローマ書8章1節に書かれてある。それがどうした!」と言い返してください。
罪の意識に苛まれる必要はありません。罪を犯しても一言もサタンに言われる筋合いではありません。なぜならイエス様が罪を払ってくださったから、「それがどうした!」と言い返すことができるのです。
サタンには一言も言われる必要はありませんが、神様の前には罪の事実を告白する必要があります。そのことによって罪は解かれるようになります。
世の罪を取り除く神の子羊(ヨハネ1・29)によって、あなたの罪は取り除かれているということです。この事実を知るとき、私達には感謝しかありません。
「キリストは人としての性質をもって現われ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われたのです(ピリピ2・8)。」
私達を救う事のできる痛みであることをイエス様は喜ばれたのです。
十字架によって何がなされたのでしょうか。
「いろいろな定めのために私たちに不利な、いや、私たちを責め立てている債務証書を無効にされたからです。神はこの証書を取りのけ、十字架に釘づけにされました(コロサイ2・14)。」
「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます(Ⅰヨハネ1:9)。」
あなたの中に罪の記憶があっても、神様はもうその罪について思い出しもされません。私たちを責め立てている債務証書は釘付けにされました。
「私たちを罪に定めようとする債務証書はイエス様の血潮による弁済によって、完全に無効となった」と宣言してみてください。イエス様が十字架に架かられたことで、私たちはもう責め立てられることがなくなったのです。
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徐起源(そう・きうぉん):
恵那レーマミニストリーの代表、ERM聖書学校学長、愛知県一宮市の超教派聖会「ワールド・リバイバル・カンファレンス」の理事・講師を務めるなど、その活動は多岐にわたる。同校本部の岐阜県恵那市に加え、京都、岡崎(愛知)、沖縄、立川(東京)など全国数カ所で聖書学校、聖会をおよそ月1回のペースで行っている。
インターネット聖書学校、通信聖書学校等も現在開講中。恵那クリスチャンセンター(岐阜県恵那市)牧師。恵那レーマミニストリー公式サイト。無牧の人の為に日曜日10:30から礼拝発信 ,著書「信仰の使い方をご存知ですか?(上)(下)」「あなたは神の義をいただいていることをご存知ですか?」
※画像は恵那レーマミニストリーのロゴ。
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